新日本プロレス:Best of G-1 2020 part.4の分析
名勝負 | G1公式戦:鷹木信悟vs.飯伏幸太(10/7/20) G1公式戦:飯伏幸太vs.鈴木みのる(10/10/20) |
好勝負 | G1公式戦:鈴木みのるvs.ウィル・オスプレイ(10/7/20) |
@G1公式戦:鈴木みのるvs.ウィル・オスプレイ(10/7/20)
切り返し合いのレベルはみのるが対応できるように落としていますが、
ヘビー級転向により打撃に対してある程度耐えても不自然でなくなりましたからね。
それを利用して反撃前の細かなディティールを付け加えています。
オスプレイ守勢の中でハード・ヒット、腕の痛みを絡めた攻防を見せました。
みのるの徹底ぶりが際立つように構成されており、
必殺技による一発逆転が光り輝く素晴らしい世界観でした。
ぎりぎり好勝負。
AG1公式戦:鷹木信悟vs.飯伏幸太(10/7/20)
最初の入りこそ変哲ないものの
後半の為の布石をしっかりバラまきます。
鷹木のパワフルさといぶしの受け身が融合して物凄い絵が生まれますが、
それが単発で終わらず打ち合うので軽々限界突破。
両膝をついて頭突きにエルボー。
そのハードさはハード・ヒットと
他と同じ一括りにできないレベルです。
後半の激戦っぷりは異常ですが、
飯伏の巧みなダメージ表現が、
食傷感を無くしているのもポイント高い。
文句なしに名勝負。
BG1公式戦:ジュース・ロビンソンvs.内藤哲也(10/8/20)
ジュースが攻防を始める前からアピールを多用。
地方大会(岡山)ならではの良い雰囲気が出来ていますね
お互い自分の良さを出しつつも
淀みなくスムーズに試合を進めます。
それぞれの攻めのリズムがよく
綺麗にお互いを立てています。
ニア・フォールに入っても安定感は落ちなかった。
好勝負に届かずも中々良い試合。
CG1公式戦:棚橋弘至vs.後藤洋央紀(10/11/20)
棚橋が鉄板の脚攻め。
攻防は決して高度ではないが
それぞれ脚の痛みを丁寧に表現として加えていて
年齢を重ねた今だからこその数え歌といえるでしょう。
不器用に攻防が止まっても
個性に基づいた攻防の積み重ねで案外に良くなっていく。
もう少し試合時間が長ければ好勝負も狙えたかも。
好勝負に少し届かず。
DG1公式戦:タイチvs.鷹木信悟(10/13/20)
攻守切替からは理解が見えますが、
タイチのヒール・ワークをもう少し変えると
もっと深堀できたでしょうね。
チョークがいまいち効果的ではなかった。
後半はガツガツとした攻め合い。
見応えのある攻防でショーをスティールしました。
好勝負に少し届かず。
EG1公式戦:飯伏幸太vs.鈴木みのる(10/10/20)
シュート系の、間合いという概念のある打撃の牽制し合い。
グラウンドもその世界観の中で緊張感があります。
みのるがハード・パンチャーで
タフ・アーマーの設定を施して最高に輝いています。
みのるのエルボーに飯伏が人形のように崩れ落ちたのは
年間最高受け身候補の名シーン。
意図的にこんな動きができるとは驚嘆です。
張り手合戦からみのるのサブミッション連打。
攻防の中にこれまでの投打種のバランスが反映されていて
最後のフィニッシュまで世界観が統一されていました。
お見事。
ぎりぎり名勝負。
(執筆日:10/?/20)
注目試合の詳細
なし試合結果
@G1公式戦:鈴木みのるvs.ウィル・オスプレイ(10/7/20)AG1公式戦:鷹木信悟vs.飯伏幸太(10/7/20)
BG1公式戦:ジュース・ロビンソンvs.内藤哲也(10/8/20)
CG1公式戦:棚橋弘至vs.後藤洋央紀(10/11/20)
DG1公式戦:タイチvs.鷹木信悟(10/13/20)
EG1公式戦:飯伏幸太vs.鈴木みのる(10/10/20)