TOP日本のプロレス新日本プロレス 10年代の大会 → 新日本プロレス:G1 Climax 24 Day Nine 8/4/14

新日本プロレス:G1 Climax 24 Day Nine 8/4/14の分析


名勝負 なし
好勝負 G1公式戦:内藤哲也vs.鈴木みのる

@G1公式戦:デイビー・ボーイ・スミスJr.vs.本間朋晃
AG1公式戦:高橋裕次郎vs.ランス・アーチャー
BG1公式戦:永田裕志vs.ドク・ギャロウズ
CG1公式戦:天山広吉vs.真壁刀義

DG1公式戦:内藤哲也vs.鈴木みのる
 軽く挑発の後TAKAの援護を得て
 みのるが場外で主導権を握り、脚攻めスタート。
 反撃を防ぎ脚へのサブミッションに引きずり込む、という
 みのるならではの印象的で確立されたスタイルが光りましたね。
 一方の内藤も得意のスピードに走る前に
 みのるの感情に訴えかける切り口でやっているのが良い。
 対比的なスタイルが綺麗にミックスしています。
 惜しむらくは終盤か。
 みのるはアーム・バーやスリーパーに加えて、
 引き続き脚へのサブミッションもフィニッシャー級に引き上げられたでしょうし、
 内藤もまた膝の痛みを一部で魅せて緩急の工夫ができたはず。
 それができなかったのは意識が足らなかったというより
 単純に試合時間が制約になったのではという印象です。
 もっと高密度の試合にできたという点で実に惜しい。
 ぎりぎり好勝負。

EG1公式戦:バッドラック・ファレvs.柴田勝頼

FG1公式戦:小島聡vs.中邑真輔
 序盤からそれぞれ主導権を握るかと思いきや
 すぐにスポットを打ち込み返す均衡。
 試合時間が限られているとはいえ
 こうすぐにスポットでやり返されると
 軽く見えてしまう一面がありますね。
 最終的には小島が主導権を握る形。
 中邑は受け手として見事な疲労感の演出を見せます。
 終盤へと中邑が苦しい中で反撃を試みますが、
 小島がここぞで譲らず素晴らしいバランス感の攻防。
 最後のフィニッシュは呆気ない印象もありますが、
 これぐらい均衡していればありっちゃあり。
 好勝負に少し届かず。

GG1公式戦:AJスタイルズvs.カール・アンダーソン
HG1公式戦:シェルトンXベンジャミンvs.棚橋弘至

IG1公式戦:オカダ・カズチカvs.後藤洋央紀
 オカダの技の組み合わせは良く、
 試合運びが非常に安定している。
 一方の後藤も自分の持ち味を出すために
 オカダにどう合わせるべきかの方法論を確立している。
 そのためクオリティは高いですね。
 しかしながらそれ以上のものはなかった。
 見えている登山道をそのまま上り、
 見据えている頂上にたどり着いただけという意味では物足りなさが残る。
 好勝負に届かずも中々良い試合。


DVD Rating:★★★☆☆
(執筆日:8/?/14)
 

注目試合の詳細

なし

試合結果

@G1公式戦:デイビー・ボーイ・スミスJr.vs.本間朋晃
AG1公式戦:高橋裕次郎vs.ランス・アーチャー
BG1公式戦:永田裕志vs.ドク・ギャロウズ
CG1公式戦:天山広吉vs.真壁刀義
DG1公式戦:内藤哲也vs.鈴木みのる
EG1公式戦:バッドラック・ファレvs.柴田勝頼(リングアウト)
FG1公式戦:小島聡vs.中邑真輔
GG1公式戦:AJスタイルズvs.カール・アンダーソン
HG1公式戦:シェルトンXベンジャミンvs.棚橋弘至
IG1公式戦:オカダ・カズチカvs.後藤洋央紀