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新日本プロレス:Best of NJPW 2010 part.1の分析


名勝負 なし
好勝負 Jr.ヘビー級王座戦:丸藤正道(ch)vs.プリンス・デヴィット(1/30/10)

Jr.ヘビー級王座戦:丸藤正道(ch)vs.獣神サンダー・ライガー(4/4/10)

Jr.タッグ王座戦:アポロ55(プリンス・デヴィット、田口隆祐)(ch)vs.飯伏幸太、ケニー・オメガ(10/11/10)

タッグ王座戦:プリンス・デヴィット、田口隆祐(ch)vs.飯伏幸太、ケニー・オメガ(11/17/10)

@棚橋弘志vs.潮崎豪(1/4/10)
 棚橋はゆるく縄を張りながらも
 主導を離さずに試合を構築しており
 中邑戦がまぐれではなく成長に裏打ちされた物だったと証明しました。
 潮崎もしっかり脚の痛みを表現しながらの攻めで良し。
 細かいニュアンスも加えれていますね。
 ただ両者共に特別なレベルに到達させるには今一歩足りない。
 それはやっぱり団体がこのカードを盛り立てて補佐すべきだったと思いますね。
 エース対決として煽ってメインに持ってくるべき。
 こんな位置でやるなら不透明決着の方が良かったですよ。
 せっかく2人が色気を纏えているんだから。
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:1/6/10)

AJr.ヘビー級王座戦:丸藤正道(ch)vs.プリンス・デヴィット(1/30/10)
 レスリングには余白を持たせつつ
 ポイントで切れ味鋭い身のこなし。
 目に見えているもの以上の雰囲気を醸しますね。
 
 上質なJr.の攻防。
 丸藤の良さが十分に出ています。
 スター性がありムーブも凄い。
 他団体のレスラーながら天晴と思わせた所でちょっとしたヒール・ムーブ。
 これで終盤に向けての求心力を加速させましたね。

 終盤プリンスの反撃が丸藤の領域に届いていない印象があり、
 名勝負には届かなかったもののJr.ヘビーのトップ・クラスの内容です。

 文句なしに好勝負。
 (執筆日:3/?/25)

BJr.ヘビー級王座戦:丸藤正道(ch)vs.獣神サンダー・ライガー(4/4/10)
 動ける丸藤に対しライガーがすぐ返す事で差を埋め、良いレスリングを生んでいます。
 素早い攻防も経験量で読む事で速い反応速度を可能とし、
 ライガーがまだまだいけると上手くアピールできています。
 また場外投げの連打等、はしたない技のオンパレードで大雑把ではありましたが
 エネルギッシュでドラマチックな流れを生み出しました。
 終盤も気持ちは途切れずに技一発、一発に気合が入っていて、
 同時にテーズ・プレスなど渋い技チョイスも見せる。
  もうライガーは無理だと思っていたけど
 予想を遥かに覆して素晴らしい活躍を見せてくれました。
 合わせる為の表現がイマイチながら今の新日Jrのレベルでは御の字所ではない内容です。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:6/?/10)

CJr.タッグ王座戦:アポロ55(プリンス・デヴィット、田口隆祐)(ch)vs.飯伏幸太、ケニー・オメガ(10/11/10)
 ポージングが利いているし、流れるように動くけれど序盤は一般的な枠を超えないレスリングです。
 孤立も日本式で戦略性要素が薄いですね。
 しかし孤立役のデヴィットは心得たもので中々細かい一進一退を刻んでいました。
 1対2スポットを皮切りに終盤へと突入していきます。
 同時技のタイミングが本当に同時だったりと
 神がかったスポットが幾つか見られ、雪崩式も迫力がありました。
 94年頃の新日Jrタッグが復活したとでもいうような驚異的なインテンシティーを誇る内容です。
 ただし世界的に見た時にその独創性、ボリューム、チーム間の攻防は絶賛する程のレベルではありません。
 今の新日の他団体を受け入れる懐の広さあっての試合ではあるけれども、
 だからといってJr、タッグの壁をぶち壊して年間最高試合を獲得させるような試合でもあるまい。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:12/29/10)

