日本プロレス:Best of JWA 1966の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | 3本勝負:ジャイアント馬場vs.フリッツ・フォン・エリック(JWA 12/3/66) |
@3本勝負:ジャイアント馬場vs.フリッツ・フォン・エリック(12/3/66)
フリッツが試合開始時に仕掛けます。
その獰猛な動き、打撃のハードさには目を見張ります。
場外戦を仕掛けてアイアン・クローでリングに引き入れる。
試合開始して数分もしない内に恐ろしいイメージを見事に作り上げました。
馬場も攻めに体が乗っていて喧嘩的説得力があります。
馬場が1本取ったにも関わらず、
カウント3直後下からフリッツのクローが炸裂したのはドラマチックでしたね。
1本目は褒めっぱなしの内容。
2本目は引き続きラフ・ファイトですが、余り幅がないことを露呈していますね。
しかしながら攻防ではなくフリッツが後ずさりするシーンなど
怪物俳優としての身振り、表情がドラマチックに彩りました。
フリッツがクローで追いついた後の3本目はますます荒々しい乱戦。
ここまででクローの威力を散々見せ付けられてきたので
クロー封じに馬場が椅子を持ち出すのも理に沿ってはいる。
まあフリッツが仕返しに椅子を使った際にDQを取るという不透明決着はもやもやを残すけれども
通常決着に適切な攻防は既に使い果たしているしこれもありと言えるでしょう。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:3/4/12)