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新日本プロレス:Best of NJPW 2003の分析


名勝負 なし
好勝負 Jr.ヘビー級タッグ王座戦:金本浩二、獣神サンダー・ライガー(ch)vs.ヒート、AKIRA(3/9/03)

GHC王座戦:小橋建太(ch)vs.蝶野正洋(NJPW 5/2/03)

G1決勝:天山広吉vs.秋山準(8/17/03)

@Jr.ヘビー級タッグ王座戦:金本浩二、獣神サンダー・ライガー(ch)vs.ヒート、AKIRA(3/9/03)
 AKIRAとライガーが逆にその凄さが目だたなくなってしまうぐらい
 全体を通してベテランならではの高値安定の動きを見せています。
 特にこの2人が絡む攻防は完成されていて素晴らしいですよ。
 そしてヒートと金本がサイドを務める。
 ヒートは相変わらず試行錯誤の段階ながらそれが試合に多様さを与えているし
 金本は打撃でリズムを与えている。
 他のタッグ・マッチと比べると地味ですけどね、深い味わいを秘めています。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:5/18/09)

AIWGP王座戦:永田裕志(ch)vs.中西学(新日本プロレス 3/9/03)
 試合を見たことなかったんですが中西はTVで筋肉馬鹿の地をいってますからね。
 フルタイム戦という事で怖いもの見たさも同然な不安を抱いていた。
 しかしまず目に飛び込んできたのは間への拘り。
 打撃の種類+何発目で倒れるか+不意打ちで
 上手く間を刻んでいる。
 これはまさに正攻法であり素晴らしい。
 でも色々問題点があります。
 ・中西もアマレス経験者な割には2分で力比べにいく早さ。
 ・永田が腕、脚と極所攻めで分散し1つ前のは忘れないといけない。
 ・じっくりした内容にもかかわらず移行で魅せれず脚攻めが一気に成立してしまう。
 ・中西の必殺技アルゼンチン・バック・ブリーカーは動きがないので伝わらない。
 ・アイアン・クローも様になってない。
 余りに多いため上手く頑張ってるな、というのが
 途中からこれなら間に拘るしかないよねぇ、に変わっていく。
 その溜息が試合に対しての疲労感につながります。
 しかしそれがフルタイム戦の雰囲気とカタルシスが生み
 試合を完成させた事も否定できません。
 好勝負には届かずも中々良い試合。
 (執筆日:5/18/09)

BGHC王座戦:小橋建太(ch)vs.蝶野正洋(NJPW 5/2/03)
 蝶野の状態が芳しくなくスローではありましたが変化をつけて動かし
 小橋のじっくりとしたレスリングで注意をひきつけました。
 エプロン、花道の使い方といい蝶野らしい丁寧な構築でした。
 逆に丁寧な構築だからこそ終盤は納得できない。
 表現により移入し彼らの痛みを感じているのに
 バック・ドロップ4連発時に受ける小橋がわざと危険な形で落ちていくのが見えたのには引きますよ。
 逆に攻めでも、決め手のサブミッションがないのは痛いですが
 ハーフネルソン・スープレックス計6発なんて解決策しか無いとは思えません。
 四天王のような思いがないのに外野が描く三銃士vs.四天王の絵にのる必要はないでしょう。
 蝶野のSTFを使う等して満足感のある物に仕上げれたはずです。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:7/4/09)

CG1決勝:天山広吉vs.秋山準(8/17/03)
 その年のG1初日メインもこのカード。
 その際は秋山が勝利していましたので、
 天山としては満を持して雪辱を晴らそうという位置づけのリマッチ。

 序盤から気持ちを上手く出しています。
 対抗戦という下駄を履いていることを考慮しても良い出だし・盛り上がりです。

 スローに積み上げつつ、
 試合の方向性をしっかり定めたのが秋山。

 ターニング・ポイントとなる秋山のハイ・ニー。
 これに対し天山も吹っ飛ぶ気合の入った受け身で立てると
 秋山が首攻めで一本筋通します。
 熱気を逃さず集中させた良い攻めでしたね。

 その後も足し算をしつつ
 矮小に収まらずギアをかけ続けることができました。

 天山はもう少しカバー数を控えても良いですが、
 秋山に負けている背景もあるのでこれはこれで絵になりきっています。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:2/?/21)