Highspots:The Revival of Super Hero Tiger Mask Final Collection Disc Threeの分析
名勝負 | WWF Jrヘビー級王座戦:タイガー・マスク(ch)対ダイナマイト・キッド(8/5/82) |
好勝負 | なし |
Highspots製。
約2時間10分です。
@WWF Jrヘビー級王座戦:タイガー・マスク(ch)対ウルトラマン(6/18/82)
ウルトラマンが驚くほど落ち着いた試合運びで狙いを持ったグラウンドを仕掛けます。
タイガーも飛ばさずとも身体能力を見せていきますね。
しかし単純なクライマックス構築で地味な中、
技ですべったシーンが散見されたのはちょっと痛い。
まあまあ良い試合。
Aタイガー・マスク、藤波辰巳対ウルトラマン、エル・ポラコ(6/25/82)
藤波は相手が自分の思ったとおりに動くように誘導している。
ポラコが最初のドロップ・キックが合わなかった事から完全に受けに回りタイガーのムーブを引き出しました。
藤波、タイガーの完勝ながら、良い形になっている。
まあまあ良い試合。
BWWF Jrヘビー級王座戦:タイガー・マスク(ch)対ウルトラマン(7/6/82)
安定感は増しており早い段階で軽やかな動きを取り入れている一方、
変則な動きが必ずしも成功していない面もある。
ウルトラマンが優位に進めて
タイガーに応援が集まるのは良い形だが唐突なジャーマン一発でひっくり返る程は追い込んでいなかった。
まあまあ良い試合。
Cタイガー・マスク対ダイナマイト・キッド(7/23/82)
張り合いながら身体能力を活かすスポットでも、
抑えのレスリングでも良い攻防を見せています。
タイトル戦ではない事もあってか
全体的に落ち着いて試合を作っていましたね。
過激化とは別の軸で色々な技を試行錯誤しているのも興味深い所です。
最後はオーバー・ザ・フェンス・フィニッシュながら派手に締めにいってます。
しかし結局2人の目が好勝負のライン程の高さには向いていないので
中々良い試合程度です。
最後もタイガーのダイブに対して
セコンドのブレットが身代わりになり損ねて理から外れてましたし。
DWWF Jrヘビー級王座戦:タイガー・マスク(ch)対ブレット・ハート(7/30/82)
ブレットはいつも通りグラウンドと打撃中心。
基本に則って試合を進めていますが
流れだけで攻めに決定打が欠けますね。
タイガーは2戦目という事でより歩み寄って
スタイルを埋もれさせた上ハイ・スポットが失敗気味です。
最後も軽くセコンドのキッドが絡むし、前回より見劣りする内容になってしまいました。
平均より少し上。
E3本勝負:タイガー・マスク、藤波辰巳、木村健吾対ダイナマイト・キッド、ブレット・ハート、グレッグ・ヴァレンタイン(7/31/82)
6マン・タッグのテンポの良いリズムの中で
それぞれが引かずに激しくぶつかっています。
木村の受けやキッド、ブレットのこざかしさも良いですよ。
ただ3本勝負にしては大きな展開が、木村が脚攻めで掴まる、だけなのが残念。
これだけなら2−0で終わらせても良かったですよ。
後は木村が孤立からの脱出がしょぼかったのと
フィニッシュ時のフォローが遅かったのがマイナス。
平均的な良試合。
FWWF Jrヘビー級王座戦:タイガー・マスク(ch)対ダイナマイト・キッド(8/5/82)
この試合こそこの数え歌の極方にあります。
進化し続ける中で縦横に動き、片方は待つ、という既存の考えから脱し
360°の方向に同時に動いて自在にキャンパスに描いていきます。
これにより意図を超えて試合が動いていきした。
かといって試合の流れにだけ身を任せている訳ではありません。
これまでの試合経験を利用して身体能力をより活かした攻防を生み、
スポットを調整、場外による過激化を行い、ミスもフォローできています。
まさに集大成ですね。
更にハード・ヒットにかつてない程気持ちがこもった結果、
表現自体はそれ程ないにも関わらず
休むのも戦略的にアリだと思わせる、
