新日本プロレス:Best of NJPW March 2022 part.3の分析
名勝負 | NJC準決勝:ザック・セイバーJr. vs.鷹木信悟(3/26/22) |
好勝負 | NJC準決勝:内藤哲也vs.オカダ・カズチカ(3/26/22) NJC決勝:内藤哲也vs.ザック・セイバーJr.(3/27/22) |
@NJC準決勝:ザック・セイバーJr. vs.鷹木信悟(3/26/22)
組みついたと思ったらサブミッションをかけており、
ドラスクを食らったと思ったら空振りさせネック・スクリュー。
オスプレイ戦でも見せたセイバーのゼロ線サブミッション・スタイルが火を噴いており、
パワフルな鷹木を劣勢に追い込むに足る説得力です。
セイバーのスタイルが支配的な中で
鷹木は俊敏さについていって鋭く切り返しを織り込み、
また間を上手く空けてのっかるだけではない所を見せています。
終盤も売れ線のニア・フォール合戦はなく、
準決勝だからとセイバーの価値を上げることを優先された印象ですが、
ニア・フォール合戦がなくても同じくらい面白い
攻防の帰結を見せてくれました。
セイバーの覚醒が止まらないですね。
ぎりぎり名勝負。
ANJC準決勝:内藤哲也vs.オカダ・カズチカ(3/26/22)
先の試合とは違って伝統的なレスリングから。
オカダが構築のポイントで楔を打つ時の恍惚とした間は相変わらず素晴らしく、
内藤も攻め手を散らしつつも内藤らしさで一貫させています。
定番技で安心感をもたらしつつも
細かなアクションに余韻をつけているので、
まったりといつまでも見ていられる上質なアクションでした。
最後は内藤が丸め込みで〆。
単純にこの試合としても印象的ですが、
翌日セイバーと決勝を迎える上で
このフィニッシュというのがまた期待感を掻き立てますね。
ぎりぎり好勝負。
BNJC決勝:内藤哲也vs.ザック・セイバーJr.(3/27/22)
内藤がセイバーの粘着的なやり取りに踏み込みつつ
しっかり自分のアピールにも結びつける所は流石です。
セイバーは膝狙いで、
内藤の定型の流れをここぞで止めて攻防を演出していますね。
セイバーが感情的な勢いにのった打撃を放ち、
内藤も偏執的な打撃の連打を見せて15分経過。
ここから終盤に突入していきます。
セイバーがvs.オスプレイ、vs.鷹木で見せたものは控えめで
ニア・フォールの売れ線に寄っています。
一方でその物量は最近の30分、40分の激闘とは違って
適正量に抑えられているので物足りなさもありますが、
組み合わせの妙は堪能出来て良質なパフォーマンスでした。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:3/?/22)
注目試合の詳細
なし試合結果
@NJC準決勝:ザック・セイバーJr. vs.鷹木信悟(3/26/22)ANJC準決勝:内藤哲也vs.オカダ・カズチカ(3/26/22)
BNJC決勝:内藤哲也vs.ザック・セイバーJr.(優勝)(3/27/22)