新日本プロレス:Best of NJPW May 2022 part.3(Best of the Super Junior)の分析
名勝負 | BotSJ公式戦:エル・ファンタズモvs.ロビー・イーグルス(5/26/22) |
好勝負 | BotSJ公式戦:ロビー・イーグルスvs.エル・デスペラード(5/29/31) |
@BotSJ公式戦:石森太二vs.エース・オースチン(5/26/22)
場外、エプロンを多用しつつも
ムーブ・ラッシュではなく
攻防を綺麗に作っていますね。
それは石森が腕攻めを加えたり終盤に移行しても変わらずで
エース勝利という波乱がありましたが、
普通にこのカードは王座戦で改めて見たいと思わせるくらい安定していました。
中々良い試合。
ABotSJ公式戦:エル・ファンタズモvs.ロビー・イーグルス(5/26/22)
Jr.のムーブを推したくなる中で硬軟織り交ぜて
程よく弛緩させるファンタズモのテクニック。
また、これはデスペラードも分かってましたが、
コロナ禍で拍手になって観客が悪気なくテンポに口出す中で
安易に流れず自分でコントロールした試合運びは素晴らしかった。
それぞれの部位攻めも良好で
攻めはハイ・フライと程よく混ざり、
受けてはそのダメージを攻守両面で表現しています。
そしてコンパクトな試合が続き
セミもまとめ方がやや不完全燃焼の中、
20分超えメインとして試合のサイコロジーのまとめ方、
クライマックスの重ねといい見事でした。
ロビーがメイン初勝利に向けて
それに値するパフォーマンスを見せました。
両者のマスターピースの一つが生まれました。
ぎりぎり名勝負。
BBotSJ公式戦:ロビー・イーグルスvs.エル・デスペラード(5/29/31)
跨いでロープに相手の腕を絡ませる変則手の一方で、
単純に高度のあるアーム・ドラッグを見せたり、
お互い見せ方こそ違えど乗せ上手ですね。
お互いが提案して試合を高め合っていきます。
デスペラードがドラスクから脚攻め。
ロビーは脚を引きずって被虐心を煽りながら
ポイントでは気持ちのこもった全力ムーブ。
このバランス感ある表現が良いですね。
また攻防を連鎖させる中で意図的にぎこちないリズムに変えているのも素晴らしい。
背後から足へのスライディングエルボーに一回転受けしたのも凄く、
ロビーがまたもメイン・イベントで最高の内容を残しました。
文句なしに好勝負。
CBotSJ公式戦:エル・デスペラードvs.エル・ファンタスモ(5/31/22)
のらりくらりアクション始めず心理戦を仕掛け合います。
このカードならではの独特の始め方ですね。
場外の攻防からデスペラードの脚攻め。
印象的な絵は十分量あるのですが、
スポット以上の交流がもっと欲しいですね。
ファンタスモがスポット以外のパフォーマンスに物足りなさがありましたが、
デスペラードが遠いことからコーナー上から飛び降り足の痛みで止まるシーンから
ファンタスモが見せ方に本気で取り組み始めギアが上がりましたね。
欲を言えばもう少し早い段階で切り替わっていれば。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:5/?/22)
注目試合の詳細
なし試合結果
@BotSJ公式戦:石森太二vs.エース・オースチン(5/26/22)ABotSJ公式戦:エル・ファンタズモvs.ロビー・イーグルス(5/26/22)
BBotSJ公式戦:ロビー・イーグルスvs.エル・デスペラード(5/29/31)
CBotSJ公式戦:エル・デスペラードvs.エル・ファンタスモ(5/31/22)