今にも尽きそうなぎりぎりの攻防にまで辿り着きました。
最後もそれに終止符を打つにふさわしい新技でフィニッシュです。
文句なしに名勝負。
Gタイガー・マスク、藤波辰巳対ブラック・タイガー、ピート・ロバートソン
タイガーXブラックの攻め攻め対受け受けからの裏技。
一方藤波Xピートはぬめっとしたレスリングの攻防。
どちらもクオリティが高いですよ。
またユーロ組みは切り込むタイミングが素晴らしかったですね。
ただ用意された枠は大きくなくそれなりに面白かった、って所。
平均的な良試合。
HWWF Jrヘビー級王座戦:タイガー・マスク(ch)対ダイナマイト・キッド(WWF 8/30/82)
その技のお手本となる綺麗な形を超えて
4次元的と評される迫力を生み出しているのがタイガーの魅力ですね。
MSGの観客もどよめいていますよ。
試合としても完成度の高い内容でしたが
初のWWFという事でどうしても分かりやすい見せ方に抑えなければいけなかった所はありますね。
ロープが緩かった事も影響したかもしれません。
しかしタイガー対キッドの別の色を見れて面白かったですよ。
中々良い試合。
DVD Rating:★★★★☆
(執筆日:4/25/10)
注目試合の詳細
Cタイガー・マスク対ダイナマイト・キッド(7/23/82)組むとキッド離す。
組むとタイガーがヘッド・ロック。
回転してドロップ・トー・ホールド。
レッグ・ロック。
インディアン・デス・ロック。
キッドが体勢を変えロープに逃げる。
キッドがタイガーに距離をつめ殴りつける。
ヘッド・バッドを叩き込み殴りつける。
スナップ・メアにエルボー・ドロップ。
ロープに喉を押し付ける。
ロープを引っ張って倒そうとする。
タイガーがバク転してみせる。
突進してきたキッドを飛び越えるとソバット。
キッドの蹴りを受け止め払い蹴り。
ショルダー・スルー。
ソバット。
仕切り直し。
キッドが脚を取って倒しレッグ・ロック。
上にかぶさり両手を取る。
タイガーがブリッジで耐える。
腹に脚を当て飛びあがりサンセット・フリップ。カウント2。
キッドが立ち上がる。
タイガーがキッドの頭を両脚で挟みヘッド・シザースへ。
キッドが側転で着地。
タイガーが後転で起き上がる。
仕切り直し。
タイガーがタックルで倒す。
脚を蹴りつけレッグ・ロック。
キッドが脚を取ってタイガーを倒す。
ロープを掴んでタイガーを圧迫する。
起き上がるとタイガーにボディ・スラム。
ニー・ドロップ。
バタフライ・スープレックスを狙う。
腰を落としたタイガーを持ち上げバタフライ・スープレックス。
カバー。カウント2。
チョップにパンチ。
タイガーが蹴りからソバット。
セントーン。
レッグ・ドロップからカバー。カウント2。
チン・ロック。
キッドがリスト・ロックに返す。
タイガーが前転からリスト・ロック。
キッドが回転から脇の下に頭を入れスープレックス。
尻餅をつきながらも着地したタイガーにモンキー・フリップ。
タイガーが着地。
仕切り直し。
タイガーが蹴り。
ドロップ・キックで倒す。
ニー。
場外に蹴りだす。
ロープに走ると619のフェイク・ダイブ。
キッドはブレットと相談してからリングに戻る。
キッドが蹴り。
殴りつけ地獄突き。
スナップ・メアからチン・ロック。
グラウンド・ヘッド・シザース。
タイガーは体勢を変えると倒立。
飛び起きてすり抜ける。
キッドがタイガーにバック・ブリーカー。
バック・ブリーカー。
カバー。カウント2。
ヘッド・バッド。
チョップで倒す。
ガット・レンチ・スープレックス。
スナップ・メアからレッグ・ドロップ。
チン・ロック。
タイガーは起き上がると後ろ蹴り。
もう1発。
ロープに逃げる。
キッドが腹にパンチ。
殴りつけ場外に落とす。
10分経過。
タイガーは時間を置いてからリングに入る。
近づいてきたキッドに蹴り。
ボディ・スラム。
セカンド・ロープからエルボー・ドロップ。
カバー。カウント2。
グラウンド・ヘッド・シザース。
キッドがロープに脚をかける。
タイガーはキッドをロープに振るとフライング・クロス・チョップ。
