The Ultimate Jushin Thunder Liger Disc Twelveの分析
名勝負 | なし |
好勝負 | 獣神サンダー・ライガーvs.エル・サムライ(6/11/93) |
@ウルティモ・ドラゴン、折原昌夫vs.獣神サンダー・ライガー、エル・サムライ(WAR 4/2/93)
初っ端から相手を挑発しヒート・アップ。
控えに見せ付けるように激しい攻撃を打ち込みあいます。
ライガーは対抗戦の趣を理解していてこの種の表現は得意としていますね。
一方サムライは相手の意思を探ってしまう優しさが場の感情に身を任せる事を邪魔している。
また折原ですが今回は後半のスタミナ切れが目立ちましたね。
ムーンサルトの目測を誤ったり、ラストで息が切れた原因にもなっている。
全体を通してハイ・テンションを維持する事を目的とした性質のため
一部の落ち込みがそのままクオリティを下げる事に。
中々良い試合。
(執筆日:9/21/09)
A獣神サンダー・ライガー、エル・サムライvs.保永昇男、ウルティモ・ドラゴン(4/6/93)
ライガーは攻め、サムライは受けで自分の魅力を出す。
ウルティモはNJPWに負けてられないと高い意識でムーブを繰り出して魅せ、
保永はラフ・ファイターとして上手く流れを切るキー・パーソンになっている。
WAR程の沸点には達していないが正統な構成で
後半はそれぞれ連携を前面に出してきます。
それも只数こなすのではなく均衡を崩して
ストーリーと共に見せたので盛り上がりましたね。
好勝負に少し届かず。
Bタイガー・マスクIIIvs.獣神サンダー・ライガー(5/3/93)
今までゲスト扱いだったので
これが正式に3代目としてデビュー。
初代vs.キッドのように最大のライバルになる事を狙ってのライガー戦だったのでしょうけど
タイガーが肝心のムーブで粗さを見せてしまうと
ライガーもブランドだけの選手に負けブックを組まれたのが
気に食わないのか引き立てようとせず中身の無い熱戦に。
平均より少し上。
(執筆日:11/1/08)
C獣神サンダー・ライガーvs.エディ・ゲレロ(6/9/93)
ハンド・カメラによる撮影。
エディは今回テクニカル・レスラーと自分を位置づけているようで
サブミッションを基調としたスタイルをとっています。
ライガーも理解を示し、エディに攻めさせた上で冷静に自分の形に持っていく。
ムーブ自体も大一番の過激さには及びませんでしたが完成度はかなり高いものでした。
両者の魅力がそれぞれ部分部分で光る内容です。
終盤はエディが抑えていたハイ・フライを柵越えダイブという形で解き放ち盛り上がりました。
そこから大技の攻防といかずあくまでテクニカルに最後をまとめあげたのも良かった。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:2/1/12)
D獣神サンダー・ライガー、大谷晋二郎vs.ディーン・マレンコ、エディ・ゲレロ(6/10/93)
E獣神サンダー・ライガーvs.エル・サムライ(6/11/93)
序盤のレスリングは基本的なものの
細部に意識を澄み渡らせて繊細且つ力を入れて行なっています。
ライガーが勢いのあるムーブを勢いに身を任せずに
一つ一つ効果を上げていることを確かめながら行なう。
ライガーが場外に落ちサムライのダイブかと思いきや
ライガーが即座にリングに戻って攻防につなげたのもユニークですね。
その後もライガーが攻め、サムライが受けを主体にしながら試合を発展させていく。
結局最後までサムライがダイブを決めることはありませんでしたが
このカードで正々堂々やる形を取るならこういう攻防をすべき、というものをまさにやってくれました。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:2/1/12)
F獣神サンダー・ライガーvs.2コールド・スコーピオ(6/12/93)
G獣神サンダー・ライガー、西村修vs.エル・サムライ、大谷晋二郎 (6/30/93)
注目試合の詳細
なし試合結果
@ウルティモ・ドラゴン、折原昌夫vs.獣神サンダー・ライガー、エル・サムライ(WAR 4/2/93)A獣神サンダー・ライガー、エル・サムライvs.保永昇男、ウルティモ・ドラゴン(4/6/93)
Bタイガー・マスクIIIvs.獣神サンダー・ライガー(5/3/93)
C獣神サンダー・ライガーvs.エディ・ゲレロ(6/9/93)
D獣神サンダー・ライガー、大谷晋二郎vs.ディーン・マレンコ、エディ・ゲレロ(6/10/93)
E獣神サンダー・ライガーvs.エル・サムライ(6/11/93)
F獣神サンダー・ライガーvs.2コールド・スコーピオ(6/12/93)
G獣神サンダー・ライガー、西村修vs.エル・サムライ、大谷晋二郎 (6/30/93)