新日本プロレス:Best of NJPW Feburary 2022の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | US王座戦:棚橋弘至(ch)vs.SANADA(2/19/22) IWGP世界ヘビー級王座戦:オカダ・カズチカ(ch)vs.内藤哲也(2/20/22) |
@棚橋弘至、オカダ・カズチカvs.内藤哲也、SANADA(2/13/22)
内藤が緩急作り。
ただその変化は大きなウネリにつながらず。
棚橋も短期的には作りつつ長期には繋がっていきません。
オカダもそのダメージ表現は王座戦で見せる深みのあるそれには敵いません。
SANADAもポイントの華に留まって、
4人それぞれ一定のパフォーマンスに留まって、ただ30分越え。
カードとしては必然性があるのでしょうが、
内容的には必然性のない30分越え。
新日のタッグ構造の弱さは中々簡単には変わりませんね。
平均的な良試合。
AUS王座戦:棚橋弘至(ch)vs.SANADA(2/19/22)
棚橋は力学としては弱くともプロレスの形にすることで
アスリートとして油がのっているSANADAと対抗。
SANADAもチェーンを増やして棚橋をアシストしていますね。
観客の思い描く予定調和を活かしながら
予定通りに動く心地よさと予定を裏切るカウンターを
良いバランスで織り交ぜていきました。
SANADAがアクションを抑えて
それぞれが相手を置いてけぼりにならないように輝き合いましたね。
攻防で一進一退して引っ張りつつも
終盤はそこから気持ちを前に出すエルボーの打ち合いで切り替え、
また見せ方変えることに成功させました。
素晴らしい試合でした。
ぎりぎり好勝負。
BIWGP世界ヘビー級王座戦:オカダ・カズチカ(ch)vs.内藤哲也(2/20/22)
出だしはアクション小さいものの
ディティールに焦点を寄せてることが出来ています。
内藤が場をコントロールしつつ攻防を作る領域に
オカダがかなり踏み込むことで内藤のその能力が際立ち、
これまで以上に深いレベルでの化学反応が生まれています。
内藤が主導権を握れば脚攻め絡めて攻め立てます。
オカダはしっかりダメージ表現して、
特にエプロンDDTを決めた後の
じっと動かず溜める間はまさにオカダの真骨頂と言えましたね。
華々しくではなくじわりと面白さが浸透する見せ方の試合です。
1.4ではない中でのビッグマッチ感がありますね。
終盤はオカダの表現的な間と内藤の鋭い緩急でダメージ感じさせつつ
思うがままにリセットかけています。
ぎゅっと濃厚にまとめた鬩ぎ合い。
上記の通りエピック・マッチの建てつけではないので、
数え歌の中では埋もれるかもしれませんが、素晴らしい試合でしたよ。
文句なしに好勝負。
(執筆日:2/?/22)
注目試合の詳細
なし試合結果
@棚橋弘至、オカダ・カズチカvs.内藤哲也、SANADA(2/13/22)AUS王座戦:棚橋弘至(ch)vs.SANADA(新チャンピオン!)(2/19/22)
BIWGP世界ヘビー級王座戦:オカダ・カズチカ(ch)vs.内藤哲也(2/20/22)