Highspots:The Revival of Super Hero Tiger Mask Final Collection Disc Sixの分析
名勝負 | NWA Jrヘビー級王座戦:タイガー・マスク(ch)vs.小林邦昭(6/2/83) |
好勝負 | なし |
Highspots製。
約2時間15分です。
@NWA Jrヘビー級王座戦:タイガー・マスク(ch)vs.小林邦昭(6/2/83)
タイガーが休養で離れたのが良かったのでしょうか。
マスク剥ぎの毒が抜け落ちており、
日本人の枠に収まったベビーフェイス/ヒールと
純度の高いライバリティーが残りました。
そして小林はパンタロンに戻っている。
試合は鋭い緊張感の中、
単純な対立構造を最大限に活かして
ハイ・スピードで完成度の高い攻防を繰り広げます。
打投極飛が絶妙なバランスでブレンドされており、
終盤はまったりして多重スポットが無かったにも関わらず、
最後まで心を捕らえて離さない試合でした。
マスク剥ぎをしない、だけの名勝負でした。
ぎりぎり名勝負。
ANWA Jrヘビー級王座戦、3本勝負:タイガー・マスクvs.フィッシュマン(6/12/83)
(3本目から)
適切にダイブを挟みフィニッシュできているし、
やっている事は良いのだけど
ルチャ的な部分が細かいリズムを悪くしているように思えますね。
3本目だけなので何とも言えないけど
良い試合になり損ねた試合って所かな。
後普通にタイガーがツームストンを使ってたけど良いのか?
BNWA Jrヘビー級王座戦:タイガー・マスク(ch)vs.寺西勇(7/7/83)
(3分経過時から)
寺西の受けがひどすぎます。
しかし古株という事で他のタイガーの試合より
違った色合いになっているし試合構築はそこそこではある。
悪くない試合。
試合後小林がリングに上がりタイガーのマスクを完全に引き裂く。
CWWF Jrヘビー級王座戦:タイガー・マスク(ch)vs.小林邦昭(7/14/83)
寺西と組んで再びマスク剥ぎのヒールになったのに
スタートは仕切りながらじっくりと行います。
タイガーが寺西戦で脚を痛めたようなので
全開でぶつかり合う試合が出来ないだろう、と考えての事なんでしょうが観ている方は混乱しますね。
軽い技にも刹那的切れ味があったのに今回は失われています。
全体的に元気がなく、遺恨、激しさの面で物足りなかったですよ。
しかしタイガーvs.小林ではない普通の試合として見ると凄く良かったですよ。
競いあうように張り合いながらステージを高めあっていて見応えがありました。
元気が無い点で言えばそれが逆に功を奏した面もあって
小林が勝つんじゃないか、という可能性を感じて惹きこまれました。
最後は寺西の介入で反則でしたが
フィニッシュに依存しないクオリティの高さでしたよ。
中々良い試合。
Dタイガー・マスク、星野勘太郎vs.小林邦昭、寺西勇(7/20/83)
(1回カット)
タイガーの寺西に対する激しさは良いけどそれだけですね。
寺西のおかしなプッシュによって小林はポジションを見失っています。
売りが見えない中ダラダラと続けます。
最後のフィニッシュだけは寺西がタイトル戦に向けて弾みをつける形で良かったですね。
少し悪い試合。
Eタイガー・マスクvs.エル・ファルコン(7/29/83)
(1回カット)
ファルコンはルチャドールでありながら
アメリカンプロレス的な部分を持っていますね。
コミカルにもなっているし
タイガーの敵ではないが楽しめる内容。
平均レベル。
Fタイガー・マスク、木戸修vs.小林邦明、寺西勇(8/1/83)
(7分経過時から)
マスク剥ぎが安直過ぎますね。
もはやそこに理由も狙いもなくなってしまった感じ。
悪い試合です。
GNWA Jrヘビー級王座戦:タイガー・マスク(ch)vs.寺西勇(8/4/83)
散々マスク剥ぎを狙われてきたのでタイガーが飛ばすのだけど
寺西がそこからベース・ラインに戻せる訳がありませんね。
時代が違うレスラーが戦っている部分がモロに出て攻防にならず悪い試合となりました。
なんで寺西をタイガーのライバルにしようとしたんでしょう。
スケジュールを組みやすい日本人としても他に候補がいるでしょうに。
総評
微妙にヒット・カードにカットが入っていて(放送時もそうだった?)
