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Highspots:Vader in Japan Disc Twoの分析


名勝負 なし
好勝負 IWGP王座戦:ビッグ・ヴァン・ベイダー(ch)vs.スタン・ハンセン(新日本プロレス 6/12/90)

Highspots製。
3枚、約6時間35分です。

@IWGP王座戦:藤波辰爾(ch)vs.ビッグ・ヴァン・ベイダー(新日本プロレス 6/26/88)
 まずベイダーのパワーを見せる。
 これは定石ながら同時に連続ドロップ・キックで
 藤波の方も相手の価値を落とさずにアピールを入れてくる。
 これは上手いですね。
 場外を挟みながらの構築、脚攻めと構図にまったく外れる事なく試合が進みます。
 しかしその後は失速。
 ベイダーがサブミッションで落とすんですね。
 構築としてはまだしもベイダー自身の後をなくす形となっています。
 まだ投げやムーンサルトがなく打撃系ばっかりなだけに余計にね。
 藤波ももう少し工夫が欲しい。
 ボディ・スラムをするような重さを表現した相手ではありません。
 平均的な良試合。

Aビッグ・ヴァン・ベイダーvs.バン・バン・ビガロ(新日本プロレス 9/12/88)
 動ける巨獣対決。
 ベイダーがビガロをクローズラインで落とした際は
 ロープが千切れるのではないかと思うぐらい迫力がありましたね。
 しかし全体的にはビガロが人の良さから受けに回り
 求められている程のぶつかり合いにはならず。
 最後もフェンス・アウトなんかよりはダブル・リングアウトで暴れて欲しかったですね。
 平均レベル。

BIWGP王座戦:ビッグ・ヴァン・ベイダーvs.橋本真也(新日本プロレス 4/24/89)
 それぞれ打撃でひるませてサブミッションにいくというスタイル。

 マーシャル・アーツを絡めて重みのある打撃に緊張感を持たせたのは良いけれども、
 もう少し明確に展開付をしても良い気がしますね。

 IWGP王座戦という格式に配慮して抑えた部分が面白みをなくしている。

 また、分からなくもないがフィニッシュでレフェリーが戸惑って
 ちゃんと3カウントを入れなかったのもおまけでマイナス。
 
 まあまあ良い試合。

Cビッグ・ヴァン・ベイダー、バン・バン・ビガロvs.長州力、北尾光司(新日本プロレス 4/27/89)
 ベイダーの重いパンチに倒れこむ長州が反撃してラリアット、マスクを剥ぎ取る。
 序盤とは思えぬ攻防ながらどうでも良い程ヒートさせてくれるシーンです。
 この2人の絡みは次の試合を楽しみにさせる物でした。
 ビガロ、ベイダーのタッグ・ワークは素晴らしいし
 ベイダーが北尾を重い打撃だけでなくテクニックでも黙らせていたのには感心しました。
 只それで孤立させても北尾は自分で導火線をつけれないんですけどね。
 元横綱なのに蹴り重視というギャップは面白かったけれど下手すぎます。
 北尾がもう少しまともならと思うが
 他の3人が補って余りある仕事で大変面白かった。
 好勝負に少し届かず。

DIWGP王座戦:長州力(ch)vs.ビッグ・ヴァン・ベイダー(新日本プロレス 8/10/89)
 という事で期待していましたが
 Cのように爆発させずどうも押さえ込んでしまっている。
 正攻法ではありますが高めていく仕掛けがすべり気味。
 ベイダーが長州にシャープ・シューターをかける、とか
 長州が腕に狙いをつける必要はありませんでした。
 最後もサンセット・フリップは意外であるけどこのカードのフィニッシュにすべきものではありません。
 ただし終盤の攻防自体はベイダーの技のバランスが良くなったおかげで素晴らしく
 長州のエプロン、柵と続けた追い込みには見事のせられました。
 まあまあ良い試合。

