TOP日本のプロレス新日本プロレス 00年代の大会 →新日本プロレス:WPW 9/28/02

新日本プロレス:WPW 9/28/02の分析


名勝負 なし
好勝負 G1決勝:蝶野正洋vs.高山善廣(8/11/02)

1枚、約2時間10分です。

@G1準決勝:中西学vs.西村修(8/10/02)
 中西が雑な技を放ちながら時間を進め、
 西村は丸め込みで勝利するせいか特にキャリーをするつもりもなし。
 悪い試合。

AG1準決勝:天山広吉vs.蝶野正洋(8/10/02)
 天山がキビキビ動いているとはいえ蝶野は何もせずやたら受けまくる。
 凌ぎ方で見るべき物を提示したかと思いきや、
 スーパープレックスを立ち上がるという?な行動に出ます。
 そして再び受けっぱなし、と意味不明な程試合を動かさず退屈です。
 20分超えてもこれでは何の価値もない。
 悪い試合。

BG1準決勝:西村修vs.高山善廣(8/10/02)
 西村の良い加減に力を抜いたレスリングが堪能できます。
 立ち姿も絵になっているし、眼差しも鋭い。
 脚攻めに観客も一体となっていたしこの日の西村はまるで猪木でした。
 ただ猪木になるという点では大正解だが、
 試合としては決してレスリングが上手い訳ではない
 (UWFを経験しているので出来なくはないが)
 高山に15分間もレスリングして21世紀になって展開数が少なすぎます。
 高山が振り払った形とはいえもう少し過程が見たかった。
 平均的な良試合。 

C中西学、成瀬昌由vs.安田忠夫、X(8/11/02)
 Xは柳沢。誰でしょう。どうでも良いか。
 4分も作れない似非MMAと異物である事をとんと気にしない中西の技が含まれています。
 ひどい試合。

D永田裕志、佐々木健介vs.天山広吉、西村修(8/11/02)
 (13分中後半6分ほど)
 同時サブミッションや技のカットなど
 最低限の彩りがついているものの
 それぞれの絡み、タッグとして特筆するものはまったくない。
 少し悪い試合。

EG1決勝:蝶野正洋vs.高山善廣(8/11/02)
 蝶野は準決勝の体たらくで大丈夫か、と思ったけど
 大丈夫だ、問題ない、と見事答えてくれました。
 まずは避けあい、様式立てで軽く期待感を煽った後、
 動の打撃と静のサブミッションを交えて試合進行。
 入れ混ぜ方のみならず観客に伝える、観客を乗せる意識が見られるのも良いですね。
 場外スポット、両者ダウンと印象的なスポットを挟んで終盤へ。
 ここからはMMAの要素を適切に取り込み、
 高山のニー一発の重みが蝶野の受け表現と相まって見事にスケール・アップされています。
 またそこからのひっくり返し方も格好良かったですね。
 ロープ・ブレイクで凌ぎ、ポーズを決めたSTF炸裂から
 ヤクザ・キックの重ねがけでタフな怪物を切り倒しました。
 ぎりぎり好勝負。
 
 試合後藤田が上がってきて永田とも火花を散らす。
 
総評
 決勝を形にしてきました。Bも良いしそれなり。
 (執筆日:12/29/10)
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

