TOP日本のプロレス新日本プロレス 00年代の大会 → 新日本プロレス:Best of NJPW 2000

新日本プロレス:Best of NJPW 2000の分析


名勝負 永田裕志、飯塚貴史vs.川田利明、渕正信(12/14/00)
好勝負 Jr.ヘビー級タッグ王座戦:大谷晋二郎、高岩竜一(ch)vs.金本浩二、田中稔(6/25/00)

佐々木健介vs.川田利明(10/9/00)

@Jr.ヘビー級タッグ王座戦:大谷晋二郎、高岩竜一(ch)vs.金本浩二、田中稔(6/25/00)
 ねちっこく打撃戦とグラウンド。
 敢えて逸脱するスポットを置かずシンプルに作ることで
 後半を対比的に大きく跳ねさせようという狙いですね。
 地味ながらハードな削り合い。

 控えが入って乱れ打ちから後半戦。
 連携技をめぐる攻防は良く、
 最後は敢えて大谷と稔のシングルで構成。
 
 昨年の試合とまったく違うものになっています。
 とはいえシンプルさに拘る余り、
 可能性を狭めた点も少なからずある。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:5/?/20)

AG1決勝:佐々木健介vs.中西学(8/13/00)
 単純なパワーの競り合いで構成しようとするも
 中西はロープ・ワークという基本的の動作の緩急において
 その下手さを露呈してしまっている。
 健介がIWGP王者、先輩として立ちふさがる、そういう見せ方でいきたいところだが
 中西が下手なので健介が調整し受け手に回っていますね。
 それにより確かに一進一退になるけれど
 そうなると何もドラマのない下手の横づきです。
 そんなに時間を置かずに再び打撃の耐えあいへ。
 試合自体は微妙だが終盤の大男vs.大男の技の数々は
 決勝としての盛り上がりに相当するものがあります。
 しかし同じことを何度もやるのには辟易したし、
 唐突にサブミッションで締めたエンディングは拍子抜け以外の何物でもない。
 平均レベル。

B佐々木健介vs.川田利明(10/9/00)
 新日本vs.全日本。
 相手の意図に抵抗するレスリングで対抗戦として順調な滑り出しを見せます。
 とはいえまだ試合が動くのは先だろうと腰を据えていたところで健介がグー・パンチを繰り出します。
 対抗戦の雰囲気を刺激する暴挙に出て、
 一方の川田も彼らしくその後すぐにマウント・パンチでやり返します。
 その後も退かずに意地の張り合い。
 その戦いに満足した上で技を決めるという流れになっていて
 試合にしても、両者の魅力の織り交ぜにしても結構バランスが良かったですね。
 終盤はこの手の試合のお約束、もとい健介のお約束で
 ラリアット合戦による耐えあいとなっていて予想内に収まってしまったもののぎりぎり好勝負です。
 (執筆日:3/?/12)

C永田裕志、飯塚貴史vs.川田利明、渕正信(12/14/00)
 飯塚が序盤でいきなりスリーパーを仕掛け、
 控えが入ってのいざこざにさせて対抗戦の雰囲気を作り上げる。
 永田の蹴りに対し渕が痛がって引き立て、
 川田にタッチすることで上手くエース対決に持っていく。
 どちらのタッグも上下関係がしっかり機能している。
 川田と永田は膠着レスリングから始め
 不意をつく蹴りでヒートしていく。
 対抗戦だと相互の価値に関して神経質になるものだけど
 見事にお互いの価値を維持・向上させつつ
 試合にも悪影響を与えずに発展させている。
 中盤からはその下についた2人が存在感を強め底上げ。
 渕は見せ方、仕草が素晴らしくヒートを高め、
 孤立した飯塚は実直に立ち向かう様子が応援を引き出す。
 タッチできるかの見せ場は用意しないものの永田を要所で攻撃することで
 飯塚が一人で打開しなければいけない、という
 シチュエーションを作り上げたのは成功で
 中盤における渕、飯塚の価値向上を促進している。
 川田、渕の連携も素晴らしかったですね。
 タッチが成功すると永田と川田の対決。 
 タッグというとシングルに比べ一部分の戦いになってしまうことが常で
 そういうことから対抗戦の比率はタッグが多かったりするのだけど
 この試合はがっつりと攻防をやっていましたね。
 またエース対決、団体対決でありながら
 ここがNJPWだという事実を踏まえた両者のバランス感覚は極めて優れていました。
 最後まで濃厚な一戦。
 ぎりぎり名勝負です。
 (執 筆日:1/?/15)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@Jr.ヘビー級タッグ王座戦:大谷晋二郎、高岩竜一(ch)vs.金本浩二、田中稔(新チャンピオン!)(6/25/00)
AG1決勝:佐々木健介vs.中西学(8/13/00)
B佐々木健介vs.川田利明(10/9/00)
C永田裕志、飯塚貴史vs.川田利明、渕正信(12/14/00)