TOP日本のプロレス新日本プロレス 10年代の大会 → 新日本プロレス:Best of NJPW 2019 March

新日本プロレス:Best of NJPW 2019 Marchの分析


名勝負 ジェイ・ホワイトvs.ウィル・オスプレイ(3/6/19)
好勝負 Jr.ヘビー級タッグ王座戦:BUSI、鷹木信悟(ch)vs.六本木3K(SHO、YOH)(3/6/19)

Jr.ヘビー級王座戦:石森太二(ch)vs.獣神サンダー・ライガー(3/6/19)

@Jr.ヘビー級タッグ王座戦:BUSI、鷹木信悟(ch)vs.六本木3K(SHO、YOH)(3/6/19)
 六本木3Kは積極的に控えが介入。
 ベテラン勢に気後れせず意欲を示すことができています。
 これは応援しがいがありますね。
 YOHのスケールを意識したアピールも特筆に価する。
 鷹木、BUSHIもベテランとしてしっかり強さを誇示。
 対抗戦の雰囲気も加わって素晴らしい試合となりました。
 ぎりぎり好勝負。

AJr.ヘビー級王座戦:石森太二(ch)vs.獣神サンダー・ライガー(3/6/19)
 一線から退いて久しいライガー。
 場つなぎの挑戦感は否めませんが、
 しっかりと試合として仕立てましたね。
 まずは石森が柵を使ってライガーを痛めつけ、
 ライガーへの応援を引き出すシチュエーションのお膳立て。
 ライガーも定番アトミコだけでなく
 花道でのブレーン・バスターも見せ応えます。
 ライガーがポイントを押さえたスポットを見せる中で
 石森がしっかりと受け止めた上で現役としての力も見せ付ける。
 上手く相乗効果になっていましたね。
 ぎりぎり好勝負。

Bジェイ・ホワイトvs.ウィル・オスプレイ(3/6/19)
 ホワイトが格好良いヒール・キャラを貫徹。
 挑発的な仕草、チョップによるリズム付けも良い。
 対するオスプレイも肝心の身体能力に対して
 抑制を利かせつつ演舞を成立させ、
 変調の仕掛けで引っ掛かりを作っていく。

 ホワイトが柵からのフライをかわしすとバック・ドロップ。
 回転させて鉄柱にわき腹から投げつけると腹攻め。
 腹攻めの一つ一つがインパクトあり、
 まだ中盤ながら凄く重く染み渡っていきます。

 ダイブから反撃のオスプレイ。
 腹の痛みを上手く抱えながら攻めていますね。
 セルをする=動きを崩す方向になるので
 格好良さという点では落とす傾向にありますが、
 それすらも両立できているのは驚異的。
 
 終盤はハードな攻防。
 外道の介入といったエンタメ要素から
 腹攻めの伏線を活かした深い見せ方まで、
 オールラウンドにベストを追求していきました。
 IWGP王者vs.jr.ヘビー級王者という
 このイベントはその豪華なマッチアップの割りに
 ディビジョン差が試合の足枷になるのが常でしたが、
 この試合はそういうところがなく、最高の試合でした。
 文句なしに名勝負。
  (執筆日:3/?/19)

 

注目試合の詳細

なし

試合結果

@Jr.ヘビー級タッグ王座戦:BUSI、鷹木信悟(ch)vs.六本木3K(SHO、YOH)(新チャンピオン!)(3/6/19)
AJr.ヘビー級王座戦:石森太二(ch)vs.獣神サンダー・ライガー(3/6/19)
Bジェイ・ホワイトvs.ウィル・オスプレイ(3/6/19)