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新日本プロレス:Best of NJPW 2008の分析


名勝負 なし
好勝負 3代目IWGP王座争奪戦:カート・アングル(th)vs.永田裕志(1/4/08)

IWGP王座戦:中邑真輔(ch)vs.武藤敬司(4/27/08)

Jr.ヘビー級タッグ王座戦:ディック東郷、TAKAみちのく(ch)vs.稔、プリンス・デヴィット(7/7/08)

@3代目IWGP王座争奪戦:カート・アングル(th)vs.永田裕志(1/4/08)
 投げと場外での間空けを効果的に使いながら
 カート、もしくは永田しか知らなくても通用する舞台作りをすると
 終盤はレスリングの素地を利用し
 カート対ベノワを思わせるような中々いかした必殺技の攻防を見せます。
 派手な見た目に比べ深い領域でのクロスはありませんでしたが
 太平洋を越えた初対決という事を考えると上出来です。
 ぎりぎり好勝負。
 それにしても永田の白目が受け入れられている世界というのは何か変だ。
 永田はにらめっこ選手権に出れば良いのですよ。
 そうすればまさしく世界の永田になって
 フレアーと日本人ファンなんて紹介されませんぜ。
 (執筆日:1/7/09)

AIWGPヘビー級王座戦:棚橋弘至(ch)vs.中邑真輔(1/4/08)
 棚橋が間を置いてずらしてテンポを支配。

 中邑のリズムが歪なので、
 変に合わせにいくよりこういう矯正する方向の試合運びは正解ですね。

 中邑が危険なドライバーを放ったり、
 一方でガードした際に元々痛めている腕を負傷したりと展開は豊か。

 中邑に足りないストーリー・テリングを棚橋が補って
 両者の戦いの形が見え始めていますね。

 3月の再戦には及ばないが、その兆しは見えます。

 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:8/?/25)

BIWGP王座戦:中邑真輔(ch)vs.武藤敬司(4/27/08)
 まずはグラウンド。
 対外敵の緊張感がありますし
 武藤の場外での切り方で中邑の腕攻めも示されましたので上々の始まり。
 次の動かし方は最高でしたね。
 中邑がエプロンに上がった武藤にドロップ・キックからブランチャを狙い
 武藤は避けての低空ドロップ・キック(低空DS)から
 柵に振ってのシャイニング・ウィザード(SW)、ドラゴン・スクリュー(DS)。
 リングに戻ると同じく戻ろうとロープをまたいだ中邑にSW、DS、セカンド・ロープからの低空DS。
 そして4の字を決める。
 この流れ、コンビネーション、間は絶品でしたね。
 ここからは武藤が上記の技だけで脚攻め、
 中邑は自らのスタイル通りカウンターが主、とそれぞれの持ち味が出る展開。
 只最初のアーム・バー、4の字に捕らえている時間がそれぞれ長いのと
 中邑は攻めに回ると場に合わない技を連発するのが難。
 後者ですが特にムーンサルトなんて脚攻め食らっていて相手が武藤なら最後まで温存したい技です。
 あくまで場面は多くないのが救いです。
 只そんな中邑の大技連発が終盤への突入を担った部分もあるので完全に悪いともいえないんですけどね。
 終盤は顔への低空ドロップ・キックや
 ロープに横にすると首へのドラゴン・スクリューという特別な技が出たこともあり
 武藤の勝ちもある事を意識させ、かなりの盛り上がりになりましたね。
 武藤の凄さと全日社長がIWGP王座に挑戦するという舞台のウェイトが重く
 中邑はそこまで良い働きをしていないのは事実ですが
 それを補って余りあり素晴らしい試合になっています。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:4/12/09) 

CJr.ヘビー級タッグ王座戦:ディック東郷、TAKAみちのく(ch)vs.稔、プリンス・デヴィット(7/7/08)
スピードやハイ・フライにユーモアも。
 色々散りばめて盛り上げるているも良いですが、
 何よりタッチ・ワークが王者は素晴らしい。

 ポイントで抜きつつ、ポイントではハード・ヒットでしっかりと。
 自由自在に操っていますね。

 プリンス、稔も飛ぶだけではないので攻防が豊かです。
 
 新日タッグのレベルが上がって来たことを実感する内容です。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:8/?/25)

DG1決勝:後藤洋央紀vs.真壁刀義(8/17/08)
 後藤の仕掛ける際の発は中々ですね。
 真壁はスロー・ペースの試合運びですが
 表情を挟んでくるので魅せることはできている。
 考えながら試合を進めていきます。
 特にこの日の後藤は段階の上げ方において無駄が一切ない。
 いつもは自分の一つ一つのインパクトに翻弄されているのにね。
 終盤は綺麗な一進一退に収束させ、
 後藤の必死さの表現と真壁の微調整により素晴らしい攻防を繰り広げました。
 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:1/?/15)