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新日本プロレス:New Japan Cup 3/20/11の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

SlamBamJam製。
2枚、約2時間50分です。

@獣神サンダー・ライガー、タイガー・マスク、KUSHIDA vs.邪道、外道、キラー・ラビット
 ラビットに関する実況の話が荒唐無稽過ぎるが
 それはともかくとして試合はライガーが捕まって典型的な構築。
 ラビットは今回石井辺りが演じているか
 体が重くうさぎ跳びを綺麗に出来ないからこそ
 過剰に行われておらずスムーズにヒール・トリオとして機能しています。
 ベビーフェイス側は孤立役としてライガー、
 終盤の攻防役としてタイガーが働き盛り上げました。
 もっと広げられる所を押さえつけている印象はあるが、
 基本はしっかり押さえていて悪い所は見当たらない。
 平均レベル。

A中西学、小島聡vs.本間朋明、タマ・トンガ
 中西、本間のぶつかり合いは余り深くないし、
 トンガは信じられない跳躍力を見せるものの攻防はいまいち。
 vs.中西は中西側に軽量級とやる能力がないとして
 vs.金本ではしっかりテンポを合わせてお互いの力量から
 何が出来るかを考えなければいけません。
 少し悪い試合。

Bジャイアント・バーナード、カール・アンダーソンvs.石井智宏、飯塚貴史
 石井はパワフルな技を打つのは基本として 
 サブミッションといった地味な部分でもしっかり締めていたりして良いですね。
 飯塚はヒールとして試合の展開を担っていく。
 こういう相手だとカール/バーナードも
 良いバランス感覚で自分の強さを設定する事が出き、
 連携技も加えて綺麗に盛り上げていきました。
 凄さはないがアンダーカードとしてしっかり仕事をしました。
 まあまあ良い試合。 

CNJC準決勝:永田裕志vs.矢野通
 矢野がいつも通り凶器攻撃の物量押し。
 流石に準決勝という事でニア・フォールを生み出してはいるが
 それも相手無視に作られた攻防で、
 カラーの凶器攻撃にしたってそれほど大きな流れも生み出せていない。
 少し悪い試合。
 
DNJC準決勝:中邑真輔vs.真壁刀義
 中邑は雰囲気を出そうと間を作っている。
 そこに真壁が押せ押せで向かっていっても
 いなしとして存在意義を見いだせているのが成長ポイントですね。
 その後も苛烈な腰攻めをベースに要所では打撃を打ち込んで
 真壁の真っ向勝負の反撃を引き出していく試合運びは良好。
 真壁は幅が狭く中邑の絵図の枠内での存在でしかないが
 役割はしっかり全うしている。
 平均的な良試合。
 
E天山広吉、井上亘、キング・ファレvs.田中将人、高橋裕次郎、内藤哲也
 序盤はロープに走っての技で次の選手にバトン・タッチしていきます。
 竹刀攻撃という分かりやすい形でファレの孤立へ。
 ここでもテンポの良さが光ります。
 流れの中で動いている選手を受け手が邪魔をしないからですね。
 ただ基本をしっかり押さえている以上ではなく、個性も今一つ足りない。
 平均より少し上。

FIWGP Jrタッグ王座戦:アポロ55(ch)vs.TAKAみちのく、タイチ
 流れの中で技を決めるタイミングが良く
 定番の流れで動いていても空気が引き締まっています。
 アポロ55が華麗な連携技を放つのに対し、
 タイチが相手の流れを断つ変幻殺法を見せる。
 TAKAもベテランだけあってそこに合わせている。
 それぞれスタイルが違うので
 単純に自分の魅力をどんどん出そうと考える中で試合を良くして行けていますね。
 終盤もタイチの蹴り、そこからのサブミッションが良くメリハリ作りに貢献。
 予想以上の攻防を見せてくれました。
 好勝負に少し届かず。
 
G小島聡、MVP vs.棚橋弘志、後藤洋央紀
 小島は今回間の感覚が冴えわたっている。
 棚橋は相手の攻めに対して同じようなものでも
 受けで間を調整してバランスを作っています。
 横を固める後藤は組んでいる棚橋をライバル視しているという事で
 最後の誤爆からの試合放棄含めストーリーに貢献している。
 MVPは特別ほめるべき点はないが、
 他が作る舞台の上で悪くない動きは見せている。
 まあまあ良い試合。