ブレーン・バスター。
ダイビング・エルボー・ドロップへ。
キッドが避けて自爆させる。
キッドがバックを取る。
タイガーがバックを取り返す。
キッドがバックを取り返す。
タイガーがバックを取り返しジャーマンを狙う。
キッドが脚を絡ませ耐える。
タイガーが諦めヘッド・ロック。
キッドがバック・ドロップに切り返す。
コーナーに上りダイビング・ニー・ドロップへ。
タイガーが避け自爆させる。
タイガーはキッドが傷めた脚を蹴る。
4の字を決める。
キッドがロープの方へ。
ブレットがエプロンに上がりキッドを引き寄せロープを掴ませる。
そしてタイガーを蹴りつける。
レフェリーが止めさせようともみ合いになる。
タイガーがキッドをロープに振るとキッドがブレットと激突。
タイガーがキッドにドロップ・キックを決め場外に落とす。
スペース・タイガー・ドロップを決める。
キッドは受け流して大丈夫だった様子。
キッドが場外マット上でツームストン。
柵に振ってぶつける。
突進。
タイガーがカウンターでショルダー・スルー。
キッドが柵の外に落ちる。
オーバー・ザ・フェンスでタイガーの反則負けとなる!
Fジュニア級王座戦:タイガーマスク(ch)対ダイナマイト・キッド(8/5/82)
キッドが腕を取り倒す。
タイガーは跳び起きると飛び越えてリスト・ロックを外す。
キッドがロープに走りクロス・ボディへ。
タイガーはかわすとソバット。
キッドが落ちたのを見てロープに走る。
すぐに戻ったのに対処しクロス・ボディ。
カウント2で返されたタイガーは場外に出て間を置く。
タイガーは腕を取られるも腰投げ。
再び腕を取られるも華麗に取り返す。
キッドは殴りつけて逃れるとキッチン・シンク。
リバース・チン・ロック。
タイガーがリスト・ロックに返す。
キッドはロープ・ブレイクで逃れると同時に襲い掛かる。
ロープに振る。
タイガーは蹴りを合わせると第2撃を受け止め払いエルボー・ドロップへ。
キッドは避けるとモンキー・フリップ。
着地されたのでドロップ・キックへ。
タイガーは避けるとバックを取る。
取り合いからキッドがロープに逃げる。
キッドがレッグ・ロック。
タイガーが反転させる。
キッドがロープを掴む。
外されるやキッドはタイガーを場外に落としブレーン・バスター。
リングに戻る。
同じく戻ってきたタイガーにサイド・スープレックス。
カバーするもカウント2。
グラウンド・ヘッド・シザース。
タイガーは跳びぬけるとロープに振りソバット・キック。
ブレーン・バスターで落とすも自身も転落。
キッドを柵にぶつけリングに戻る。
戻ってきたキッドを捕まえタイガー・ドライバー。
カバーするもカウント2。
サイド・スープレックスからカバー。カウント2。
グラウンド・ヘッド・シザース。
キッドがロープに脚をかける。
パイル・ドライバー。
カバーするもカウント2。
ロープに振られたタイガーがショルダー・タックル。
ロープに走る。
タイガーはヒップ・トスに返しドロップ・キック。
近づいてきたキッドにモンキー・フリップ。
エプロンに上がってきたキッドにクロス・ボディを狙うも避けられ自爆。
キッドはコーナーに振るとカナディアン・バック・ブリーカーへ。
逃れられるもエルボー・ドロップで動きを止めグラウンド・ヘッド・シザース。
タイガーが反転して抜け出すと弓矢固めへ。
完全には決められず。
カバーするもキッドがロープに脚をかける。
キッドが逃げて回復を図ろうとする。
タイガーはキッドが脚を痛めたと見て狙いをつける。
キッドはロープ・ブレイクで逃れると同時に打撃を叩き込む。
パイル・ドライバーを狙う。
タイガーはリバース・スープレックスで返しセントーンでカバー。カウント2。
ロープに振りクロス・ボディへ。
キッドは避けて自爆させるとツームストン。
そしてダイビング・ヘッド・バッド。
カバーするもカウントは2。
タイガーはキッドをショルダー・スルーで落とすとランニング・ブランチャ。
エプロンのキッドを捕まえるとリングにパイル・ドライバー。
そしてダイビング・ボディ・プレスで1,2,3!
