The Ultimate Jushin Thunder Liger Disc Eightの分析
名勝負 | TotSJ 決勝:獣神サンダー・ライガーvs.エル・サムライ(4/30/92) |
好勝負 | ライト級王座戦:獣神サンダー・ライガー(ch)vs.ブライアン・ピルマン (WCW Superbrawl II2/29/92) |
@Jrヘビー級&WCWライト級王座戦:獣神サンダー・ライガー(ch)vs.ペガサス・キッド(2/10/92)
前回の試合と同じ入り方をしましたが途中からまったく別物になり
より攻防を多くしようという狙いが見えます。
しかしその意図が外れ全体的に技が十分に効果を発揮していませんね。
また前回のような唸らされるような攻防も無し。
それでも攻防含めクオリティは高レベルで安定しているので
中々良い試合ではあります。
A獣神サンダー・ライガー、野上彰vs.ペガサス・キッド、フライング・スコーピオ(2/12/92)
・WCW 2/29/92に放送された獣神サンダー・ライガーとピルマンの特集ビデオ。
Bライト級王座戦:獣神サンダー・ライガー(ch)vs.ブライアン・ピルマン (WCW Superbrawl II2/29/92)
エクスプロージョン。
一方がハイ・フライングを決め、追撃を狙った所で
相手がカウンターで返しハイ・フライング。
このループを繰り返す事で連鎖し
更なる過激な打ち合いへと発展していきます。
上手さがムーブを出す一心で使われているという点で
凄い、という一方向性のみで深みに欠けるので名勝負とは言わず文句なしに好勝負としましょう。
しかし初めてアメリカ・プロレスの史実にライト級の名前を刻んだ試合です。
分離、インディー化したNWAでライト級は受け継がれたものの
WCWはピルマンに並ぶ逸材が現れず
再びライト級が表舞台に現れるまで3年間の月日が流れることになりましたね。
(執筆日:10/10/09)
CTotSJ公式戦:獣神サンダー・ライガーvs.エル・サムライ(4/16/92)
サムライが開始時に張り手を見舞うも返り討ち。
フラストレーションから椅子を投げ入れるような小者っぷりです。
その後も基本を超えない試合運び且つライガーが余裕でいなす展開。
TotSJ決勝が伝説的な試合なので
この試合にも相当期待していましたが、まだ沸点には達していませんね。
しかし試合が進むにつれサムライの良い動きも出てきて盛り上がっていきました。
マスクに手をかける行為も序盤とは違う大きな効果を生み出していました。
平均的な良試合。
(執筆日:2/1/12)
DTotSJ公式戦:獣神サンダー・ライガーvs.エディ・ゲレロ(4/19/92)
ETotSJ公式戦:獣神サンダー・ライガーvs.保永昇男(4/21/92)
FTotSJ 決勝:獣神サンダー・ライガーvs.エル・サムライ(4/30/92)
今までジュニア級はハイ・フライングを見せ場とするが故に
自ずとスポーツマン・シップ色の強い特色となっていました。
そのため試合において優位に立つためのヒール・プレイはあっても
憎しみ、怒りを持って相手を痛めつけるためのそれは存在しませんでし た。
それを導入したのがこの試合。
両者がマスクを引き裂く程(サムライは完全に素顔に)
ベビー対ヒールの構図が極限に達し、
お互いの感情が渦巻いたために
途中から膨大なエネルギー量を持った空間は
死闘にならねばならない運命を帯び始めます。
これにより新日ジュニアの方向、派手な打ち合いの限界領域が大幅に引き上げられ
リミッターを解除しての全力の打ち合いの結果、20分ものロング・マッチになったんですね。
初っ端から一方的な攻めに持って行かなくても
同じものをできたはず、という点が唯一惜しまれますが
他は文句のつけようがなく文句なしに名勝負です。
これはジュニア級のTOP5に入る名勝負でした。
注目試合の詳細
なし試合結果
@Jrヘビー級&WCWライト級王座戦:獣神サンダー・ライガー(ch)vs.ペガサス・キッド(2/10/92)A獣神サンダー・ライガー、野上彰vs.ペガサス・キッド、フライング・スコーピオ(2/12/92)
Bライト級王座戦:獣神サンダー・ライガー(ch)vs.ブライアン・ピルマン(新チャンピオン!) (WCW Superbrawl II2/29/92)
CTotSJ公式戦:獣神サンダー・ライガーvs.エル・サムライ(4/16/92)
DTotSJ公式戦:獣神サンダー・ライガーvs.エディ・ゲレロ(4/19/92)
ETotSJ公式戦:獣神サンダー・ライガーvs.保永昇男(4/21/92)
FTotSJ 決勝:獣神サンダー・ライガー(優勝!)vs.エル・サムライ(4/30/92)