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新日本プロレス:G-1 Climax 2004 Vol.3 の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2枚、約3時間30分です。

8/14/04の大会より
@西村修vs.真壁刀義
 真壁ができもしないのに西村のリズム、スタイルに合わせたため退屈な内容に。
 絵空事過ぎるフィニッシュも駄目。
 ひどい試合。

A天龍源一郎vs.ブルー・ウルフ
 下手なウルフとはいえ
 単純な打ち合いでしか見せれない天龍じゃないでしょうに。
 これまたこんなフィニッシュにすべきではない。
 ひどい試合。

B吉江豊vs.柴田勝頼
 キャラの強い2人なのにまったくミックスできていません。
 無駄な一方的な攻めが目立つ、ひどい試合。

C中西学vs.金本浩二
 体格差がどちらのためにもなっていない凡庸な内容。
 少し悪い試合。
 
D中邑真輔vs.蝶野正洋
 狙い通りの過程と決着性のあるグラウンドながら
 中邑はその狭い範囲のままトライアングル・チョークで終結しているのでいまいち。
 蝶野はまだ技を織り交ぜるから良いけどね。
 またそこまで気持ちの見えないまま両者リングアウトという決着は許容できない。
 悪くない試合。

E棚橋弘至vs.佐々木健介
 健介はインパクトだけ、
 棚橋は疲労の見せ方が悪く切り返しが効果的にならず。
 盛り上がる内容ではあるけどねぇ。
 悪くない試合。

F鈴木みのるvs.永田裕志
 ようやくまともな試合。
 時間を重ねるごとに着実に成長していきます。
 永田の表情はいまいちながら両者のカウント1返しといった見得も有効に機能しています。
 永田の腕攻め後のクライマックスが
 張り手に頼りっぱなしだったのはやや残念。
 それでも良いけどもう1段広げられました。
 平均的な良試合。
 
8/15/04の大会より
G3位決定戦:中邑真輔vs.蝶野正洋
 蝶野が奇襲をかけてきた中邑を椅子も使って一方的に攻撃していき、
 最後に中邑がトライアングル・チョークを決めた時にレフェリーに手を出して反則を取り終わり。
 連日訪れる観客もいるでしょうにこの内容で良いのか。
 良い訳が無し。
 ひどい試合。

H2回戦:天龍源一郎vs.佐々木健介
 年齢差を踏まえながらも
 それを肯定しながらのぶつかり合い。
 気持ちよいですね
天龍が年とはいえもう少しましな切り返しが欲しかったけど。
 まあまあ良い試合。

I2回戦:天山広吉vs.中邑真輔
 中邑はがむしゃらにやっているだけで
 考えがついていってないですね。
 このレベルで使われているとはいえ新人なので仕方ないけど。
 それはともかく試合は一応その気持ちが攻防となって成功しています。
 平均より少し上。 

J準決勝:棚橋弘志vs.天龍源一郎
 格の差での構図ですが
 棚橋の見せ方が悪いためフィニッシュも印象悪し。
 悪い試合。

K準決勝:天山広吉vs.柴田勝頼
 柴田は蹴りが主体になるけれど
 打ち合いにならないとそれがプロレスとして活きない青さ。
 天山にキャリーできる力はないし、悪い試合。

L決勝:棚橋弘志vs.天山広吉
 前2試合と打って変わって
 棚橋は意図的に受けの調節し、それが試合という形で結果に出ている。
 まさに試合を作る、とはこういう事です。
 これを手に入れた理由が思い浮かばないのだけど
 この試合が棚橋の特集で上げられたいたのかな。
 技種が適正に働き激しい攻防になって決勝らしい内容になりました。
 天山ですが別に褒める所はないですね。
 必殺技にアナコンダ・バイスというサブミッションを選んでいるのが功を奏しているだけ。
 中々良い試合でした。

総評
 新日レベルですね。
 まだ芽吹いていない新人を抜擢する台所事情の厳しさです。 
 (執筆日:11/10/09)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@西村修vs.真壁刀義
A天龍源一郎vs.ブルー・ウルフ
B吉江豊vs.柴田勝頼
C中西学vs.金本浩二
D中邑真輔vs.蝶野正洋(ダブル・カウントアウト)
E棚橋弘至vs.佐々木健介
F鈴木みのるvs.永田裕志
G3位決定戦:中邑真輔vs.蝶野正洋(DQ)
H2回戦:天龍源一郎vs.佐々木健介
I2回戦:天山広吉vs.中邑真輔
J準決勝:棚橋弘志vs.天龍源一郎
K準決勝:天山広吉vs.柴田勝頼
L決勝:棚橋弘志vs.天山広吉(優勝!)