Dタッグ王座戦:プリンス・デヴィット、田口隆祐(ch)vs.飯伏幸太、ケニー・オメガ(11/17/10)
 ポージングが利いているし、流れるように動くけれど序盤は一般的な枠を超えないレスリングです。
 孤立も日本式で戦略性要素が薄いですね。
 しかし孤立役のデヴィットは心得たもので中々細かい一進一退を刻んでいました。
 1対2スポットを皮切りに終盤へと突入していきます。
 同時技のタイミングが本当に同時だったりと
 神がかったスポットが幾つか見られ、雪崩式も迫力がありました。
 94年頃の新日Jrタッグが復活したとでもいうような驚異的なインテンシティーを誇る内容です。
 ただし世界的に見た時にその独創性、ボリューム、チーム間の攻防は絶賛する程のレベルではありません。
 今の新日の他団体を受け入れる懐の広さあっての試合ではあるけれども、
 だからといってJr、タッグの壁をぶち壊して年間最高試合を獲得させるような試合でもあるまい。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:12/29/10)

注目試合の詳細

A棚橋弘志vs.潮崎豪(1/4/10)
  潮崎がロープに押し込む。
  棚橋の髪を触って離れる。
  棚橋がバックを取る。
  潮崎がハンマー・ロック。
  棚橋がドロップ・トー・ホールドからヘッド・ロックへ。
  潮崎がのがれハンマー・ロック。
  首をつかまれ回転するもハンマー・ロックに戻る。
  棚橋は起き上がるとアーム・ドラッグ。
  潮崎が体勢を入れ替える。
  棚橋は起き上がるとロープに押し込む。
  髪を触って離れる。
  組むと潮崎がヘッド・ロック。
  棚橋が力ではね上げようとするも無理。
  棚橋は起き上がるとパンチを入れハンマー・ロック。
  ヘッド・ロック。
  ロープに振られショルダー・タックルを決めるも潮崎は倒れない。
  潮崎がロープに走る。
  棚橋が伏せ、アーム・ドラッグ。
  潮崎がアーム・ドラッグで腕を取る。
  棚橋がすぐグラウンド・ヘッド・シザース。
  潮崎がすぐ跳ね上げる。
  仕切りなおし。
  ナックル・ロック。
  潮崎が押し込む。
  棚橋は起き上がると蹴りを入れる。
  わきの下に頭を入れスープレックス。
  潮崎が起き上がりチョップ。
  棚橋はロープにもたれるもフォア・アームズ。
  潮崎は平然として吼える。
  棚橋がフォア・アームズ。
  潮崎は平然としてチョップで落とす。
  場外に下りると棚橋を起こしてチョップ。
  DDT。
  スリング・ショットで鉄柱にぶつける。
  エプロンに寝かせるとニー・ストライク。
  5分経過。
  エプロンに上がると棚橋をセカンド・ロープに寝かせニー・ストライクへ。
  棚橋が受け止める。
  潮崎が焦り殴りつけていく。
  棚橋は引くもロープを潜ろうとした潮崎に低空ドロップ・キック。
  脚を取る。
  殴られるも耐えてドラゴン・スクリュー。
  脚を蹴りつけて引っ張る。
  潮崎が膝をつきながらチョップ。
  棚橋が脚に蹴りを入れていく。
  脚をかけて倒すと脚にエルボー・ドロップ。
  レッグ・ロック。
  抵抗する潮崎の脚を踏む。
  脚をけりつける。
  潮崎がチョップ。
  棚橋が脚を蹴り。
  潮崎がチョップ。
  棚橋が脚をけりつけていく。
  脚をロープにまきつけドロップ・キック。
  アッパーカート。
  ロープに巻きつけ引っ張る。
  レフェリーが注意。
  棚橋は余裕でレフェリーの方に対応。
  コーナーの潮崎に突進。
  潮崎がカウンターでスタンガン。
  ロープに走る。
  クローズラインをよけるとフライング・ショルダー・タックル。
  チョップを打っていく。
  棚橋は受け止めると脚を蹴り。
  ロープに走る。
