新日本プロレス:Best of NJPW 2007の分析
| 名勝負 | IWGP王座戦:棚橋弘志(ch)vs.永田裕志(4/18/07) |
| 好勝負 | IWGPヘビー級王座戦:永田裕志(ch)vs.真壁刀義(7/6/07) |
@三冠王座戦:鈴木みのる(ch)vs.永田裕志(1/4/07)
新日で三冠王座戦。
みのるがロープを使ったアーム・バーに椅子攻撃を仕掛け、
早々に流血に追いやって煽ります。
再びの椅子攻撃を永田がカウンターして仕返し。
みのるのスタイルにも合わせて盛り上げますね。
どうしても興業の位置づけ上は
ミッドカードにすぎない為、
本来のポテンシャルからするとある程度抑えられている所はあるものの
逆に不協和音もなく両者の良さが8割方綺麗に出ています。
好勝負に届かずも中々良い試合。
(執筆日:8/?/25)
AIWGP王座戦:棚橋弘志(ch)vs.永田裕志(4/18/07)
棚橋レスリングの際は軸がぶれてまだまだ若いと感じさせますね。
しかしその差をはっきりと目に見える形にせず微細な表現に留め、
それをコンタクトしない時間による緊張感と織り交ぜることで
非常に良い形となっていて棚橋の仕掛けへとつながっている。
そこから荒々しい打撃の打ち合いになりますが
棚橋の生意気なアピールの織り交ぜ方は面白く、
打撃に打ち勝った永田もここぞで間を置いて情感的に見せている。
永田が腕攻め後、棚橋が脚攻め。
展開が支配せず、その場その場での戦略的意味合いが活きているのは
その攻め方に関して試行錯誤の段階だからこそでしょう。
棚橋が挑戦的に妙手を織り交ぜ
永田も移動性とその場投げの攻めを上手く組み合わせている。
バランスが良すぎるが故に終盤押し上げれない感はあったものの
想像以上に素晴らしい試合でした。
ぎりぎり名勝負。
(執筆日:?/?/13)
BJr.タッグ王座戦:邪道、外道(ch)vs.ディック東郷、TAKAみちのく(5/2/07)
TAKAと邪道が暑苦しく打撃の打ち合い。
その一方でサブミッションの攻防、と幅広く見所を提供しましたね。
そして勿論タッグ・ワークの方も問題なし。
軽快な連携技を放ちつつムーブありきにならず、
しっかりとタッグ全体の展開と紐づけています。
邪道、外道の試合運びが安定している分、
未来への道筋、ステップ・アップの作り方が不十分で、勿体なかったか。
終盤は同時サブミッションをポイントに置きながら
セコンドも機能的に動いて鬩ぎ合いました。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:10/?/20)
CIWGPヘビー級王座戦:永田裕志(ch)vs.真壁刀義(7/6/07)
真壁のIWGP王座初挑戦。
永田の刺々しい打撃に対し、
真壁もタフに受けつつもヒールとしてのインサイド・ワーク。
重戦車として足を使って素晴らしい働きですね。
真壁が椅子攻撃にハサミ攻撃で永田が流血。
試合構成、感情の巻き込み方が両立されている展開ですね。
煽った後にどうするかが課題の真壁ではありますが
永田もやり返すと切り方が悪かったか想定以上の大流血。
これで更に試合が熱量を帯びることになり、
真壁の攻防作り自体のクオリティに物足りなさがあっても
凄まじい絵がそれを補って余りあることになっています。
文句なしに好勝負。
(執筆日:8/?/25)
DG1決勝:棚橋弘志vs.永田裕志(8/12/07)
相同性のレスリングからかわしあい。
前回の試合との差別化を図ったか。
しかし前回の試合からすれば相同性に落ち着けることがベストとは思えないのですけどね。
永田の腕狙いを防いで棚橋が打撃。
ロープを使ったドラスクを重ねます。
前回でやったことは軽く決め、
再戦をアピールする方向性ですね。
セカンド・ロープにのってから
場外ダウンの相手にボディ・プレスという特別な技を重ねます。
その後も印象的なものを数ばらまいて勝負。
永田のクロス・フェイス、張り手の打ち合いなどを織り交ぜ盛ります。
永田がもう少しセルしてくれないと釣り合わないのが難点。
棚橋がボディ・プレス時に膝を痛めるのは面白かったが
前回を超えられなかったことは否めない。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:?/?/13)





