新日本プロレス:New Beginning in Osaka 2/11/15の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | IWGPヘビー級王座戦:棚橋弘至(ch)vs.AJスタイルズ |
@小松洋平vs.田中翔
Aマスカラ・ドラダ、タイガー・マスクvs.キャプテン・ニュー・ジャパン、中西学
B.獣神サンダー・ライガー、天山広吉vs.チェイス・オーウェンズ、ロブ・コンウェイ
C本間朋晃vs.飯伏幸太
序盤のかわし合いは良いですね。
ただ中盤が簡易的に進行されています。
こけしのいつも通りの韻はあるし、
飯伏相手に修正も見られるが物足りません。
本間が意外に攻め手に回る姿が見られたのは
珍しく面白かったですけどね。
右肩上がりではなく一部落ちる場面もありましたが、
最後は激しいエルボーの打ち合いから
良い形で試合をまとめることができました。
中々良い試合。
DJr.タッグ王座戦:レッドラゴン(カイル・オライリー、ボビー・フィッシュ)(ch)vs.ヤング・バックスvs.タイム・スプリッターズ(アレックス・シェリー、KUSHIDA)
この面子ならシークエンスを
もう1アクション繋げて欲しいですね。
4コーナーズ・マッチになっていることも
その連関性を高めきれなかった原因にも思えます。
複数人のスポットを場外戦を皮切りに
リングでも出していき徐々にギア・アップ。
本来のスピード感ではなくて、
意図的に抑えている部分もあるのかな、と思ったり。
スポット・フェスト的な雑さも感じさせますが、
クライマックスのスポットのつなげ方は上手く、
最後はやっぱり凄いな、と思わせる怒涛の攻防。
中々良い試合。
EJr.ヘビー級王座戦:田口隆祐(ch)vs.ケニー・オメガ
F桜庭和志、矢野通、オカダ・カズチカvs.タマ・トンガ、バッドラック・ファレ、高橋裕次郎
G内藤哲也、小島聡、永田裕志vs.YOSHI-HASHI、石井智宏、中邑真輔
Hタッグ王座戦:柴田勝頼、後藤洋央紀(ch)vs.ドク・ギャロウズ、カール・アンダーソン
IIWGPヘビー級王座戦:棚橋弘至(ch)vs.AJスタイルズ
グラウンド。
両者力を入れて拮抗させ、
動くタイミングで鋭く合わせています。
力の攻防を感じさせますね。
オーソドックスなプロレスの中で幅広い攻防をしているので
明確な個性や戦略性を感じないのがネック。
棚橋が場外のバレット・クラブに
ハイ・フライ・フローを決めた所で
バッティングし流血するアクシデント。
この試合に欠けている特別性だけに
直後に予定通りの攻防をしたのは勿体ないか。
後、他のカードと比べるとフェイス/ヒール要素があるのに、
一方では王座戦には似つかわしくないという日本的意識があって
そこの兼ね合いを見つけきれないでいる印象。
それでもクライマックスは記憶に残るなシーンが幾つもある。
延髄切りへのカウンターのドラスクや
傷口を攻めて防ぐ熾烈な鬩ぎあい、
そしてハロー・ポイント→ブラディ・サンデー
→スタイルズ・クラッシュの絶望的な3連撃。
試合の作り方としては課題もあるが、
技能に裏打ちされた厚みだし、
後のブックに使えそうなストーリーも見られた素晴らしい試合。
ぎりぎり好勝負です。
DVD Rating:★★★☆☆
(執筆日:4/?/15)
注目試合の詳細
なし試合結果
@小松洋平vs.田中翔
Aマスカラ・ドラダ、タイガー・マスクvs.キャプテン・ニュー・ジャパン、中西学
B.獣神サンダー・ライガー、天山広吉vs.チェイス・オーウェンズ、ロブ・コンウェイ
C本間朋晃vs.飯伏幸太
DJr.タッグ王座戦:レッドラゴン(カイル・オライリー、ボビー・フィッシュ)(ch)vs.ヤング・バックス(新チャンピオン!)vs.タイム・スプリッターズ(アレックス・シェリー、KUSHIDA)
EJr.ヘビー級王座戦:田口隆祐(ch)vs.ケニー・オメガ(新チャンピオン!)
F桜庭和志、矢野通、オカダ・カズチカvs.タマ・トンガ、バッドラック・ファレ、高橋裕次郎
G内藤哲也、小島聡、永田裕志vs.YOSHI-HASHI、石井智宏、中邑真輔
Hタッグ王座戦:柴田勝頼、後藤洋央紀(ch)vs.ドク・ギャロウズ、カール・アンダーソン(新チャンピオン!)
IIWGPヘビー級王座戦:棚橋弘至(ch)vs.AJスタイルズ(新チャンピオン!)