そこが残念ではありますがこれだけボリュームがあって
前から見たいと思っていた数え歌の他の試合が見れたのは素直に嬉しいですね。
そのキャリアの短さ、際立った個性を考えると
意外な程に試合の幅が広かったのも興味深かったですね。
勿論全体としては5つ星の傑作です。
DVD Rating:★★☆☆☆
(執筆日:4/25/10)
注目試合の詳細
@NWA Jrヘビー級王座戦:タイガー・マスク(ch)vs.小林邦昭(6/2/83)ゴングが鳴ると同時に小林が殴りかかる。
ロープに振りスピン・キック。
バック・ドロップからカバー。カウント2。
タイガーが場外に転がり出る。
小林が起き上がったタイガーにダイブを狙う。
逃げるのを見て踏みとどまる。
リングに戻ったタイガーに蹴りを入れる。
ロープに振り脚を蹴り払う。
一本背負いで倒しアーム・バーへ。
タイガーがロック。
ならばと腕を取りながらの首4の字。
ヘッド・ロック。
タイガーがロープに振りソバットへ。
小林は踏みとどまって避けるとソバット。
ロープに振りショルダー・スルーへ。
着地したタイガーにソバットを狙う。
タイガーは避けるとラウンディング・キック。
エルボー・ドロップ。
ソバットを叩き込む。
小林が場外に転がり出る。
タイガーがダイブを狙う。
逃げたのを見て619のフェイク・ダイブ。
リングに戻る。
ナックル・ロック。
小林が腕を取る。
タイガーが蹴りで逃れる。
スピン・キック。
バタフライ・スープレックスを狙う。
小林は持ち上げられるも耐える。
ショルダー・スルーを狙う。
タイガーは防ぐとグラウンドに倒しチン・ロック。
小林が起き上がり振りほどこうと回転。
しかしタイガーは放さない。
小林が蹴り上げる。
タイガーが離しニー。
蹴り。
小林が打ち返す。
仕切り直し。
小林がスピン・キックにいくもかわされる。
タイガーがロー・キック。
小林がソバットにいくもかわされる。
タイガーがフェイントからローリング・エルボー。
ドロップ・キック。
小林が脚を払いカバー。カウント2。
仕切り直し。
小林がタックルで倒しかぶさる。
タイガーが脚を絡め反転。
両者倒立。
両者倒れる。
脚は絡まったまま。
レフェリーが解く。
タイガーがヘッド・ロック。
回転からドロップ・トー・ホールド。
レッグ・ロック。
脚にニー。
脚にセントーン。
レッグ・ロック。
小林がロープを掴む。
ナックル・ロックと見せかけタイガーが蹴り。
脚を取る。
小林のジャンピング・キックをガードしストンピング。
起こしてヘッド・ロック。
コーナーに振られたのでセカンド・ロープからクロス・ボディへ。
小林がカウンターでガット・バスター。
担ぐとガット・バスター。
カバーするもカウント2。
ロープに振りバック・ブリーカー。
起こすと後頭部に二ール・キック。
カバーするもカウント2。
首4の字。
タイガーが反転させようとする。
小林が戻す。
ロープ・ブレイク。
小林がヘッド・ロック。
ロープに振られショルダー・タックル。
ロープに走る。
タイガーがドロップ・キックへ。
かわされるもソバットを叩き込む。
小林が場外転落。
タイガーはエプロンに上がってきた小林にドロップ・キックを狙うもかわされロープに激突。
小林はコーナー上からダイビング・クロス・ボディ。
カバー。カウント2。
起こすとロープに走る。
タイガーがバック・ブリーカー。
セントーン。
カバー。カウント1。
アーム・ロック。
アーム・バー。
小林が何とか外そうとする。
タイガーは放すと背中に蹴り。
ロープに振る。
ロープに走りフライング・クロス・チョップ。
エルボー・ドロップでカバー。カウント1。
小林が両脚を取って倒す。
ボストン・クラブ。
タイガーがロープを掴む。
タイガーがロープを掴む。
タイガーがロープの外に頭を出す。
小林はタイガーを起こすとドロップ・キック。
カバー。カウント2。
ロープを振りショルダー・スルーを狙う。
タイガーがサンセット・フリップ。カウント2。
タイガーが卍固め。
小林がロープを掴む。
タイガーが小林に蹴り。
後頭部にエルボー。
タイガー・ドライバー。
カバーするもカウント2。
ロープに振りソバット。
起こして後頭部に二ール・キック。
コーナー上へ。
小林が起き上がり捕まえる。
スーパープレックス。
カバーするもカウント2。
起こすとロープに振り蹴り。
フィッシャーマンズ・スープレックス。カウントは2。
カナディアン・バック・ブリーカーへ。
タイガーがアーム・ドラッグに切り返す。
小林がロープに走る。
タイガーがカウンターでソバット。
エルボー・ドロップ。
フィッシャーマンズ・スープレックス。カウント2。
ロープに振りクローズライン。
しかし自らも後頭部を打つ。
起き上がると小林にツームストン。
コーナーに上りダイビング・ヘッド・バッド。
避けられたように見える。
小林がタイガーの腕を首に巻きつけ起こそうとする。
タイガーが丸め込み1,2,3!
タイガーの勝利!
