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新日本プロレス:Best of BotSJ 2018 part.1の分析


名勝負 なし
好勝負 BotSJ公式戦:ACH vs.フリップ・ゴードン(5/18/18)

BotSJ公式戦:石森太二vs.ウィル・オスプレイ(5/18/18)

BotSJ公式戦:ドラゴン・リーvs.SHO(5/19/18)

BothSJ公式戦:KUSHIDA vs.マーティ・スクール(5/22/18)

BotSJ公式戦:エル・デスペラードvs.高橋ヒロム(5/22/18)

BotSJ公式戦:ドラゴン・リーvs.高橋ヒロム(5/25/18)

@BotSJ公式戦:ACH vs.フリップ・ゴードン(5/18/18)
 フリップのヘッドスプリング連打から
 ACHのクイック・ジャーマンで掴みは十分。
 ACHはチョップを使って良い試合運びを見せますね。
 チョップの鉄柱誤爆からフリップが主導権を取り返すと
 飛び切りのハイ・フライで度肝を抜きます。
 わくわくするような空間が生まれますね。
 入場口の上からのダイブもありました。
 後半になってもACHは痛みに耐えながらチョップ・スタイルを貫徹。
 かなり板についているようで、
 フリップを想像以上にキャリーしてみせました。
 初日から予想以上のJr試合が生まれました。
 ぎりぎり好勝負。

ABotSJ公式戦:石森太二vs.ウィル・オスプレイ(5/18/18)
 ゴングが鳴るなりオスプレイが奇襲を仕掛けると
 場外に出て観客席裏からフライ。
 先ほどのACH vs.ゴードンに負けじと魅せますね。
 その上でヒール石森のアピール・タイム。
 ロープに抱きつかせた状態にしての
 スライディング・ジャーマンには驚きました。
 開発し尽くされた感のあるプロレス技にまだこんな可能性があったとは。
 オスプレイの華麗さを飲み込む攻撃性は見事。
 強引な切り替えし含めて勝負にかける思いをぶつけあいました。
 ぎりぎり好勝負。

BBotSJ公式戦:ドラゴン・リーvs.SHO(5/19/18)
 SHOにまだまだ経験が少ない中で
 オーソドックスな張り合う展開で
 激しいエルボー合戦も行い、
 日本とメキシコの違いを乗り越えてきました。
 SHOは腕狙いを貫徹し、
 素朴ながら情熱的な攻めを魅せます。
 リーも腕へのサブミッションで応じ、
 終盤はテクニカルな要素も盛り込んできました。
 コーナー逆さづりでのダブル・ストンプ前に
 エルボー打ち合いの攻防を挟むなど
 この試合に求められる見せ方をしっかり理解していましたね。
 ぎりぎり好勝負。

CBotSJ公式戦:高橋ヒロムvs.マーティ・スクール(5/19/18)
 ヒロムがスクールのキャラに合わせて
 アピール・タイムで序盤を構成。
 20分試合をするための適切方策ですね。
 ただもう少し期待感を煽っておきたいか。
 場所を上手く使ってギアをあげていくと、
 傘を持ち出してレフェリーと揉めているスクールに
 ヒロムがサンセット・フリップ・パワー・ボム。
 スクールもエプロンでツームストンを決めて盛り返す等
 地道な一進一退で綺麗にあげていきました。
 クオリティは確かな内容。
 ただ味付けがもう一つ欲しいか。
 好勝負に少し届かず。

DBothSJ公式戦:SHO vs.クリス・セイビン(5/22/18)
 序盤はスポットの伏線を引くに留め
 腕狙いで経験の劣るショーが先に
 主導権を握るという予想外の展開に。
 セイビンは間違いのないセル、
 Shoのやりたいことを理解したフォローで盛り立てると
 そのまま終盤まで予想以上のパフォーマンスを維持しました。
 好勝負に少し届かず。

EBothSJ公式戦:KUSHIDA vs.マーティ・スクール(5/22/18)
 グラウンドの中でスクールが変則的動きを入れると
 KUSHIDAも相手の動きを理解して韻踏みに繋げます。
 先に主導権を握ったスクールは腕狙いですが、
 少し印象付けが弱いですね。
 お膳立てした雪崩式アーム・バー・テイク・ダウンでKUSHIDAが逆転ですが、
 これら数手でKUSHIDAの腕攻めが印象ですぐに上回っていましたからね。
 KUSHIDAの攻めが素晴らしすぎる結果の一つではありますけどね。
 スクールがダラけずテンポ良く反撃すると
 一気にめまぐるしい終盤へと突入していく。
 スクールの腕へのセルが少し物足りないものの
 何が起きるか分からないスケールの大きな攻防を繰り広げました。
 文句なしに好勝負・

FBotSJ公式戦:エル・デスペラードvs.高橋ヒロム(5/22/18)
 ヒロムが奇襲すると観客の目前でジョン・ウーや
 リングに戻ってのマスク剥ぎ。
 デスペラードもトペからリベンジして、と
 他のBotSJにない強いストーリー性を表現しています。
 場外戦の荒々しさは良いし、
 リングに戻っても激戦模様を展開することができている。
 ただ少し間を置きすぎか。
 ドラマ性で押したい意思を貫徹しているとも言えますけどね。
 もう少し訴求力を高めていきたいところ。
 クライマックスのレフェリー巻き込みネタの多用も良し悪しです。
 ぎりぎり好勝負。

GBotSJ公式戦:ウィル・オスプレイvs.YOH(5/24/18)
 ロープ・ワーク多用で勢い良くスタート。
 オスプレイの演舞にYOHもついていけてますね。
 オスプレイのアクションに
 対するリアクションも素晴らしく、
 一進一退のシークエンスを完成させています。
 後半にかけてYOHは付き合ってもらっている感が少しありましたね。
 そこはオスプレイが偉大すぎるというべきか。
 それでもYOHが引け目を感じず、
 どんどん攻め返して自分の天井に向けて
 上り詰めていったのは非常に価値がありました。 
 好勝負に少し届かず。

HBotSJ公式戦:ドラゴン・リーvs.高橋ヒロム(5/25/18)
 ゴングが鳴るなりライバルらしいぶつかり合い。
 場外戦、ダイブを序盤から盛り込み、
 常に歓声を起こし続けていきます。
 技をエスカレートさせていきジャーマンの打ち合い。
 物理的にやろうと思えばやれることですが、
 そのちょっとしたタイミングや所作が
 他がやる同じ攻防以上のインパクトを生み出しています。
 一方で攻防の妙を利かせたものもあります。
 切り返しの織り込み方が抜群ですね。
 大きな大会でないためにカメラが遠方固定なのが勿体無かった。
 このライバル対決の上位に位置する素晴らしい内容でした。
 文句なしに好勝負。
 (執筆日:6/?/18)
 

注目試合の詳細

なし

試合結果

@BotSJ公式戦:ACH vs.フリップ・ゴードン(5/18/18)
ABotSJ公式戦:石森太二vs.ウィル・オスプレイ(5/18/18)
BBotSJ公式戦:ドラゴン・リーvs.SHO(5/19/18)
CBotSJ公式戦:高橋ヒロムvs.マーティ・スクール(5/19/18)
DBothSJ公式戦:SHO vs.クリス・セイビン(5/22/18)
EBothSJ公式戦:KUSHIDA vs.マーティ・スクール(5/22/18)
FBotSJ公式戦:エル・デスペラードvs.高橋ヒロム(5/22/18)
GBotSJ公式戦:ウィル・オスプレイvs.YOH(5/24/18)
HBotSJ公式戦:ドラゴン・リーvs.高橋ヒロム(5/25/18)