EIWGP王座戦:ビッグ・ヴァン・ベイダー(ch)vs.スタン・ハンセン(新日本プロレス 6/12/90)
 最強外人対決。
 ヒートしながら打撃の力押しでペースを握ろうとし合います。
 流石にハンセンは一歩引いた形でしたが
 それでも手綱を一瞬たりとも放さず相手の体力を削り取う様はこの2人にしか出来ない闘いです。
 只武器であるフットワーク、場外を使いすぎで
 前半こそ上手く作用していましたが
 終盤は逆にエスカレーションを防ぐ形となっています。
 IWGP王座戦という事に囚われずにダブルDQというフィニッシュを選択したのは正解。
 序盤に前振りもしていますしね。
 ぎりぎり好勝負。

DVD Rating:★★☆☆☆
(執筆日:9/19/09)

注目試合の詳細

EIWGP王座戦:ビッグ・ヴァン・ベイダー(ch)vs.スタン・ハンセン(新日本プロレス 6/12/90)
  ハンセンが登場しリングに入る。
  続いてベイダーの登場。
  ハンセンはロープ越しにブル・ロープを振り回しぶつけようとする。
  ベイダーはテーブルをリングに投げ入れる。
  ハンセンはリングに入ってきたベイダーのクローズラインを避けると殴りつける。
  ベイダーはエプロンに出て距離を取らせる。
  場外に下りると椅子をリングに投げ入れる。
  ハンセンはその椅子を投げ返す。
  ベイダーがリングに戻る。
  マスクを脱ぐ。
  組むとベイダーが押し飛ばす。
  組むとベイダーが押し倒す。
  ハンセンは場外に出るとゴングを投げる。
  ブル・ロープをポストにくくりつける。
  リングに戻る。
  ハンセンが組むと見せかけ蹴り。
  チョップに張り手。
  ベイダーがヘッド・バッド。
  ハンマーを叩き込む。
  打ち返してきたハンセンにヘッド・バッド。
  ハンセンもヘッド・バッド。
  ベイダーがボディ・ブロー。
  ハンセンが顔を引っかく。
  ベイダーが何発もボディ・ブロー。
  コーナーに振り突進。
  ハンセンは避けるとバック・ドロップを狙う。
  ベイダーは掌を叩きつけ逃れる。
  ボディ・ブローを叩き込む。
  ロープに振りクローズラインを狙う。
  ハンセンが避けバック・ドロップ。
  カバーするもカウント2。
  チン・ロック。
  ベイダーは顔に手を当てて逃れると顔を殴りつける。
  ハンセンが殴りつけて起き上がりヘッド・ロック。
  ベイダーはロープに振るとバック・エルボーを狙う。
  ハンセンは避けるとクローズラインを狙う。
  ベイダーは避けるとカウンターでクローズライン。
  ボディ・プレスを決めるもカウント2。
  パワー・ボムを狙う。
  耐えられたので狙いを変えサンセット・フリップ。
  ハンセンはヒップ・ドロップで潰すと顔を殴りつけエルボー・ドロップ。
  カバーするもカウント2。
  ショート・レンジ・ラリアットを決める。
  ベイダーはたまらず場外に出る。
  リングに戻ってきたベイダーにハンセンが襲いかかる。
  ロープに振りバック・エルボー。
  ベイダーが蹴りを入れる。
  ロープに押すとラリアット。
  ハンセンが倒れながらも近づいてきたベイダーに蹴り。
  ベイダーは蹴り返して落とす。
  場外を降りてハンセンに襲いかかる。
  ボディ・ブローを叩き込んでいく。
  ハンセンも張り手にチョップ。
  ベイダーがヘッド・バッド。
  ハンセンが蹴り。
  もつれながらリングに戻る。
  ハンセンが殴りつけて起こすと顔にニー。
  ベイダーが殴りつける。
  ハンセンが裏拳。
  ベイダーがヘッド・バッド。
  ハンセンは脚を取って倒すとレッグ・ロック。
  ベイダーはドラゴン・スリーパーに捕らえて放させようとする。
  ハンセンはたまらず放してしまう。
  ベイダーは逃れられるもハンセンを起こすと前腕を叩きつけていく。
  ボディ・スラム。
  チン・ロック。
  マットに押し付けて圧力をかける。
  アーム・ロック。
  髪を掴むとヘッド・バッドを連発。
  アーム・ロック。
