新日本プロレス:Best of BOTSJ 2020 part.1の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | BotSJ公式戦:高橋ヒロムvs.石森太二(11/15/20) BotSJ公式戦:高橋ヒロムvs.エル・デスペラード(11/18/20) BotSJ公式戦:石森太二vs.ロビー・イーグルス(11/25/20) |
@BotSJ公式戦:高橋ヒロムvs.石森太二(11/15/20)
スピーディ感よく一進一退。
石森の鋭いキャンセル・ムーブが光りますね。
お互い張り合う中でそれぞれカウンターが冴えているので
形骸化させずに興味を引き続けることができています。
石森が首攻めを押し進めるエプロンでのパイル・ドライバー。
しかし次の手でヒロムが場外ムーンサルトを受け止めスラム、と
律儀にすぐ一進一退に当て込む結果小さくまとまっているところも否めない。
高クオリティでトーナメントを良い形で幕開けさせました。
ぎりぎり好勝負。
ABotSJ公式戦:高橋ヒロムvs.エル・デスペラード(11/18/20)
デスペラードのマウント・パンチ。
すり抜けようとしたヒロムの動きに対し、
ポジションを取り続ける動きが素晴らしかったですね。
そういう見せ場の一方で、
フェイス/ヒールの伝統的見せ方もあります。
新応援様式に適用させた素晴らしい試合運びでしたね。
デスペラードの脚狙いも良い塩梅で織り込まれていました。
エンタメ要素に手を出しつつそれで他が疎かになることなく
有機的に全体が結びついている素晴らしい試合でした。
ぎりぎり好勝負。
BBotSJ公式戦:ロビー・イーグルスvs.SHO(11/20/20)
そらぞれ手と足狙いで布石を置いていきます。
中盤はロビーが一歩踏み込んで積極的に工夫をこらしていましたね。
それでも試合運びのベースラインは安定していて素晴らしかった。
SHOは受け手に回る形でしたが、
ここまで受け続けるなら表現性をもう一歩踏み込みたかったですね。
見応えのある試合でしたが、まだ化学反応の余地はありました。
好勝負に届かずも中々良い試合。
CBotSJ公式戦:高橋ヒロムvs.BUSHI(11/20/20)
それぞれ決まらないと見るやダイブをキャンセルしてアピール。
フックをかけないように見えて
細かくフォール前後の間を調整したりBUSHIの良さが光りますね。
ヒロムがいつもより苦しい形であることを表現するために
強引な主導権の握り方を見せたのは効果的。
ゆったりとそれぞれ大技を効果的に。
ただ他の激戦と比べると一歩関係性が強固に固まり切っていないのは感情の伝導度が弱いからか。
大技を多段階にしたりして終盤の攻防量は多いがギアが入るようで入らず。
中々良い試合。
DBotSJ公式戦:石森太二vs.ロビー・イーグルス(11/25/20)
それぞれシークエンスが見応えあり、且つ使いどころが的確。
特にロビーは分かりやすい応援対象であり、
尚且つ始動の妙が利いているので、大きな流れを生むことができています。
石森の攻め比率が多くても
ロビーの苦しい表情、仕草によりドラマが伝わってくる。
外国人という壁を超えて伝わってくるのは素晴らしかった。
終盤になっても攻防の安定感は変わらず、やりきりました。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:12/?/20)
注目試合の詳細
なし試合結果
@BotSJ公式戦:高橋ヒロムvs.石森太二(11/15/20)ABotSJ公式戦:高橋ヒロムvs.エル・デスペラード(11/18/20)
BBotSJ公式戦:ロビー・イーグルスvs.SHO(11/20/20)
CBotSJ公式戦:高橋ヒロムvs.BUSHI(11/20/20)
DBotSJ公式戦:石森太二vs.ロビー・イーグルス(11/25/20)