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新日本プロレス:Best of NJPW August 2022 part.2の分析


名勝負 なし
好勝負 G1公式戦:内藤哲也vs.KENTA(8/9/22)

G1公式戦:棚橋弘至vs.後藤洋央紀(8/10/22)

G1公式戦:ウィル・オスプレイvs.YOSHI-HASHI(8/13/22)

@G1公式戦:内藤哲也vs.KENTA(8/9/22)
 KENTAが焦らしますが、
 内藤も曲者フェイスなので、
 こちらもペースを狂わせにかかります。

 曲者同士の鬩ぎ合いは面白いですね。
 
 主導権を握った後もKENTAターン・バックルを外して金具攻撃へ。
 単なるネタではなく上手く試合運びに絡ませていますね。

 内藤も反撃を冷静に導きました。

 呼吸のあった状態で後半もギア・アップ。
 2人だけの対決を楽しみつつ、
 それを観客にもしっかり伝えた攻防です。

 ここまで手が合うとは思わなかったですね。

 ぎりぎり好勝負。

AG1公式戦:オカダ・カズチカvs.トム・ロウラー(8/10/22)
 ロウラーがグラウンド・テクを披露。
 後半は腕攻めで追い込み印象に残るファイトでしたね。

 G1は好レスラー揃いで順番待ちしているような状態とはいえ
 STRONGでのロウラーの活躍を考えると
 もっともっと引き出して欲しいという気もしますね。

 オカダは腕の痛みでレインメーカーを出せない形にして
 その攻めに対して一定の配慮を利かせつつも
 ベースのクオリティ作りはいつもの構築論に依拠していました。

 よりアクションとしての切れ味を増すか、
 もしくはリアルさ捨てて割り切るならもっと攻防に変化を持たせたかったですね。。

 好勝負に届かずも中々良い試合。

BG1公式戦:棚橋弘至vs.後藤洋央紀(8/10/22)
 オーソドックスな出だし。
 棚橋の逆上がりを後藤が防止。

 それぞれ相手のこと分かっているので
 変に溜めずにポンポンとカードを切っていきます。

 テンポ・コントロールが抜群で、
 今回の第一優先のそのために
 自分の攻めを上手く抑え、ダメージ表現で動きを上手く止めました。
 繊細なちょっとした見せ場でぐっと惹きつけましたね。

 緩急自由自在で棚橋vs.後藤の数え歌を再構築しました。
 数え歌末期の中で過去に依存せず、
 こういう内容に仕上げるとは予想だにしなかった。

 文句なしに好勝負。

CG1公式戦:ウィル・オスプレイvs.YOSHI-HASHI(8/13/22)
 相手の出方を探る状態からのスタートでも
 オスプレイはトップ・スピードが桁違いなので
 自在に攻防を締めてクオリティを確定させることが出来ます。

 ヨシも痛めている肩を攻められる展開の中で
 得意のダウン・モードに入っていきます。

 後半からはどう組み合わせるべきか見えていて安定感ありましたね。
 
 終盤の手を繋いでのハードな打ち込み合いも見応えがあり、
 そこからのクライマックスは他と一線を画す内容で、
 このカードのポテンシャルが想定以上であることを見せつけました。

 ぎりぎり好勝負。

DG1公式戦:棚橋弘至vs.KENTA(8/14/22)
 KENTAが椅子を使って不意を突き、
 棚橋も凌いで執拗なヘッド・ロック。
 そらぞれ字面になる展開を仕掛け合いますね。

 KENTAは常に意図を持って動き、
 棚橋も不格好さの格好よさを知って魅せています。

 レフェリー誤爆は不慣れでわざとらし過ぎますが、
 そこから見せ場を畳み掛けてテーブルまでサービス。
 平手打ち合戦までしてアメプロ・ベースにハード・ファイト・エッセンスを加えた
 2人の世界観を追求できていましたね。

 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:8/?/22)

 

注目試合の詳細

なし

試合結果

@G1公式戦:内藤哲也vs.KENTA(8/9/22)
AG1公式戦:オカダ・カズチカvs.トム・ロウラー(8/10/22)
BG1公式戦:棚橋弘至vs.後藤洋央紀(8/10/22)
CG1公式戦:ウィル・オスプレイvs.YOSHI-HASHI(8/13/22)
DG1公式戦:棚橋弘至vs.KENTA(8/14/22)