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新日本プロレス:Best of NJPW 2009の分析


名勝負 なし
好勝負 BotSJ公式戦:金本浩二vs.飯伏幸太(5/30/09)

IWGP王座戦:中西学(ch)vs.棚橋弘至(6/20/09)

@ZERO-1世界ヘビー級王座戦:永田裕志(ch)vs.田中将斗(1/4/09)
 ハードな攻めのぶつけ合い。
 田中はすぐに椅子攻撃も行って
 外敵としての役回りを全します。
 
 永田流血で分かりやすく惹きつける展開です。

 永田が反撃すると田中も流血してギアがかかります。

 12分ない試合時間でしたが、
 必要な要素を効果的に織り込みエネルギッシュに仕上げました。

 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:8/?/25)

ABotSJ公式戦:金本浩二vs.飯伏幸太(5/30/09)
 金本のハード・ヒットに飯伏も呼応。

 ハイ・フライだけでない飯伏の一面が引き出されていきます。

 ちょっと脈絡ない所も一部ありますが、
 尖っていてリミッターの外れた攻防に大盛り上がりでしたね。

 凄い試合でした。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:8/?/25)

BIWGP王座戦:中西学(ch)vs.棚橋弘至(6/20/09)
 (31分が25分ぐらいにカット)
 中西のネガティブな面を仕方ない、と諦めている部分はあると思います。
 理屈に合わない打撃の打ち合いやリズムの崩れはありますし、
 中西にコントロールを渡せないので
 再確認でしかるべく展開が進むよう保険をかけています。
 しかし細かな粗なんて無視したくなるぐらい、この試合はエネルギッシュです。

 中西の野生vs.棚橋の脚攻めを軸に
 棚橋が上手く試合を運んでいきます。
 中西は脚攻めを受けたのにリープ・フロッグを見せましたが
 それがおかしいと思わせないのが凄い。
 これはもう野生アピールを重ねたからだけで通用する事じゃなくて
 中西があの体格、あの動きをしているからこそ規格外だと思わせている。
 そして棚橋もダウン状態へのドラスクなど
 更にえぐい脚攻めで対抗していく。

 また前の試合を見てもらえば分かる通り
 出てくる攻防がどれも前の試合に比べてより良く、より適切な位置に修正されています。
 終盤の理屈抜きに凄い大技の攻防は
 メジャーでしか味わえない醍醐味です。

 棚橋がアメプロ思考のせいか、
 丸め込みでもテキサス・クローバー・リーフでもなく
 必殺技のハイ・フライ・フロー2連発でフィニッシュして疑問符を残して終えたのが勿体無いですね。
 必殺技を大事にするのは大切だけど
 ここまで特別な内容だと敢えて外れるべきですし、
 そもそもハイ・フライ・フロー2連発は必殺技にすべきではない、という問題があります。

 両者最大限の努力をして+10分、30分越えの試合を成し遂げた様子はまるでフレアーvs.ルガーでも見ているようでした。
 終盤、異常な盛り上がりになっていましたが
 新日ファンとのずれは丸っきり感じさせませんでした。
 異常な盛り上がり方にふさわしい試合です。
 
 両者の貢献度、クオリティが高く、盛り上がり、
 予想を遥かに超えてきた(そもそもの予想値が低いとはいえね)。
 これは年間最高試合の候補になって良い試合ですよ。

 そこに唯一傷をつけているのは実況です。
 中西はぎゃおぎゃお言う事で落ち着いているんですね、とか馬鹿げた事を言って
 バラエティー感覚で自団体の王者をいじりました。
 彼らにはメジャーの意識が無い。
 批難されてしかるべきです。
 もし私が新日のフロントから首にしたいぐらいです。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:12/28/09)

CJr.タッグ王座戦:アポロ55(田口隆祐、プリンス・デヴィット)(ch)vs.モーター・シティ・マシンガンズ(クリス・セイビン、アレックス・シェリー)(7/5/07)
 当時は外国人に門戸が開かれているとはいっても
 ブッカーも観客もまだまだ受け入れ体制不十分。
 
 MCMGの華麗な動きに湧くものの
 あくまで主語はアポロ55でしかないですね。

 その為MCMGはヒール要素を入れてきます。
 当然一定の質を保っていますが、本領ではないので、
 もっとノって行きたいところだろうに、と思うシーンもチラホラ。
 やるならデビットの孤立シーンはもっと盛り上げないといけなかった。

 ホット・タッグ後も多彩なアクションで見栄えして確かに盛り上がってるが
 スポット自体のインパクトに対し0.7くらいの効果しか与えていません。
 控えがもっと機能的に動けば
 そのスポットが戦略的にもっと意味を持ってくる。

 本物になりきれていない勿体ない内容。

 中々良い試合。
 (執筆日:5/?/20)

DG1公式戦:棚橋弘至vs.田中将斗(8/15/09)
 基本ムーブなので派手ではありませんが
 躍動感のあるレスリングを見せます。
 そこから毎度お馴染みの脚攻め。
 田中の性質を考えると脚攻めより腕攻めが望ましいですが
 脚攻めに低空ドロップ・キック、ドラスクという
 それ自体で効果的な技を使っている事を考えると難しいんでしょうね。
 田中はセコンドに外道を連れ
 竹刀、テーブルを上手く要所に使っていました。
 新日って裾が広いせいか、
 思ったより排他的じゃないというか、
 ブーイングが起こりにくいのがこういう試合を見ていると勿体無い気がしますね。
 棚橋の間が少しぶれながらも試合は滞りなく進み、
 終盤は田中らしいシンプルな魅力に溢れた物になっています。
 好勝負に少し届かず。
  (執筆日:12/28/09)