新日本プロレス:Wrestle Kingdom 16 in 東京ドーム Day Two 1/5/22の分析
名勝負 | IWGP世界ヘビー級王座戦:オカダ・カズチカ(ch)vs.ウィル・オスプレイ |
好勝負 | US王座戦、ノーDQ:KENTA(ch)vs.棚橋弘至 |
@Jr.タッグ王座戦:タイガー・マスク、ロビー・イーグルス(ch)vs.ロッキー・ロメロ、田口隆祐vs.エル・ファンタスモ、石森太二
Aスターライト・キッド、岩谷麻優vs.上谷沙弥、中野たむ
BKOPW王座戦:矢野通vs.CIMAvs.チェース・オーウェンスvs.鈴木みのる
CNEVER無差別級6人タッグ王座戦:SHO、高橋裕二郎、EVIL(ch)vs.YOH、YOSHI-HASHI、後藤洋央紀
DSANADA vs.グレートOカーン
E内藤哲也vs.ジェフ・コブ
FUS王座戦、ノーDQ:KENTA(ch)vs.棚橋弘至
冒頭から竹刀チャンバラ。
今の新日は凶器もある程度混ぜるようになりましたが、
その類のものではなく本質の違うアメプロ・テイストで。
TNAに一時参戦した棚橋とWWEに所属していたKENTAの2人だからこその方向性ですね。
KENTAの凶器を使いこなす仕草、間は素晴らしい。
棚橋は一方で凶器を使いつつも表現は淡白。
ただこれは意図的な見せ方ですね。
変に慣れないことで無理せず、
控えることで対比を利かせたのは上手かった。
ブサイクへの膝蹴りにアタッシュ・ケースを加えたり
意欲的なハードコア・スポットが色々出て来て最後は特大ラダーまで。
そこまで徹底してやってくれるかという良い裏切りでしたね。
ぎりぎり好勝負。
GIWGP世界ヘビー級王座戦:オカダ・カズチカ(ch)vs.ウィル・オスプレイ
張り詰めた雰囲気がたまらないですね。
オスプレイはオカダに依存しないスケール感を持っているので、
オカダも安心して目の前のアクションを最大化することに集中できます。
場を制しすぎないのに個のタッチを両者が加えて
細かなところまで作りこまれた攻防になっていました。
バック・ブリーカー時にスピンさせることすら
単発ネタでなくシチュエーションに合っています。
名もなき耐えて打撃を入れてみたいな谷の攻防が極めて有効に機能しています。
平面的に終盤に近づくというより立体的に広がりを見せる攻防。
オスプレイのカチッと当て込むシークエンスと
オカダの陰影をはっきりつけない疲労感の後引きが素晴らしい結びつきを見せていましたね。
前日に続き、過剰感はありましたが、最終的にはまとめきっています。
期待通りのエピック・マッチでMOTY候補。
文句なしに名勝負です。
Rating:★★★★☆
(執筆日:1/?/22)
注目試合の詳細
なし試合結果
@Jr.タッグ王座戦:タイガー・マスク、ロビー・イーグルス(ch)vs.ロッキー・ロメロ、田口隆祐vs.エル・ファンタスモ、石森太二Aスターライト・キッド、岩谷麻優vs.上谷沙弥、中野たむ
BKOPW王座戦:矢野通vs.CIMAvs.チェース・オーウェンスvs.鈴木みのる(新チャンピオン!)
CNEVER無差別級6人タッグ王座戦:SHO、高橋裕二郎、EVIL(ch)vs.YOH、YOSHI-HASHI、後藤洋央紀
DSANADA vs.グレートOカーン
E内藤哲也vs.ジェフ・コブ
FUS王座戦、ノーDQ:KENTA(ch)vs.棚橋弘至(新チャンピオン!)
GIWGP世界ヘビー級王座戦:オカダ・カズチカ(ch)vs.ウィル・オスプレイ