  潮崎がカウンターでフライング・エルボー。
  もう1発。
  スーパー・キック。
  フィッシャーマンズ・スープレックス。
  カバーするもカウント2。
  起こそうとする。
  棚橋がアッパーカート。
  潮崎はチョップを打っていく。
  コーナーに振りチョップ。
  コーナーに振りチョップ。
  棚橋がエルボーを連打。
  潮崎が袈裟切りチョップ。
  もう1発。
  首裏を殴りつけていく。
  棚橋がコーナーで崩れる。
  潮崎はロープに走りニー・ストライク。
  セカンド・ロープからニー・ドロップへ。
  棚橋はかわして自爆させると脚に蹴り。
  太陽ブロー。
  ロープに振ろうとする。
  振り返されるもフライング・フォア・アームズ。
  カバーするもカウント2。
  バックを取る。
  潮崎がバック・エルボーを打ち込んでいく。
  棚橋はチョップ・ブロックで黙らせる。
  起き上がるのを待ってロープに走る。
  潮崎がカウンターでチョップ。
  棚橋はのけぞりながらも倒れずロープに走る。
  潮崎がカウンターでチョップ。
  棚橋はのけぞりながらも倒れずロープに走る。
  潮崎がカウンターでチョップを狙う。
  棚橋はよけるとスリング・ブレイドを狙う。
  潮崎はよけるとジャーマン。
  起き上がるのを待って袈裟切りチョップ。
  ローリング袈裟切りチョップへ。
  棚橋がカウンターで張り手。
  潮崎がスーパー・キック。
  ロープに走る。
  棚橋がカウンターでスリング・ブレイド。
  両者ダウン。
  エルボーの打ち合い。
  潮崎がもっと打ってこいよ、と胸を突き出す。
  棚橋がエルボー。
  潮崎がチョップ。
  棚橋が左右のエルボーを叩き込む。
  タイガー・ドライバーを狙う。
  潮崎は腰を落として耐える。
  棚橋は潮崎を起こすとバタフライ・スープレックス。
  ロープに走りスリング・ブレイド。
  ロープに走りもう1発。
  アピール。
  ハイ・フライ・フローへ。
  潮崎が両膝を立てて迎撃。
  潮崎も膝にダメージを負う。
  棚橋がエルボー。
  潮崎はチョップを打つとコーナーに座る。
  棚橋が脚にしがみつく。
  潮崎が袈裟切りを連打する。
  棚橋はぐらりとしながらも張り手を打ちコーナーにのぼる。
  エルボーを打ち込む。
  潮崎が打ち返しヘッド・バッド。
  雪崩式スラムを不十分ながら決める。
  カバーするもカウント2。
  袈裟切りからローリング袈裟切り。
  カバーするもカウント2。
  15分経過。
  ロープに走りラリアット。
  カバーするもカウント2。
  棚橋を起こすとボディ・スラム。
  ムーンサルト。
  膝の痛みに耐えながらすぐカバーするもカウントは2。
  ブレーン・バスターを狙う。
  棚橋はこらえると脚を蹴り。
  背中を殴りつける。
  潮崎が袈裟切り。
  ショート・レンジ・ラリアットへ。
  棚橋がよけドラゴン・スープレックスを狙う。
  防がれるもすぐにだるま式ジャーマンに持っていく。カウント2。
  エルボーの打ち合い。
  棚橋はアッパーカートへ。
  潮崎はチョップへ。
  打ち合い。
  潮崎はエルボーを連打しチョップへ。
  避けられるもローリング・チョップ。
  起こしてショート・レンジ・ラリアット。
  カバーするもカウント2。
  起こすと豪フラッシャーを狙う。
  棚橋がインサイド・クレイドルへ。
  潮崎は対応して起き上がると豪フラッシャーへ。
  棚橋は後ろに回るとドラゴン・スープレックス。カウント2。
  吼えるとロープに走りスリング・ブレイド。
  吼えて立ち上がった潮崎に低空ドロップ・キック。
  ファルコン・アロー。カウント2。
  ハイ・フライ・フロー。
  もう1発決め1,2,3!
  棚橋の勝利!