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Highspots:Terry Funk Around the World Disc Fourの分析


名勝負 なし
好勝負 なし

Highspots製。
Disc 4はハードコア特集。
約2時間15分です。

@バーブドワイヤー・エクスプローディング・リング・デス・マッチ:大仁田厚vs.テリー・ファンク(FMW 5/5/93)
 有刺鉄線に押し込もうとする攻防、
 それを繋ぐ攻防の流れ。

 最小限の中でテリーは理屈のステップをつけているし
 空気を読み取っての罵倒やふらつき表現は良かったですね。

 大仁田は体を張っていて、
 その生々しい切り傷は強烈です。

 ただ押し込み一つとっても体重の置き方が下手で
 基本攻防もくさ過ぎて何とも…。

 試合後の時限爆弾の時間が迫る中で
 起きないテリーを大仁田がかぶさって守る演出も同じくですね。

 その大爆破もリングサイドに爆炎が上がるだけなので
 リングにいても何の影響もないじゃん、と入り込めない自分がいます。

 再視聴して少しは評価を上げたのですが、
 それでも自分の中ではまあまあ良い試合程度。
 (執筆日:5/?/22)

Aノー・ロープ有刺鉄線&ピット電流爆破デス・マッチ:テリー・ファンクvs.ミスター・ポーゴ(FMW ?/?/?)
 爆破に対する振りもあるし攻防に流れを持たせている。
 @とは反対にそこには思考がある。
 しかし火炎放射を食らってピットに落ちたポーゴが怪我をしてしまい
 一応形はついているものの途中で終わってしまいました。
 悪くない試合。

Bファイヤー・マッチ:テリー・ファンク、小野ひろしvs.中牧昭二、荒谷望誉(FMW 11/13/94)
 火炎缶がロープに設置されていて
 会場は明滅状態、一定時間ごとに上空からリングに火花が発射される、という形式。
 形式通り試合する気はなく無為に時間が過ぎます。
 アクシデントへの期待感で商売している嫌な内容。
 ひどい試合。

Cケージ・マッチ:テリー・ファンクvs.レザーフェイス(W★NG 11/17/94)
 レザーフェイスは容姿だけなんだからもっと短くならないものか。
 結局最後に偽のレザーフェイスが登場するだけですしね。
 早送りしたくなる、ひどい試合。

D1回戦、バーブドワイヤー・ボード、チェーン・デス・マッチ:テリー・ファンクvs.レザーフェイス(IWA-Japan 8/2/95)
 川崎球場で行われたデス・マッチ・トーナメントから。
 観客席との間のフェンスに登ったシーンは良いですが
 何もつなげずに終わらせてしまうのにはうんざり。
 ぐだぐだでフィニッシュも弱い。
 悪い試合。

E準決勝、バーブドワイヤー&グラス・ボード・デス・マッチ:テリー・ファンクvs.タイガー・ジェット・シン(IWA-Japan 8/2/95)
 シンの健康上の問題か、劣勢のファンクが耐えて、の一発勝負。
 形式になっているグラス自体はインパクトがあったんですけどねぇ。
 最後はカクタスが乱入、羽交い絞めにされたテリーにサーベル攻撃を狙うも誤爆という幕。
 悪い試合。

F決勝、ノー・ロープ有刺鉄線、有刺鉄線爆破ボード&時限爆弾デス・マッチ:テリー・ファンクvs.カクタス・ジャック(IWA-Japan 8/2/95)
 この2人なので他より多少体を張っていますが表現的には失敗尽くし。
 5分を切った段階で場外乱闘にいったように焦燥感を見せれていませんし
 シンの乱入後、カクタスが逃げる形で時限爆弾爆破となりますが
 余りに火薬量が少なすぎてテリーもダメージを負った振りが出来なかった程。
 そして最後はラダーを倒されて有刺鉄線ボードに落下したカクタスが
 カバーしてカウント3という意味不明な終わり方です。
 ジャンルとして創成期なのは分かるがもう少し何とかならなかったものか。
 少し悪い試合。

Gノーロープ有刺鉄線電流爆破、有刺鉄線ボード電流爆破&時限爆弾:テリー・ファンク、ミスター・ポーゴvs.田中正人、ハヤブサ(5/5/96)
 トルネードなので適当に戦っていますが
 それぞれのレベルでは一応見せ方を考えていますね。
 先延ばしにして道連れ爆破やハヤブサのダイブといったビッグ・スポットにつなげています。
 時限爆弾後も火炎スポットで締めましたし
 この形式では良くやったほうでしょう。
 残り30秒でサイレンが切れたり、爆破を時限爆弾前にかぶせてきた所に改善の余地はあるけれど。
 悪くない試合。

Hテキサス・ヘビー級王座戦、ルーザー・リーブス・マッチ:テリー・ファンク(ch)vs.冬木弘道(9/27/97)
 ターニング・ポイントが少ないもののしっかり行っているのと
 後は妙に高いテンションで誤魔化したりしているので
 意外と楽しめる内容になっています。
 悪くない試合。


総評
 Disc3も4もジャンル的にどの試合でも同じという物が多いですね。
 只ユニバーサル王座トーナメントは資料的に貴重で、且つ@が素晴らしかったのは大きい。
DVD Rating:☆☆☆☆☆
 (執筆日:8/2/09)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ノー・ロープ有刺鉄線電流爆破&時限爆弾デス・マッチ:大仁田厚vs.テリー・ファンク(FMW 5/5/93)
Aノー・ロープ有刺鉄線&ピット電流爆破デス・マッチ:テリー・ファンクvs.ミスター・ポーゴ(FMW ?/?/?)
Bファイヤー・マッチ:テリー・ファンク、小野ひろしvs.中牧昭二、荒谷望誉(FMW 11/13/94)
Cケージ・マッチ:テリー・ファンクvs.レザーフェイス(W★NG 11/17/94)
D1回戦、バーブドワイヤー・ボード、チェーン・デス・マッチ:テリー・ファンクvs.レザーフェイス(IWA-Japan 8/2/95)
E準決勝、バーブドワイヤー&グラス・ボード・デス・マッチ:テリー・ファンクvs.タイガー・ジェット・シン(IWA-Japan 8/2/95)
F決勝、ノー・ロープ有刺鉄線、有刺鉄線爆破ボード&時限爆弾デス・マッチ:テリー・ファンクvs.カクタス・ジャック(優勝!)(IWA-Japan 8/2/95)
Gノーロープ有刺鉄線電流爆破&時限爆弾:テリー・ファンク、ミスター・ポーゴvs.田中正人、ハヤブサ(5/5/96)
Hテキサス・ヘビー級王座戦、ルーザー・リーブス・マッチ:テリー・ファンク(ch)vs.冬木弘道(9/27/97)