BG1準決勝:西村修vs.高山善廣
  高山がバックに回る。
  西村がコーナーに押し込みクリーンに離れる。
  組むと高山がロープに押し込む。
  顔に手を当てるもクリーンに離れる。
  ナックル・ロック。
  バックの取り合い。
  高山がフロント・ヘッド・ロック。
  西村がロープに押し込む。
  離れずエルボー。
  高山がフロント・ヘッド・ロック。
  西村がロープに逃げる。
  高山が離れ際にエルボー。
  高山がハンマー・ロック。
  アーム・ロック。
  西村が周りを回ってハンマー・ロックに返しグラウンドに落とす。
  ブリッジして威力強化。
  アーム・ロック。
  アーム・ドラッグに返されるもグラウンド・ヘッド・シザース。
  高山が体勢を変えてすり抜けヘッド・ロック。
  両手を掴み押し込む。
  西村はブリッジで起き上がる。
  そして押し込んで倒す。
  ブリッジで耐える高山の上にのる。
  高山が五分に戻す。
  西村がコーナーに押し込みクリーンに離れる。
  組むと西村がヘッド・ロック。
  グラウンドに倒す。
  高山がグラウンド・ヘッド・シザース。
  西村が体勢を変え倒立ですり抜けクリーンに離れる。
  高山がタックルからバックに回りチン・ロック。
  西村がすり抜けレッグ・ロック。
  インディアン・デス・ロック。
  ブリッジでムタ・ロック。
  高山がチン・ロックで強引に剥がしドラゴン・スリーパー。
  西村がブリッジで起き上がりスナップ・メア。
  上にかぶさる。
  高山がブリッジで起き上がりガット・レンチ。
  耐える西村にアーム・ロック。
  アーム・バー。
  西村がブリッジから後転し逃れる。
  仕切りなおし。
  西村がバックを取りバタフライ・ロック。
  高山が反転させようとする。
  西村が更に回転して戻す。
  高山が反転させようとする。
  西村が更に回転して戻す。
  高山がコーナーに逃げる。
  組むと西村がファイヤーマンズ・キャリーからアーム・バーを狙う。
  ロックされたのでキー・ロック。
  15分経過。
  高山は体勢を変えると腕一本で持ち上げコーナー上に載せる。
  離れるかと思いきや蹴りを叩き込んで行き倒す。
  ビッグ・ブーツへ。
  西村はかわすとエルボー連打。
  脚を持って前に投げ倒す。
  脚にダイビング・ニー・ドロップ。
  4の字。
  高山がロープを掴む。
  西村が中央に引っ張りスピニング・トー・ホールドから4の字。
  高山が反転しようとするも戻される。
  高山がロープを掴む。
  西村が蹴りつけていく。
  高山が張り手。
  ベリー・トゥー・ベリー。
  そのまま起こすとロープの反動を使ってベリー・トゥー・ベリー。
  カバー。カウント2。
  チキン・ウィング・フェイス・ロック。
  西村がロープに脚をかける。
  起こそうとする。
  西村が裏に回りスリーパー。
  高山はスナップ・メアで振りほどくと背中に蹴り。
  スリーパー。
  西村がロープに脚をかける。
  高山が起こしてブレーン・バスターを狙う。
  西村が後ろに着地しアブナミドル・ストレッチ。
  卍固め。
  グラウンドに倒す。
  高山が何とか振りほどく。
  そしてニー・ストライク。
  カバーするもカウントは2。
  起き上がった所にニー・ストライクを狙う。
  西村がスクール・ボーイ。カウント2。
  高山がニー。
  ジャーマンで1,2,3!
  高山の勝利!
  