タイガーの防衛!
HWWF Jrヘビー級王座戦:タイガー・マスク(ch)対ダイナマイト・キッド(WWF 8/30/82)
タイガーがソバットで牽制。
キッドの蹴りを受け止め払い蹴り。
組むとキッドがリスト・ロック。
タイガーが回転して腕を取る。
キッドが回転から脇の下に頭を入れスープレックス。
タイガーが尻餅をつきながら着地しロープに走る。
キッドがバック・エルボーで倒す。
ロープに走りエルボー・ドロップへ。
タイガーは避けると蹴りを放つ。
受け止められるもミュール・キック。
仕切り直し。
組むとタイガーがヘッド・ロック。
回転してドロップ・トー・ホールドで倒す。
レッグ・ロック。
キッドがロープを掴む。
キッドがタイガーを殴りつけアッパーカート。
起こすと地獄突き。
殴りつけボディ・スラム。
セカンド・ロープからニー・ドロップ。
カバー。カウント2。
ガット・レンチ・スープレックス。
カバー。カウント2。
スナップ・メアからチン・ロック。
グラウンド・ヘッド・シザース。
タイガーが跳び抜ける。
仕切り直し。
キッドが蹴り。
ヘッド・バッド。
チョップで倒す。
ブレーン・バスター。
コーナーに振り担ごうとする。
タイガーがアーム・ドラッグに切り返す。
ソバット。
コーナーにもたれたキッドにサマーソルト。
ショルダー・スルーにドロップ・キックで落とす。
619のフェイク・ダイブ。
キッドがリングに戻ってくる。
キッドがタックルで倒しレッグ・ロック。
ターン・バックルにぶつけ殴りつける。
ロープに振りキッチン・シンク。
ロープに振り蹴りを放つ。
受け止められるも延髄切り。
ボディ・スラム。
コーナーに上りダイビング・ヘッド・バッドへ。
タイガーは避けて自爆させる。
キッドにブレーン・バスター。
ダイビング・ボディ・プレスで1,2,3!
タイガーの防衛!
試合結果
@WWF Jrヘビー級王座戦:タイガー・マスク(ch)対ウルトラマン(6/18/82)Aタイガー・マスク、藤波辰巳対ウルトラマン、エル・ポラコ(6/25/82)
BWWF Jrヘビー級王座戦:タイガー・マスク(ch)対ウルトラマン(7/6/82)
Cタイガー・マスク対ダイナマイト・キッド(DQ)(7/23/82)
DWWF Jrヘビー級王座戦:タイガー・マスク(ch)対ブレット・ハート(7/30/82)
E3本勝負:タイガー・マスク、藤波辰巳、木村健吾対ダイナマイト・キッド、ブレット・ハート、グレッグ・ヴァレンタイン(2−1)(7/31/82)
FWWF Jrヘビー級王座戦:タイガー・マスク(ch)対ダイナマイト・キッド(8/5/82)
Gタイガー・マスク、藤波辰巳対ブラック・タイガー、ピート・ロバートソン
HWWF Jrヘビー級王座戦:タイガー・マスク(ch)対ダイナマイト・キッド(8/30/82)