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新日本プロレス:Best of G1 Climax 2017 part.2の分析


名勝負 G1公式戦:オカダ・カズチカvs.マイケル・エルガン(7/22/17)
好勝負 G1公式戦:ジュース・ロビンソンvs.EVIL(7/22/17)

@G1公式戦:後藤洋央紀vs.永田裕志(7/21/17)
 永田が受け手に回って表情芸で魅せます。
 攻め合いにすればvs.後藤は一定の成功を収めやすいものの
 反撃のタイミングをしっかり見計らって受け続けます。
 そうなると後藤も対応する必要があり、ちゃんと考えるようになる。
 後藤の愚直さと永田の伝統芸がクリックした充実の試合。
 好勝負に少し届かず。

AG1公式戦:石井智宏vs.真壁刀義(7/21/17)
 まずはショルダー・タックルの耐えあい。
 場外に出れば柵へのウィップの連打。
 真壁は同日の永田と同じく
 ベテランの長所を活かしていますが、
 より単純なレベルでなのは否めない。
 もう少しバランスを考えて受け表現を加えられれば
 もっと面白くなりそうなんですけどね。
 中々良い試合。

BG1公式戦:飯伏幸太vs.ザック・セイバーJr.(7/21/17)
 飯伏が不意打ち掌底。
 セイバーもサブミッションで仕返して、と
 いつ攻守が入れ替わるか分からない緊張感があります。
 打撃vs.サブミッションのスタイル・クラッシュの構図もある。
 ただこの2人にしてはベースラインがそんなに高くない。
 ダウン状態で火花を散らして終盤戦。
 新しい可能性を感じさせる攻防が幾つも見られましたが、
 根本の部分の改善には届かず。
 中々良い試合止まり。

CG1公式戦:内藤哲也vs.YOSHI-HASHI(7/21/17)
 メイン抜擢もまずは前印象通り吉橋が劣勢。
 前半はスポット少なめでもう少し掴みが欲しかったですね。
 首/肩狙いでそれぞれ一環した攻めで
 その終着点となる得意技で反撃、と
 中盤からのストーリーは中々良いものがあります。
 終盤、やはり内藤クラスを前にすると
 吉橋のスター・パワーが足りない印象。
 内藤がそこまで素直に受けず、
 吉橋のがむしゃら感を演出した方がドラマ性が出てよかったかも。
 好勝負に少し届かず。

DG1公式戦:ジュース・ロビンソンvs.EVIL(7/22/17)
 ジュースが不意打ちから連撃プランチャでブースト。
 ジュースの躍動を打ち消すことなく
 EVILが徐々に押さえ込んでいく
 その丁寧さが非常に良いですね。
 終盤もEVILが掟破りを活かして
 お互いが体勢を入れ替えての鬩ぎ合い。
 技が決まる前の面白みがしっかり演出されました。
 ぎりぎり好勝負。

EG1公式戦:オカダ・カズチカvs.マイケル・エルガン(7/22/17)
 オカダにとってエルガンは勝ったことのない壁。
 エルガンは柵越えのクロス・ボディをキャッチし、
 柵内へのボディ・スラムを決めると
 強烈な腰攻めでたたみかけていきます。
 まさにバックグラウンドにあってストーリー・テリング。
 オカダもリスクをとりながらの反撃であることが
 見ている者に伝わってきます。
 ベースの重みが全然違いますね。
 終盤も一つ一つちゃんとロジックを踏んで進行。
 丁寧な魅せ方をした大技の攻防は好感が持てます。
 ぎりぎり名勝負。

(執筆日:11/?/17)
 

注目試合の詳細

なし

試合結果

@G1公式戦:後藤洋央紀vs.永田裕志(7/21/17)
AG1公式戦:石井智宏vs.真壁刀義(7/21/17)
BG1公式戦:飯伏幸太vs.ザック・セイバーJr.(7/21/17)
CG1公式戦:内藤哲也vs.YOSHI-HASHI(7/21/17)
DG1公式戦:ジュース・ロビンソンvs.EVIL(7/22/17)
EG1公式戦:オカダ・カズチカvs.マイケル・エルガン(7/22/17)