TOP日本のプロレス新日本プロレス 10年代の大会 → 新日本プロレス:G1 Climax 24 Day Seven 8/1/14

新日本プロレス:G1 Climax 24 Day Seven 8/1/14の分析


名勝負 G1公式戦:鈴木みのるvs.AJスタイルズ
好勝負 G1公式戦:内藤哲也vs.真壁刀義

G1公式戦:永田裕志vs.柴田勝頼 

G1公式戦:中邑真輔vs.石井智宏

@G1公式戦:小島聡vs.シェルトンXベンジャミン
AG1公式戦:矢野通vs.ランス・アーチャー
BG1公式戦:高橋裕次郎vs.カール・アンダーソン
CG1公式戦:ドク・ギャロウズvs.デイビー・ボーイ・スミスJr.
DG1公式戦:天山広吉vs.後藤洋央紀
EG1公式戦:本間朋晃vs.バッドラック・ファレ

FG1公式戦:内藤哲也vs.真壁刀義
 まずは明確に攻守を分け、
 オーソドックスな試合進行。
 内藤は畳み掛ける攻めが魅力ですが、
 その”連続”攻撃に意味性を作り出していたのは素晴らしかった。
 単純な交錯ではあるものの、
 いやそれだからこそのエネルギッシュな攻防が光ります。
 その上で終盤は更にスピード感をのせ観客を熱狂に導きました。
 予想を超えた内容となった一戦。
 ぎりぎり好勝負です。

GG1公式戦:鈴木みのるvs.AJスタイルズ
 AJの代名詞であるドロップ・キック。
 最近は変化させることが多いですが、
 敢えて初手に持ってきてスピード感を生み出しました。
 みのるは相手に行動を任せつつ意識的な制動を行ってきます。
 表情作りも気合が入っており、
 何をしでかすか分からない不穏なヒール・キャラを演出。
 そして得意のカウンター・サブミッションから
 腕に狙いをつけて反撃開始です。
 それぞれ乱入し合って中盤で仕切り直し。
 明確で印象的なシーンが各所に
 配置、積み上げられた構成は単純明快でありながらお見事。
 後半においてもここぞへのスポットの見せ方、
 タイミング、動き自体のキレ、どれもが落ちず最上級を維持しています。
 まさに名勝負と呼ぶにふさわしい密度がありました。
 文句なしに名勝負。

HG1公式戦:永田裕志vs.柴田勝頼 
 総合格闘技的なリアルタイムのやり取り。
 細かな動作のディティール付を加えた序盤です。
 柴田の挑発に永田が火花を散らして答えるも
 静止を上手く織り交ぜて怖さまで載せてきたのは流石。
 激しいエルボーの打ち合いは見応えがあり、
 熾烈な試合が繰り広げられているG1の中でも特別なものがあります。
 柴田の直線性故に幅が抑えられている印象はあるものの
 強烈にタフな一戦で、ぎりぎり好勝負。

IG1公式戦:中邑真輔vs.石井智宏
 観客が油断したところで張り手を入れると、
 一気にかわし合いに持っていき観客の心を掴みます。
 細かな切り替えしのアイディアが光りましたね。
 中邑が素晴らしい痛がりっぷりで石井の愚直な攻めを彩りました。
 飛びつき式アーム・バーでスパイスを利かせながら
 お互い一撃必殺級の打撃を打ち込みあいます。
 中邑の表情、ポージング技術が極まり最後まで盛り上がりました。
 文句なしに好勝負。

DVD Rating:★★★★★
(執筆日:8/?/14)
 

注目試合の詳細

なし

試合結果

@G1公式戦:小島聡vs.シェルトンXベンジャミン
AG1公式戦:矢野通vs.ランス・アーチャー
BG1公式戦:高橋裕次郎vs.カール・アンダーソン
CG1公式戦:ドク・ギャロウズvs.デイビー・ボーイ・スミスJr.
DG1公式戦:天山広吉vs.後藤洋央紀
EG1公式戦:本間朋晃vs.バッドラック・ファレ
FG1公式戦:内藤哲也vs.真壁刀義
GG1公式戦:鈴木みのるvs.AJスタイルズ
HG1公式戦:永田裕志vs.柴田勝頼 
IG1公式戦:中邑真輔vs.石井智宏