TOP日本のプロレス新日本プロレス 10年代の大会 → 新日本プロレス:G1 Climax 24 Day Four 7/26/14

新日本プロレス:G1 Climax 24 Day Four 7/26/14の分析


名勝負 なし
好勝負 G1公式戦:本間朋晃vs.石井智宏

G1公式戦:棚橋弘至vs.柴田勝頼 

@G1公式戦:小島聡vs.バッドラック・ファレ
AG1公式戦:シェルトンXベンジャミンvs.デイビー・ボーイ・スミスJr.
BG1公式戦:天山広吉vs.鈴木みのる
CG1公式戦:矢野通vs.後藤洋央紀

DG1公式戦:本間朋晃vs.石井智宏
 たいしたことない基本技に
 戦局を変える意味づけを加え、
 こけしで韻を踏む伝統芸。
 本間の構築と気持ちの伝わるファイトは良いですね。
 序盤は本間を輝かせる絵作りをした上で、
 今度は石井がエルボーを耐えまくって得意の見せ場へ。
 予想していなかったムーブなんて皆無ですが、
 観客の頭の未来予想図を活かしながら上手く試合を作っている。
 もう少し2人に、特に本間に
 トップ・スターとしての仕草があればもっと盛り上がったはず。
 ぎりぎり好勝負です。

EG1公式戦:ランス・アーチャーvs.真壁刀義

FG1公式戦:永田裕志vs.中邑真輔
 中邑はノリノリで試合を愉しんでいます。
 今新日で最も雰囲気のある選手なだけに
 観客も見ていて楽しくなってきますね。
 中盤にかけて一転、
 永田への刺々しい感情を露わにします。
 挑発的な蹴りを多用していますね。
 中邑と違って永田は受けの表現が上手くないので、
 永田が反撃して試合をひっくり返すさまを見ると
 生意気な若造がしっぺ返しを受けているようで
 少々今やるべきストーリー・ラインか首をかしげますが、
 終盤のハードな打ち合いは
 そういう疑問を超えた、見応えのあるものになっています。
 好勝負に少し届かず。

GG1公式戦:内藤哲也vs.AJスタイルズ
 執拗なヘッド・ロック・シーンをやり返し、
 それぞれのドロップ・キックに持っていく形。
 非常に良い出だしです。
 またAJのドロップ・キックにより
 内藤が昨夜の椅子攻撃の傷から流血。
 ここでAJがすかさず会場を煽るため傷口狙いに映ったのは見事。
 内藤が中々主導権を掴めない攻防を見せますが、
 内藤の受けの表現は流血という援護を受けているにも関わらず
 物足りないことは否めず試合が進むにつれ
 移入感が高まる感覚はありません。
 終盤は雪崩式スタイルズ・クラッシュを狙ったりと
 キーとなるシーンを幾つもつくることに成功していて
 中々良い試合に仕上がっています。

HG1公式戦:カール・アンダーソンvs.オカダ・カズチカ

IG1公式戦:棚橋弘至vs.柴田勝頼 
 普段よりも情熱的な打撃に
 このカードの特別性を感じさせます。
 棚橋がプランチャから脚攻め。
 余韻を感じさせるために間を微調整しているのがにくいですね。
 観客に直接働きかけるアピールの意味合いも良く理解している。
 一方で柴田も切れ味鋭いハード・ヒットは勿論のこと、
 打撃間のインターバルとして投げを上手く機能付ていました。
 終盤は棚橋がここで脚攻めを再開するか、
 スリング・ブレイドを入れてくるか、と
 カウンターの妙を利かせながら
 ライバル関係通りの緊密な一進一退を繰り広げました。
 文句なしに好勝負。


DVD Rating:★★★★★
(執筆日:8/?/14)
 

注目試合の詳細

なし

試合結果

@G1公式戦:小島聡vs.バッドラック・ファレ
AG1公式戦:シェルトンXベンジャミンvs.デイビー・ボーイ・スミスJr.
BG1公式戦:天山広吉vs.鈴木みのる
CG1公式戦:矢野通vs.後藤洋央紀
DG1公式戦:本間朋晃vs.石井智宏
EG1公式戦:ランス・アーチャーvs.真壁刀義
FG1公式戦:永田裕志vs.中邑真輔
GG1公式戦:内藤哲也vs.AJスタイルズ
HG1公式戦:カール・アンダーソンvs.オカダ・カズチカ
IG1公式戦:棚橋弘至vs.柴田勝頼