CWWF Jrヘビー級王座戦:タイガー・マスク(ch)vs.小林邦昭(7/14/83)
お互い蹴りで牽制し合う。
小林がロー・キック。
タイガーがスピン・キック。
小林がバックを取る。
タイガーがハンマー・ロック。
小林がボディ・スラム。
タイガーがバックに回り倒すとハンマー・ロック。
ヘッド・ロック。
小林は起き上がると一本背負い。
仕切り直し。
ナックル・ロック。
小林がロックを切り腕を取る。
腕にエルボー。
タイガーが回転するも捻られ倒される。
タイガーは起き上がると後転。
しかし小林が腕を捻る。
タイガーが蹴り。
小林が蹴り返す。
タイガーが蹴り。
フォア・アームズ。
後ろ回し蹴り。
ソバット。
小林が場外に転がり出る。
小林がリングに戻る。
小林が蹴り。
後ろ回し蹴り。
フロント・キック。
エルボーにヘッド・バッド。
ロー・キックを叩き込んでいく。
ボディ・スラム。
カバー。カウント2。
バタフライ・ロック。
タイガーが起き上がりミュール・キックにいくも当たりが浅い。
小林がタイガーをロープに振り蹴り払う。
バック・ブリーカー。
締め上げる。
スナップ・メアから首4の字。
タイガーは反転させて逃れると頭部を蹴る。
頭部にニーを叩き込んでいき蹴り。
小林が両脚を取って倒しスネーク・デス・ロック。
弓矢固め。
離す。
起こすと後頭部に二ール・キック。
バック・ブリーカー。
カバー。カウント2。
首4の字。
タイガーが逃れ背中を蹴る。
後頭部にエルボー。
背中に蹴り。
ヘッド・ロック。
ロープに振られショルダー・タックル。
ロープに走る。
小林がカウンターでショルダー・スルー。
ロープに振りスピン・キックへ。
避けられたのでショルダー・スルーへ。
タイガーは着地すると蹴りへ。
かわされたのでソバットへ。
小林もかわしソバットへ。
かわされる。
仕切り直し。
タイガーが脚を取りに行く。
耐える小林を倒すとヘッド・ロック。
離すと蹴り。
起こしてけり。
ロープに振りフライング・クロス・チョップ。
ツームストン。
コーナーに上りダイビング・ヘッド・バッドへ。
小林が避けて自爆させる。
小林がタイガーにバック・ドロップ。
カバー。カウント2。
オコーナー・ロールでブリッジ。カウントは2。
ロープに振りショルダー・スルーへ。
タイガーがサンセット・フリップ。カウント2。
小林がタイガーを起こしドロップ・キック。
カバー。カウント2。
ロープに振るとフロント・キック。
フィッシャーマンズ・スープレックス。カウント2。
ブレーン・バスター。
カバー。カウント2。
ロープに振りフォア・アームズ。
ヘッド・バッド。
ヘッド・ロック。
タイガーがバック・ドロップに切り返す。
タイガーは起き上がると小林をロープに振りバック・ブリーカー。
カバー。カウント2。
両手を掴んで押し込む。
小林が耐える。
タイガーが4の字。
小林が反転させる。
タイガーは放すと小林にセントーン。
ロープに振りドロップ・キック。
場外に落ちた小林にブランチャ。
寺西がタイガーに襲いかかり押さえ込む。
起こして羽交い絞めにする。
その間にリングに戻っていた小林がトペ・スイシーダへ。
しかしタイガーが逃れたために寺西に誤爆。
小林がタイガーを起こしヘッド・ロック。
タイガーが押し飛ばし鉄柱にぶつける。
ハイ・キック。
起こすとバック・ドロップ。
寺西がタイガーに襲いかかりフェンスにぶつける。
レフェリーが寺西の介入に反則を取る!
寺西はタイガーをリングに入れるとロープに振りドロップ・キック。
コーナー上へ。
タイガーがデッドリー・ドライブで落とす。
ソバットで叩き落す。
寺西が戻ってきたタイガーにヘッド・バッド。
殴りつける。
小林も入ってくる。
セキュリティーが引き離す。
タイガーが場外に逃れるも寺西が再び襲い掛かりに行く。
セキュリティーが引き離す。
試合結果
@NWA Jrヘビー級王座戦:タイガー・マスク(ch)vs.小林邦昭(6/2/83)ANWA Jrヘビー級王座戦、3本勝負:タイガー・マスク(新チャンピオン!)vs.フィッシュマン(2−1)(6/12/83)
BNWA Jrヘビー級王座戦:タイガー・マスク(ch)vs.寺西勇(7/7/83)
CWWF Jrヘビー級王座戦:タイガー・マスク(ch)vs.小林邦昭(DQ)(7/14/83)
Dタイガー・マスク、星野勘太郎vs.小林邦明、寺西勇(7/20/83)
Eタイガー・マスクvs.エル・ファルコン(7/29/83)
Fタイガー・マスク、木戸修vs.小林邦昭、寺西勇(8/1/83)
GNWA Jrヘビー級王座戦:タイガー・マスク(ch)vs.寺西勇(8/4/83)