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新日本プロレス:Best of NJPW 2018 Januaryの分析


名勝負 なし
好勝負 バルバロ・カベルナリオvs.ソベラーノJr.(1/18/19)

@永田祐志、ジェフ・コブ、KUSHIDA vs.石井智宏、後藤洋央紀、ウィル・オスプレイ(1/5/19)
 永田と石井のNEVERらしい肉弾戦から
 KUSHIDA、オスプレイの細かなJr.のアクションまで。
 そしてNEVER王者になったオスプレイのように
 そこを横断して橋渡しできる部分もあるので盛り上がる。
 コブも負けていない存在感を示していたのも良かったですね。
 好勝負に少し届かず。

Aバルバロ・カベルナリオvs.ソベラーノJr.(1/18/19)
 今旬のソベラーノ。
 受けのダウンと攻めの間。
 両面で自分らしさを損ねることなく、いつもの動きが出来ています。
 カベルナリオもリングポストのコーナーマットを外したり
 エプロン技で印象的なシーン作りで
 試合の展開数を稼いでいます。
 期待通りプロレス総合点の高いルチャ・リブレ。
 リングを隅々まで使った様々な技の攻防、
 張り合って高まりあう技のエスカレーションは熱を帯びる。
 フィニッシュへの持って行き方が
 所謂必殺技の攻防的なものではないので
 その点で軽さを少し感じるが素晴らしい試合でした。
 ぎりぎり好勝負。

BヴォラドールJr. vs.カリスティコ(1/21/19)
 冒頭にダイブを持ってきましたが、
 勢いは感じず単発感は否めない。
 ダイブを何発を入れ込むかという偏ったスタイルです。
 それでも重ねても飽きずに盛り上がれる
 立派なハイ・フライを見せれるのがこの2人でもある。
 打撃戦を挟んで終盤へ。
 日本人的応援の仕方のせいか
 元々、和プロレス的処理が得意でないせいか
 少しリズムには物足りなさを感じるものの
 本場の特別な試合と同じレベルのニア・フォール合戦を展開。
 ファンタスティカマニアが
 風物詩としてルチャドールの中でも定着していることを感じさせました。
 好勝負に届かずも中々良い試合。

C棚橋弘至vs.KUSHIDA(1/29/19)
 退団が決まったKUSHIDAのラスト・マッチ。
 レスリングでKUSHIDAも見せ場を作っていきます。
 棚橋は良くも悪くも高圧的ではない攻め。
 衰えが出てきているとはいえ
 ヘビー級とJr.ヘビー級なので
 もう少しは格差を作っても良かった印象。
 最後のフィニッシュにテキサス・クローバーを選ぶ等
 いつもと違う方向で燃焼できる形を模索し、
 一定の成功を得ましたが、
 個人的にはJr.ヘビー級でラスト・マッチして欲しかった気も。
 中々良い試合。
  (執筆日:1/?/19)

 

注目試合の詳細

なし

試合結果

@永田祐志、ジェフ・コブ、KUSHIDA vs.石井智宏、後藤洋央紀、ウィル・オスプレイ(1/5/19)
Aバルバロ・カベルナリオvs.ソベラーノJr.(1/18/19)
BヴォラドールJr. vs.カリスティコ(1/21/19)
C棚橋弘至vs.KUSHIDA(1/29/19)