新日本プロレス:Wrestle Kingdom 16 in 東京ドーム Day One 1/4/22の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | IWGP世界ヘビー級王座戦:鷹木信悟(ch)vs.オカダ・カズチカ |
⓪KOPW王座#1コンテンダーズ・ランブル・マッチ(勝者:チェイス・オーウェンス、鈴木みのる、CIMA、矢野通)
①YOH vs.SHO
②ロッキー・ロメロ、田口隆祐、棚橋弘至vs.エル・ファンタスモ、石森太二、KENTA(DQ)右
③BUSHI、SANADA、内藤哲也vs.ウィル・オスプレイ、グレートOカーン、ジェフ・コブ右
④柴田勝頼vs.成田蓮
⑤NEVER無差別級王座戦:石井智宏(ch)vs.EVIL(新チャンピオン!)
⑥タッグ王座戦:ザック・セイバーJr.、タイチ(ch)vs.YOSHI-HASHI、後藤洋央紀(新チャンピオン!)
⑦Jr.ヘビー級王座戦:エル・デスペラード(ch)vs.高橋ヒロム
激しくチョップ合戦。
そのテンションから打ち合いに転じます。
テンポ任せでダメージ・キャンセルしていて、
切り返し方、出だしの入り方でキャンセルしている訳ではないので、
表現手法というよりアスリートとしての暴走ですね。良くも悪くも。
緩急をつける為の止めるシーンがガス切れに見えてしまいます。
ライバルとして一歩も引かない打ち合い自体は高品質。
両者自分のスタイルでぶつかり合いつつ
ヒロムが押さえ込みにいったりと相手の領域にも踏み込んで、更に高めていきました。
好勝負に少し届かず。
⑧IWGP世界ヘビー級王座戦:鷹木信悟(ch)vs.オカダ・カズチカ
オーソドックスなレスリングで、
定型の安心感、良さを提供しつつ軽い変化を与えるオカダ。
鷹木は控えめな出だしでしたが、場外DDTを食らうとすかさず場外ブレーン・バスターでやり返し。
武闘派として眩しいばかりの陽のエネルギーを放出しますね。
オカダの疲弊感ある表現は素晴らしいですが
絵を作るポイントでも崩れ気味で半分はリアルでしょうか。
絵を作る部分はメリハリでここまで崩さなくても良かった。
本格的にせめぎ合う中で質感が上がっていきますが、
単に上げるだけでなくコブラ・クラッチをめぐる攻防で
焦点をずらしたりと有機的で大変上手く進んでいます。
技の攻防から2人の個のせめぎ合いにスポットを当て直して、
ぐっと引き締めたのも素晴らしかった。
鷹木のレイン・メーカー・パクリからオカダもヒート・アップ。
それぞれのシーンにその熱量に見合う質量の技をぶつけ合い、
それがまた多段階で引き上げられていきます。
オカダのダメージ表現に鷹木の全力ムーブ。
少し紆余曲折ありつつ最終ベクトルをかっちり合わせて来ました。
ただクライマックスが冗長で
再び表現の幅を最後は狭めてしまった印象はありました。
ぎりぎり好勝負。
Rating:★★☆☆☆
(執筆日:1/?/22)
注目試合の詳細
なし試合結果
⓪KOPW王座#1コンテンダーズ・ランブル・マッチ(勝者:チェイス・オーウェンス、鈴木みのる、CIMA、矢野通)①YOH vs.SHO
②ロッキー・ロメロ、田口隆祐、棚橋弘至vs.エル・ファンタスモ、石森太二、KENTA(DQ)右
③BUSHI、SANADA、内藤哲也vs.ウィル・オスプレイ、グレートOカーン、ジェフ・コブ右
④柴田勝頼vs.成田蓮
⑤NEVER無差別級王座戦:石井智宏(ch)vs.EVIL(新チャンピオン!)
⑥タッグ王座戦:ザック・セイバーJr.、タイチ(ch)vs.YOSHI-HASHI、後藤洋央紀(新チャンピオン!)
⑦Jr.ヘビー級王座戦:エル・デスペラード(ch)vs.高橋ヒロム
⑧IWGP世界ヘビー級王座戦:鷹木信悟(ch)vs.オカダ・カズチカ(新チャンピオン!)