EG1決勝:蝶野正洋vs.高山善廣(8/11/02)
  蝶野がいきなりビッグ・ブーツ。
  高山がすぐ打ち返す。
  ロープに振ろうとする。
  蝶野が振り返しドロップ・トー・ホールドを狙う。
  高山はロープを掴んで止まるとハイ・キックへ。
  かわされる。
  仕切りなおし。
  高山がコーナーに押し込み殴りつける。
  ナックル・ロック。
  高山が押し込む。
  蝶野が五分に戻す。
  高山がロープまで押し込む。
  殴りつける。
  蝶野が殴り返しエルボー連打。
  高山が腰をつく。
  仕切りなおし。
  高山がバックを取る。
  蝶野が腕を取ろうとする。
  高山がチン・ロック。
  背中を蹴り。
  起き上がった蝶野にフロント・ヘッド・ロック。
  蝶野はロープに押し込むと離れずにフロント・ヘッド・ロック。
  高山が持ち上げコーナー上に載せる。
  張り手を打ち込むと蝶野が場外に転落する。
  リングに戻る。
  ナックル・ロック。
  蝶野が脚をかけて倒しチン・ロック。
  高山が蹴り上げて逃れる。
  高山がショルダー・ブロック。
  蝶野がエルボー。
  打ち合い。
  蝶野が殴りつけていく。
  ロープまで下がらせる。
  高山がエルボーを連打して行き倒す。
  コーナーで崩れる蝶野の喉に足を押し付ける。
  組むと蝶野がヘッド・ロック。
  高山がグラウンド・ヘッド・シザース。
  蝶野がロープに足をかける。
  高山が頭部を蹴りつける。
  蝶野がもっと打ってこいよという。
  高山がロープに走り蹴り飛ばす。
  スナップ・メア。
  ロープに走り胸を蹴り飛ばす。
  顔を掴みマットに叩きつける。
  踏みつけてのカバー。カウント2。
  起こすとエルボー。
  エルボー。
  蝶野も打ち返し打ち合い。
  蝶野が打ち倒す。
  仕切りなおし。
  高山が組むと見せかけ蹴りを連打し倒す。
  エルボー・ドロップ3連発。
  カバーするもカウント1。
  蝶野が足を掴んで倒しヘッド・ロックを決めると拳を打ち込んでいく。
  変形バタフライ・ロック。
  高山が持ち上げ投げ捨てる。
  蝶野が先に体勢を立て直し蹴り。
  変形バタフライ・ロック。
  高山が起き上がり後ろに投げ捨てる。
  ビッグ・ブーツ。
  ジャーマンを狙う。
  蝶野がバック・エルボー。
  卍固め。
  高山が振りほどく。
  ニーを突き上げダウンさせる。
  起き上がった蝶野にニー・ストライク。
  ジャーマン。カウント2。
  ハイ・ニー。
  勢いあまって両者場外に転落。蝶野が柵にもたれる高山にビッグ・ブーツ。
  リングに戻る。
  戻ってきた高山にビッグ・ブーツを狙う。
  蝶野もカウンターでビッグ・ブーツを放ち相打ち、両者ダウン。
  15分経過。
  高山が先に起き上がりニーを突き上げる。
  ニーを突き上げカバー。カウント2。
  ニー・パッドを下げるとニー連打。
  コーナーで連打していく。
  蝶野が崩れ落ちる。
  ダウン・カウントが数えられる。
  カウント9で起き上がった蝶野にハイ・ニー。
  カバーするも蝶野の腕がロープにかかる。
  ジャーマンを狙う。
  蝶野がロー・ブローを狙う。
  高山はかわすと殴りつける。
  ロープに走る。
  蝶野がカウンターでニール・キック。
  高山が起き上がりロープに走る。
  蝶野がカウンターでドロップ・トー・ホールド。
  STFを決める。
  蝶野が引っ張り上げる。
  高山が何とかロープを掴む。
  蝶野が頭部を蹴り飛ばす。
  蹴り飛ばす。
  耐えてきた高山にもう1発。
  しがみついてきた高山にサミング。
  蹴り飛ばす。
  もう1発決め倒す。
  カバー。カウント2。
  頭部を蹴り倒す。
  2発。
  3発。
  カバー。カウント2。
  ロープに走り蹴り飛ばす。
  ロープに走り蹴り飛ばす。
  カバーし1,2,3!
  蝶野の優勝!

試合結果

@G1準決勝:中西学vs.西村修(8/10/02)
AG1準決勝:天山広吉vs.蝶野正洋(8/10/02)
BG1準決勝:西村修vs.高山善廣(8/10/02)
C中西学、成瀬昌由vs.安田忠夫、柳沢(8/11/02)
D永田裕志、佐々木健介vs.天山広吉、西村修(8/11/02)
EG1決勝:蝶野正洋(優勝!)vs.高山善廣(8/11/02)