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新日本プロレス:Best of NJPW 2019 Feburaryの分析


名勝負 なし
好勝負 棚橋弘至、オカダ・カズチカvs.バッド・ラック・ファレ、ジェイ・ホワイト(2/2/19)

@EVIL vs.ザック・セイバーJr.(2/2/19)
 演舞終わったかと思いきや即座に繋げたりと
 気持ちを受け止めてくれるだろうという信頼で+1。
 この2人だから生まれている攻防の動きです。
 セイバーの部位攻めにEVILも適切なセル。
 技一つ一つ会場をのせていく丁寧な見せ方で
 場外や花道のスポットも混ぜてギア・アップ。
 攻守自在に織り交ぜられるからこそ
 スポットの位置付けがやや弱くなっていて構築は改善の余地あり。
 終盤はセイバーのクイックも利いていて盛り上がりました。
 好勝負に少し届かず。

A棚橋弘至、オカダ・カズチカvs.バッド・ラック・ファレ、ジェイ・ホワイト(2/2/19)
 ヒールが場外戦に持ち込み支配。
 ホワイトが棚橋の上に柵をのせ、スタッフをボディ・スラムしたり、
 オカダを柵に、エプロンに、と連続でぶつけたりと
 絵作りがしっかりできていますね。
 オカダの孤立もまずまず。
 タッチ成功から棚橋へ。
 ホワイトが上手く距離感取りつつ攻防を作り、
 オカダも相変わらずファレを適切に輝かせている。
 そして終盤にオカダ/棚橋の連携技。
 決して高度ではないが豪華さが半端ないですね。
 外道介入等のヒール・ワークと見事に噛み合って盛り上がりました。
 ぎりぎり好勝負。

BIWGPヘビー級王座戦:棚橋弘至(ch)vs.ジェイ・ホワイト(2/11/19)
 まずは棚橋が執拗なヘッド・ロック。
 ホワイトは脚攻めを試みるが防がれ続ける展開。
 形骸的になりがちな内容なので
 どう韻が踏むかが大事ですが、その工夫が中途半端な印象。
 外道の介入からホワイトが場外投げ。
 ここで脚を痛めた棚橋に脚攻め。
 アクションもある程度混ぜ込みますが、
 ホワイトが同質なダメージ表現を出来ず、
 これまでのIWGP王座戦と比べると軽い。
 語弊はありますがアメプロの良さを持ち込みつつ、
 IWGP王座戦の重みも出したかったですね。
 終盤も外道を多用して演出しますが、
 それで感情を大きく揺さぶるにはフェイス/ヒールが完全にはまってはいなかった。
 棚橋も決して手放しでほめられたものではないけれど
 まだホワイトの不安定さを感じてしまう内容でした。
 オカダみたいにここから化けていけるでしょうか。
 好勝負に届かずも中々良い試合。

  (執筆日:2/?/19)

 

注目試合の詳細

なし

試合結果

@EVIL vs.ザック・セイバーJr.(2/2/19)
A棚橋弘至、オカダ・カズチカvs.バッド・ラック・ファレ、ジェイ・ホワイト(2/2/19)
BIWGPヘビー級王座戦:棚橋弘至(ch)vs.ジェイ・ホワイト(新チャンピオン!)(2/11/19)