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新日本プロレス:King of Pro-Wrestling 10/14/13の分析


名勝負 IWGP王座戦:オカダ・カズチカ(ch)vs.棚橋弘至
好勝負 なし

@タイガー・マスク、獣神サンダー・ライガー、スーパー・ストロング・マシン、中西学vs.邪道、外道、YOSHI-HASHI、飯塚高史
AJrタッグ王座戦:フォーエヴァー・フーリガンズ(アレックス・コズロフ、ロッキー・ロメロ)(ch)vs.タイチ、TAKAみちのく
B矢野通vs.鈴木みのる
C天山復帰戦、渡辺壮行試合:渡辺貴章、天山広吉vs.デイビー・ボーイ・スミスJr.、ランス・アーチャー
D飯伏幸太、本間朋晃、真壁刀義vs.バッドラック・ファレ、カール・アンダーソン、プリンス・デヴィット

E石井智宏vs.柴田勝頼
 激しい打撃。
 どこまで受けて、どのタイミングで反撃するか、
 そこの感覚をやはり以前と同じレベルで研ぎ澄ませることは不可能だったようです。
 しかし気合で受けきる構えは以前としてありますけどね。
 数え歌として前回を超える仕掛けが特に見られず、
 インテンシティが試合を左右するに任せてしまった。
 他に比べると熱気のある試合で終わったのは残念。
 中々良い試合。

F永田裕志vs.桜庭和志
G東京ドームIWGP王座挑戦権&NEVER無差別級王座戦:内藤哲也(ch,co)vs.高橋裕二郎

HIC王座戦:中邑真輔(ch)vs.丸藤正道
 牽制とアピール。
 そこからの緩急で緊張感を作るも
 単純な間合いに入っての蹴りで倒れてしまうのは残念。
 最初の一発を大事にして欲しかった。
 トリッキーなスポットを用意しているものの
 細かい理の裏打ちが不足していることは否めない。
 特別な一戦だと印象づける仕草をつけたりと
 丸藤ならではの切り替えし合いもあり、狙いはわかっているが全体的に大雑把。
 結局、ハード・ヒッティングで無理やり形にした印象です。
 中々良い試合。

IIWGP王座戦:オカダ・カズチカ(ch)vs.棚橋弘至
 最終決戦。
 相手のムーブを外すのは数を重ねた試合での定番ながら
 ロープ・ワークの使い方はよろしくない。
 棚橋の執拗なヘッド・ロック、オカダの首狙いで温めた後、
 演舞を挟んできた流れの中で棚橋が着地した際に脚痛めるアクシデント。
 と思いきや、怪我した振りで低空ドロップ・キックを決めます。
 この試合の中で印象的なシーンではあるものの
 戦いが複雑化していない中でヒールでもないレスラーがやるには効果として弱い。
 棚橋が低空ドロップ・キックをあくまで
 相手の動きを止めるものとして位置づけ、そこから腕攻め。
 細かい段組のテンポは素晴らしいですね。
 オカダがドラスク後、得意のスケール感に加えて、
 絶妙な勢いづけを加えてクオリティを確かなものにします。
 場外で過激度も高めていく。
 極端なスポットに走らず、繊細に徐々にあげていく感覚が良いですね。
 棚橋の腕攻めを上手く絡めて終盤を最終決着戦模様に仕立てあげました。
 いつも中盤で使われる場外へのハイ・フライフローを
 情熱の証明、捨て身の一撃として再定義し直したのも素晴らしかった。
 クライマックスも既視感はなかったです。
 ただ一つ言うなら最後のレインメーカーの一撃は
 この試合を締めくくるには若干インパクトに欠けました。
 ぎりぎり名勝負。


(執筆日:11/?/13)
 

注目試合の詳細

なし

試合結果

@YOSHI-HASHI、高橋裕二郎、飯塚高史vs.渡辺高章、BUSHI、タイガー・マスクIV
@アレックス・シェリー、KUSHIDAvs.タイチ、TAKAみちのく
ANWA王座戦:ロブ・コンウェイ(ch)vs.獣神サンダー・ライガー
Bマスカラ・ドラダ、キャプテン・ニュー・ジャパン、本間朋晃、真壁刀義vs.バッドラック・ファレ、レイ・ブカネロ、タマ・トンガ、カール・アンダーソン
C矢野通vs.鈴木みのる(リングアウト)
D柴田勝頼、桜庭和志vs.中西学、永田裕志
Eランバージャック・マッチ:棚橋弘至vs.プリンス・デヴィット
F東京ドームIWGP王座挑戦権&NEVER無差別級王座戦:田中将斗(ch)vs.内藤哲也(co)(新チャンピオン!)
GIC王座戦:中邑真輔(ch)vs.シェルトンXベンジャミン
HIWGP王座戦:オカダ・カズチカ(ch)vs.小島聡