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新日本プロレス:Best of G1 Climax 2017 part.1の分析


名勝負 G1公式戦:内藤哲也vs.飯伏幸太(7/17/17)
好勝負 G1公式戦:ザック・セイバーJr. vs.棚橋弘至(7/17/17)

G1公式戦:内藤哲也vs.飯伏幸太(7/17/17)

G1公式戦:EVIL vs.SANADA(7/20/17)

G1公式戦:ケニー・オメガvs.鈴木みのる(7/20/17)

@G1公式戦:YOSHI-HASHI vs.永田裕志(7/17/17)
 永田はG1最後の参加。
 YOSHI-HASHIは没個性的なものの
 伝統芸的方法論で試合運び。
 YOSHI-HASHIの挑発で
 永田が怖さが引き出され、
 終盤も大技が大技としてしっかり機能する攻防に。
 アンダーカードと思いきや上質な内容。
 好勝負に少し届かず。

AG1公式戦:後藤洋央紀vs.石井智宏(7/17/17)
 期待通りのごつごつとした耐えあい。
 石井はテンション任せではなく
 落ち着いた試合運びを見せていますね。
 後藤はそこに乗りながら一発一発で貢献。
 終盤は少し遅まきながらエスカレートする打ち合い。
 最後は後藤の復活アピールのために作られた結末でしたね。
 好勝負に少し届かず。 

BG1公式戦:ザック・セイバーJr. vs.棚橋弘至(7/17/17)
 国際対決の余白をグラウンドに少し残しつつ
 韻踏みからセイバーの腕攻め、
 棚橋の足攻めへと繋げていきます。
 棚橋が上手く持ち技を温存したことで
 後半、テンポ・アップからの流れが素晴らしかったですね。
 乱入といった演出もありつつ
 2人のテクニックを十分に堪能できる。
 ぎりぎり好勝負。

CG1公式戦:内藤哲也vs.飯伏幸太(7/17/17)
 リープ・フロッグと見せかけダブル・ストンプ。
 出だしで意表をついてきましたが、
 内藤が主導権を掴んでからのターンは
 実に手堅い試合運びとなっています。
 お互いの上質なスポットで
 その後、益々激化していく予感を与えていきます。
 また緩急の間隔が抜群でしたね。
 雪崩式ツームストンなど異常な技の数々で
 初日からいきなり決勝かと見間違う程の完全燃焼試合に。
 ぎりぎり名勝負。

DG1公式戦:EVIL vs.SANADA(7/20/17)
 それぞれ明確なアピール・スポットがあるので
 ヒール要素や同門対決という素の因縁を前面に押し出さずに
 ぶつかり合っても成立する。
 2人の地力、丁寧なワークが光りますね。
 終盤の攻防も綺麗な親和を見せていました。
 ぎりぎり好勝負。

EG1公式戦:ケニー・オメガvs.鈴木みのる(7/20/17)
 ガンを飛ばし、場外乱闘に持ち込んで、とみのるの世界。
 オメガも椅子攻撃で応じます。
 オメガは足の痛みを序盤からセル。
 細かな打撃の調整も上手く行いましたね。
 何が起こるんだろうと予想もつかない世界。
 異質同士のはずなのに素晴らしい化学反応となっていて
 AJvs.みのるを思い起こさせます。
 ただ、みのる軍乱入からの後半は
 オメガが完全にヒーロー的役回りに転じて
 こてこてのプロレスになっていきます。
 仮想的過ぎる小さなアクションになり尻すぼみ。
 みのるも40歳を超えて1年の差は大きいのだろうけれど勿体無かった。
 それでもショーをスティールするには十分でした。
 ぎりぎり好勝負。


(執筆日:11/?/17)
 

注目試合の詳細

なし

試合結果

@G1公式戦:YOSHI-HASHI vs.永田裕志(7/17/17)
AG1公式戦:後藤洋央紀vs.石井智宏(7/17/17)
BG1公式戦:ザック・セイバーJr. vs.棚橋弘至(7/17/17)
CG1公式戦:内藤哲也vs.飯伏幸太(7/17/17)
DG1公式戦:EVIL vs.SANADA(7/20/17)
EG1公式戦:ケニー・オメガvs.鈴木みのる(7/20/17)