TOP日本のプロレスみちのくプロレス →みちのくプロレス:みちのくプロレス 2012

みちのくプロレス:みちのくプロレス 2012の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@東北Jrヘビー級王座戦:拳王(ch)vs.フジタJr.ハヤト(6/3/12)
 エルボーの打ち合いがベース。
 各シーンそれぞれにふさわしいスピード感で打ち合っているのは良いですね。
 ただその間をつなぐ場面はというと
 それぞれが個性を示しているが大きな効果を生んでいない時間が続く。
 蹴り合いを要所に配置した分かりやすい構成ながら
 その手の試合の例に漏れて行き着く先は見えない。
 がむしゃらにやっていた時代は当に過ぎたはずなのに
 当りだけが壮絶で、成長を感じさせなかった。
 平均的な良試合。
 (執筆日:7/1/12)

A東北Jrヘビー級王座戦:フジタJr.ハヤト(ch)vs.グレート・サスケ(11/10/12)
 サスケがグラウンドにおいてかなり気合の入った極め方をしており
 マグナム相手にした10年以上前の試合を思い起こさせます。
 ハード・ヒットなフジタを相手にしているにも関わらず
 見せ方の妙でもって渡り合っていることに違和感を覚えさせません。
 ハヤトもデフォルメしない痛がり方で対応していて
 サスケの蹴りが肘に入るアクシデントが起きたというストーリーを語っている。
 サスケが破壊的な一極攻めを行います。
 要所で相手と距離を取って間を置いたりして
 上手くこの試合の狙っている戦いへと性質を合わせていますね。
 技を使って加速し終盤へ。
 予想以上に本格派の内容でしたが
 サスケは受け手側に回ると見せ方いまいち。
 本来終盤へと発展するところで中盤に戻っている状況です。
 フジタのKIDと蹴りの使い分けも不十分で終盤が物足りなかった。
 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:2/1/13)

B東北Jrヘビー級王座戦:フジタJr.ハヤト(ch)vs.中嶋勝彦(12/13/12)
 中嶋がショルダー・タックルを耐えて体格の違いを見せ付けます。
 前2回と違ってハヤトが王者という位置づけですが、
 中嶋の方が格上ということで戦いはあくまでアンダードッグですね。
 気持ちの張り合いで多少押されようと他の要素も含めて
 中嶋が上回って見せ、こんなものなのかと上から目線で支配。
 甘い反撃をまるで許さず、観客は強い緊張感とハヤトへの同調感を持っていました。
 アンクル・ロックで更に追い込み盛り上げます。
 ハヤトがカウンターでKIDを決めたところで一発逆転したのは
 良くも悪くもコンパクトにまとまってしまっている。
 もっと激戦模様の攻防をこの後に据えれたような気がしますね。
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:3/2/13)


注目試合の詳細

なし

試合結果

@東北Jrヘビー級王座戦:拳王(ch)vs.フジタJr.ハヤト(新チャンピオン!)(6/3/12)
A東北Jrヘビー級王座戦:フジタJr.ハヤト(ch)vs.グレート・サスケ(11/10/12)
B東北Jrヘビー級王座戦:フジタJr.ハヤト(ch)vs.中嶋勝彦(12/13/12)