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新日本プロレス:Best of NJPW 2007の分析


名勝負 IWGP王座戦:棚橋弘至(ch)vs.後藤洋央紀(11/11/07)
好勝負 なし

@IWGP王座戦:棚橋弘至(ch)vs.後藤洋央紀(11/11/07)
 ヘビー級の迫力 をありながらも
 クルーザー級を思わせる身軽な攻防は
 中々どうして目を見張るものがあります。
 また場外、打撃の打ち合い、一極攻め、コーナー上の攻防等展開も見事です。
 だが同時にこの展開でやや改善点もあり。
 場外、打撃の打ち合いがややしつこいのと
 後藤には脚を痛めているというアピールが欲しかったです。
 これだけ壮絶感あるのに
 (しかしミスのおかげというのも情けない話ですけれど)
 気合で起き上がってしまうシーンが
 あるのはいつも通り納得行きませんが
 これはもう日本のプロレスなら仕方ないんでしょう。
 最初の約1/3が完全に欠けているというおかしな状態で
 判断するのもあれなので適当に文句なしに好勝負としておきましょう。
 一応ベスト・マッチの可能性もある程で
 新日だと年間最高試合物ではないかな。
 TNAに出てた時はこんな冴えない奴が、って思ったけど
 随分良くなったね。
 今後新日は意外に盛り返して来るかもしれません。

 (ノー・カットで再視聴)
 挑発から始めて、後藤の荒々しさを表現する機会を作り出します。
 棚橋はオーソドックスな流れと見せかけて
 ヒール調の打撃と不意打ちの攻撃で意表をついてきます。
 後藤もそれを耐えることでタフさを出してくる。
 荒々しくも豪胆で勢いのある表現です。
 棚橋が強制的に脚攻めに持ち込み中盤戦。
 観客に応援させる間を適切に作っていますが、
 これを敢えて観客をほとんど見ずに作っているのが面白い。
 この試合においてはこれで成立している。
 当時のスキルを考慮すれば観客を見過ぎると歯車が狂ったかもしれないですから。
 加速度的にテンポを増して攻防戦。
 サブミッションもスロー・ダウンしすぎませんし、
 場外の攻防もナチュラルに入れ込めています。
 スポット単体ではなく幾つかの技がセットとして
 考えられているから戦いの激化が非常にスムーズで、
 構築が前に出過ぎないのが良かったですね。
 クライマックスの打撃シーンはやや冗長だし、
 後藤の技を決めた後の時間の処理が下手で気になるものの
 感情表現で誤魔化し、最後まで突っ走りました。
 2007年だからこそ生まれた部分もある素晴らしい内容。
 ぎりぎり名勝負です。
 (執筆日:7/?/14)



注目試合の詳細

@IWGP王座戦:棚橋弘至(ch)vs.後藤洋央紀(11/11/07)
  (カット約9分)
  棚橋がスリーパーを狙う。
  後藤はすぐに体勢を入れ替えるとドラゴン・スリーパーへ。
  棚橋が体勢を入れ替える。
  後藤はロープに脚をかける。
  棚橋が軽快に攻めていく。
  エプロンの後藤にジャーマンを狙う。
  後藤は逃れるとクローズラインで棚橋をリングに入れる。
  棚橋はひるまずロープを使ってのドラゴン・スリーパー。
  回復する暇を与えずエプロンからトペ・アトミコ。
  鉄柱にぶつけようとする。
  後藤は防ぐと逆に鉄柱にぶつけスピン・キック。
  更にスプリングボード式トペ・コンヒーロ。
  リングに戻しダイビング・エルボー・ドロップでカバー。カウント2。
  棚橋がネック・ブリーカー・ドロップを決める。
  両者ダウン。
  フォア・アームズを打ち合う。
  棚橋が打ち負けたかと思いきやフォア・アームズを避けジャーマン。
  後藤も起き上がってお返しのジャーマン。
  張り手を打ち合う。
  押され気味の後藤は殴りつける。
  10カウント・パンチ。
  注意したレフェリーを付き飛ばす。
  棚橋はロー・ブローを決めるとネック・ブリーカー・ドロップ2発。
  20分経過。
  カバーするもカウント2。
  タイガー・スープレックスを狙う。
  防がれるもすぐに狙いを変えダブル・アーム・ロック・ジャーマン。カウント2。
  脚に狙いをつけテキサス・クローバー・リーフ。
  後藤がロープを掴む。
  脚へのフロッグ・スプラッシュを狙う。
  後藤は膝を立てて防ぐとバック・ドロップ。
  そして昇天を決めるがカウントは2!
  もう1発狙う。
  棚橋が丸め込みに返す。
  カウント2で返されるが引き続き丸め込んでいく。
  後藤が潰すようにしてドライバーに切り返す。
  レフェリーは棚橋が続行できないと引き離そうとする。
  後藤は構わず首を集中攻撃。
  首へのダイビング・エルボー・ドロップでカバーするもカウント2。
  ドラゴン・スリーパー・ドロップもカウント3ならず。
  コーナー上へ。
  棚橋が後藤を捕まえる。
  後藤も首にエルボーを入れ抵抗。
  後藤が雪崩式ヨシタニック。カウントは2。
  ならばと昇天へ!
  棚橋はネック・ブリーカーに切り返すとジャーマン。
  後藤はカウントは1で返すとラリアット。カウント2。
  棚橋はショート・レンジ・ラリアットを避けるとドラゴン・スープレックス。カウント2。
  30分経過。
  ファルコン・アローもカウント2。
  棚橋は脚へのフロッグ・スプラッシュからテキサス・クローバー・リーフ。
  後藤は耐えるがリングに戻され、たまらずタップ・アウト!
  棚橋の防衛!

試合結果

@IWGP王座戦:棚橋弘至(ch)vs.後藤洋央紀(11/11/07)