新日本プロレス:Best of NJPW 2018 Feburaryの分析
名勝負 | Jr.ヘビー級王座戦:ウィル・オスプレイ(ch)vs.高橋ヒロム(2/8/18) |
好勝負 | タッグ王座戦:SANADA、EVIL(ch)vs.オカダ・カズチカ、後藤洋央紀(2/6/18) IWGP王座戦:オカダ・カズチカ(ch)vs.SANADA(2/8/18) ゴールデン・ラヴァーズ(ケニー・オメガ、飯伏幸太)vs.バレット・クラブ(コーディ、マーティ・スクール)(2/24/18) |
@タッグ王座戦:SANADA、EVIL(ch)vs.オカダ・カズチカ、後藤洋央紀(2/6/18)
連続技を決めてのポーズといったスポットに、
陣営ポジショニング、場外乱闘のタッグ・ワーク。
孤立した後藤への印象的なヒール殺法、と
タッグを構成する基本要素を丁寧にやっていますね。
後半の攻防においても後藤、オカダがタッグを意識していて
シングルのスター・パワーでごり押しせず
あくまでタッグに拘り抜いてまとめたのは評価したいですね。
SANADAがオカダにレインメーカーを決める等
前哨戦としての味付けも良かった。
ぎりぎり好勝負。
AJr.ヘビー級王座戦:ウィル・オスプレイ(ch)vs.高橋ヒロム(2/8/18)
オスプレイのフェイク・ダイブからの場外着地を
ヒロムが読みきってジャーマン。
柵へのベリー・トゥー・ベリーなど
更に上へ、上へと過激に攻防を発展させてきました。
想像を超える攻防にここまでやるか、と感心しましたね。
お互い相手の動きをよく理解していないとここまでのものはできない。
後半になっても創造性は落ちません。
コーナー上でバックを取って
そのまま下に飛び降りつつターン・バックルにジャーマンとか
なんて技を考え付くのでしょうか。
今のNJPWのJr.の最極端がここにはあります。
ぎりぎり名勝負。
BIWGP王座戦:オカダ・カズチカ(ch)vs.SANADA(2/8/18)
身体能力に恵まれた2人。
伸びやかな基本技で下地を作った後、
SANADAが先手を取り花道でパイル・ドライバー。
オカダも場外を基点にして反撃したりと構成が綺麗ですね。
SANADAがドロップ・キックからプランチャ、トペと押す一方で
オカダは得意技を決められず苦戦。
この表現は素晴らしかった。
とはいえオカダはどうしても飄々と見える部分があった。
よりエモーショナルに出来れば最高の流れになった。
しかし攻防のストーリー・テリング自体は
その後も高いレベルを維持して成功し続けます。
SANADAがオカダの反撃レインメーカーをかわして
レインメーカーを打ち込むシーンはホットでしたね。
尽きない切り返し合いの後、最後は納得の連撃でフィニッシュ。
文句なしに好勝負。
Cゴールデン・ラヴァーズ(ケニー・オメガ、飯伏幸太)vs.バレット・クラブ(コーディ、マーティ・スクール)(2/24/18)
久しぶりのGL結成とあって盛り上がっていますね。
スクールのペースで暖めた後、
オメガがリング内の攻撃と見せかけて
観客席のセコンドにスプリングボード式ダイブ。
序盤をインパクトあるシーンでまとめあげましたね。
中盤はオメガの孤立。
コーディは金髪にしてから
アメリカン・ヒールとして振り切れましたね。
コーディとのコンビネーションも良い。
ただオメガが技の威力を高めるのに意識をやった受け身で
孤立のストーリー・テリングとしては物足りないものがありました。
東スポの大賞とった試合みたいに
スポットをふんだんに用意すれば
GLのこの面は余り目立たないのでしょうけどね。
終盤はGLの華々しい押せ押せを
ヒールがいなして一進一退繰り広げます。
最後コーディのキスを絡ませたまとめ方はネタ臭くて
所々勿体無い印象の残る試合ではありました。
しかし期待には十分応えた内容です。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:2/?/18)
注目試合の詳細
なし試合結果
@タッグ王座戦:SANADA、EVIL(ch)vs.オカダ・カズチカ、後藤洋央紀(2/6/18)AJr.ヘビー級王座戦:ウィル・オスプレイ(ch)vs.高橋ヒロム(2/8/18)
BIWGP王座戦:オカダ・カズチカ(ch)vs.SANADA(2/8/18)
Cゴールデン・ラヴァーズ(ケニー・オメガ、飯伏幸太)vs.バレット・クラブ(コーディ、マーティ・スクール)(2/24/18)