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新日本プロレス:Best of NJPW G1 Climax 2023 part.3の分析


名勝負 なし
好勝負 G1公式戦:オカダ・カズチカvs.ウィル・オスプレイ(7/27/23)

G1公式戦:海野翔太vs.辻陽太(8/1/23)

@G1公式戦:オカダ・カズチカvs.ウィル・オスプレイ(7/27/23)
 黄金カード。
 一つ一つの強度がやはり違いますね。

 オスプレイの強烈なチョップから本人も意識していることが伝わってきます。

 前半から手に汗握るやり取り。
 重めに見せながらちゃんとその後にも繋がっていきます。

 いつもが凄すぎるのでそれと比べると終盤は少し抑えめにも思えて、
 それで伸びが若干量抑えられた気がするけれども
 本G1の中でも屈指の出来の試合であることは確かです。

 文句なしに好勝負。

AG1公式戦:海野翔太vs.辻陽太(8/1/23)
 RevProでそれぞれ海外修行した対決。
 海野がゴングが鳴るなり奇襲をかけますが、
 海野も押し切られず対抗。

 令和三銃士対決として
 いつもより等身大でぶつかり合っていますね。

 海野が技を受けるときとか動きが止まっている時の見せ方が物足りなかったりと
 等身大故の欠点も出ていますが、
 それ以上に良さも出て清々しいぶつけ合いとなっています。

 2人ならではの攻防は息が合っていて形も良し。
 最後は感情ものっていて素晴らしく、
 このカードを是非これからの数え歌にしていって欲しいですね。

 ぎりぎり好勝負。

BG1公式戦:ヘナーレvs.石井智宏(8/2/23)
 期待通りの打撃戦。

 ヘナーレが感情を発露しながらギア・アップ。
 石井も打撃中心に各シーンまとめます。

 後はシーン間の繋ぎですが、
 そこが少し改善の余地はあったかな、と
 鷹木vs.ヘナーレなんかと比べると思いますね。

 好勝負に届かずも中々良い試合。

CG1公式戦:内藤哲也vs.ザック・セイバーJr.(8/2/23)
 それぞれ仕掛け、相手の意図に乗らず翻弄し合います。

 内藤に先手を取られつつもセイバーが腕攻めで逆転。
 それぞれの典型でありつつちゃんと相手と向き合って
 流さずに鬩ぎ合いました。

 それぞれの狙い、道筋が明確になった後で
 ちょっとしたスパイスが後一つ欲しい所でしたが、
 内藤が体に負担をかけ過ぎられず最後伸び切らなかった。

 好勝負に少し届かず。

DG1公式戦:ゲイブ・キッドvs.辻陽太(8/5/23)
 ゲイブが入場中の辻を襲撃するも
 それはまさかの影武者。

 思わぬ演出に驚きつつ、
 ブック関係なしの攻防も良好です。

 明確なヒール相手に辻もいつもと微妙にスタンスを変えて応対していたのも良かった。

 好勝負に少し届かず。

 (執筆日:8/?/23)