  起こすとコーナーに振りスプラッシュ。
  起こして前腕を叩きつける。
  ボディ・ブロー。
  殴りつける。
  ハンセンが張り手。
  ベイダーが突進。
  ハンセンはカウンターで蹴りを入れるとショルダー・タックル。
  もう1発ショルダー・タックルを叩き込む。
  場外に落ちたベイダーを追うと突進してエルボー。
  柵にぶつける。
  場外カウントをカットしてから椅子を叩きつける。
  もう1発。
  リングに戻る。
  ベイダーは流血。
  ハンセンはエプロンに出ると顔を蹴りつけリングに戻る。
  エプロンに上がってきたベイダーを捕まえると頭部にエルボー。
  チョップを入れるとスナップ・メアでリングに投げ入れる。
  起こそうとする。
  ベイダーがボディ・ブロー。
  ハンセンは殴りつけるとブレーン・バスター。
  カバーするもカウント2。
  エルボー・ドロップ。
  エルボー・ドロップ。
  カバーするもカウントは2。
  ベイダーが場外に転がり出る。
  ハンセンが追って頭部を殴りつけていく。
  15分経過。
  ベイダーが殴り返す。
  ハンセンはエルボーを打ち込むとベイダーをリングに戻す。
  ロープを使ってエルボー・ドロップ。
  エルボー・ドロップ。
  カバーするもカウント2。
  ロープに振りウェスタン・ラリアットへ。
  ベイダーは避けるとスクール・ボーイ。カウント2。
  ハンセンが殴りつけコーナーに振る。
  ショルダー・タックルを狙うもベイダーがカウンターでベイダー・タックル。
  両者ダウン。
  ベイダーが先に起き上がり両膝をついたハンセンを殴りつける。
  ハンセンが前から突っ伏す。
  ハンセンを起こそうとする。
  ハンセンが場外に転がり出る。
  ベイダーは場外に下りると張り手にヘッド・バッド。
  殴りつけてきたハンセンに裏拳を叩き込みヘッド・バッド。
  リングに戻すとアバランシュ・スラム。カウントは2。
  ロープに走りボディ・プレス。カウントは2。
  ハンセンがエプロンに転がり出る。
  ベイダーが倒れながら殴りつけるとハンセンが場外に出る。
  ベイダーは後を追うと鉄柱にぶつける。
  マウントで殴りつけていく。
  リングに戻る。
  20分経過。
  ハンセンも流血。
  ハンセンがリングに戻ろうとする。
  ベイダーが蹴り飛ばし場外に下りる。
  テーブルに叩きつける。
  テーブルを持つとぶつける。
  リングに戻しカバーするもロープの外に体が出ている。
  ベイダーがロープに振り技を狙う。
  ハンセンがロープを掴んで場外へ。
  ベイダーは後を追うとハンセンを鉄柱にもたれさせる。
  距離を取り技を狙う。
  ハンセンがカウンターでラリアット。
  ベイダーがハンセンの背中を殴りつける。
  ハンセンはブル・ロープを掴むとリングに戻る。
  追ってきたベイダーにブル・ロープを巻きつけ締め上げる。
  ベイダーもロープをハンセンに巻きつけている。
  両者反則という裁定が下る。
  両者はなれるもハンセンがブル・ロープで襲いかかり殴りつける。
  

試合結果

@IWGP王座戦:藤波辰爾(ch)vs.ビッグ・ヴァン・ベイダー(新日本プロレス 6/26/88)
Aビッグ・ヴァン・ベイダーvs.バン・バン・ビガロ(DQ)(新日本プロレス 9/12/88)
BIWGP王座戦:ビッグ・ヴァン・ベイダー(新チャンピオン!)vs.橋本真也(新日本プロレス 4/24/89)
Cビッグ・ヴァン・ベイダー、バン・バン・ビガロvs.長州力、北尾光司(新日本プロレス 4/27/89)
DIWGP王座戦:長州力(ch)vs.ビッグ・ヴァン・ベイダー(新チャンピオン!)(新日本プロレス 8/10/89)
EIWGP王座戦:ビッグ・ヴァン・ベイダー(ch)vs.スタン・ハンセン(ダブルDQ)(新日本プロレス 6/12/90)
FIWGP王座戦:藤波辰爾(ch)vs.ビッグ・ヴァン・ベイダー(新チャンピオン!)(新日本プロレス 1/17/91)