HNJC決勝:永田裕志vs.中邑真輔
 序盤は本格派の決まらないレスリング。
 中邑がコーナーに乗り上げさせてニーを決め中盤へ。
 今や定番になっているだけに非常に良い形です。
 相手に分かりやすい指示、
 相手の的確な読み取りによって
 細かい部分まで完成度は高く一進一退を実現させています。
 問題は決勝という特別な味付けを出来るかという事でしたが、
 準決勝を同日にやっている事を考慮したのか試合時間は15分、
 それぞれ技を適切にのせて盛り上げ、最後まで良くも悪くも綺麗に作り上げるだけに留まる。
 この2人ならもう一段上にいけた事は確実なだけに惜しい。
 好勝負に少し届かず。

総評
 勝ち上がるべき選手が勝ち上がって結果を残したトーナメントは勿論、
 脇役のはずのタッグまでもが高いクオリティを誇っています。
 良大会。
DVD Rating:★★★☆☆
(執筆日:8/28/11)
 

注目試合の詳細

HNJC決勝:永田裕志vs.中邑真輔
 腕の取り合い。
 永田が腕を取られて倒されながらも蹴り飛ばす。
 グラウンドで防ぎ合う。
 永田が前から組みついて倒す。
 中邑が決めさせずロープに逃げる。
 中邑がロープに押し込み張り手。
 永田が胸を突く。
 エルボーの打ち合い。
 永田が打ち勝ちコーナーに振る。
 中邑がショルダー・スルーでコーナーに乗り上げさせニーを突き上げる。
 場外に出すと蹴り。
 エプロンに寝かせ後頭部にニー。
 リングに戻すと馬鹿にするように蹴り。
 永田がエルボー連打。
 中邑がニー連打で黙らせる。
 スナップ・メアから馬鹿にするようなカバー。カウント1。
 挑発的に蹴り。
 永田が蹴りをかわしてジャーマン。 
 蹴りを打ち込んでいく。
 コーナーに振りビッグ・ブーツ。
 エクスプロイダーを狙う。
 中邑がニーを入れロープに走る。
 永田がニーからブレーン・バスター。
 カウント2で返されるや永田ロックII。
 ロープに逃げられるもぎりぎりまで離さない。
 ロープに振ろうとする。
 中邑がニーをいれて防ぎハイ・キックへ。
 かわされるも連弾が決まる。
 スリーパー。
 永田が前に投げる。
 中邑が脚を払う。
 蹴りを打ち込んでいく。
 受け止められるも延髄切り。
 ランニング・ニーへ。
 永田はかわすとハイ・ニー。
 コーナー上に載せると雪崩式エクスプロイダー。カウント2。
 バック・ドロップを狙う。
 ロープに逃げる中邑を引き戻す。
 中邑が後ろにヘッド・バッド。
 永田がグラウンドに持ち込もうとする。
 腕ひしぎにとらえかけるも永田ロック。
 白目。
 ロープ・ブレイク。
 延髄切りからバック・ドロップへ。
 中邑が体を浴びせ後頭部へのボマイエ。 
 両者ダウン。
 中邑が蹴りを受け止められるもコード・ブレイカー。
 リバース・パワー・スラム。
 もう1発。
 倒れた永田にニーを打ち込んでいく。
 ボマイエを狙う。
 永田がカウンターで脚を蹴り。
 低空ドロップ・キック。
 蹴りを打ち込みバック・ドロップ。
 もう1発。カウント3。 

試合結果

@タマ・トンガvs.高橋広夢
AKUSHIDA、田口隆祐、獣神サンダー・ライガーvs.キラー・ラビット、邪道、外道
Bマスカラ・コントラ・マスカラ:タイガー・マスクvs.石井智宏
Cエリミネーション・オーバー・ザ・トップ・ロープ・ルール:キング・ファレ、井上亘、永田裕志、天山広吉vs.高橋裕二郎、飯塚高史、矢野通、中邑真輔
Dタッグ王座戦:ジャイアント・バーナード、カール・アンダーソン(ch)vs.ストロング・マン、中西学
EJrヘビー級王座戦:プリンス・デヴィット(ch)vs.TAKAみちのく
FMVP、タイチvs.本間朋晃、真壁刀義
G後藤洋央紀vs.内藤哲也
HIWGP王座戦:棚橋弘志(ch)vs.小島聡