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Highspots:The Many Faces of MUTO Disc Oneの分析


名勝負 なし
好勝負 グレート・ムタvs.馳浩(9/14/90)

グレート・ムタvs.リッキー・スティムボート(9/30/90)

Highspots製。
1時間55分です。

@武藤敬司vs.蝶野正洋(10/5/84)
 途中から。
 今でこそ武藤は全日の社長ですが新日でデビューしました。
 その相手が同期の蝶野。
 お互いとにかく技を打つという無茶苦茶なひどい試合でした。
 
A武藤敬司vs.藤波巽(10/13/86)
 2年で藤波とシングルを組まれている辺りに期待の高さが見えますね。
 まだ粗く半分の時間でも適正なぐらいの退屈な試合ですが
 藤波相手に善戦するという目的はある程度達成できているかと。
 少し悪い試合。
 後のスタイルの原型も見ることができますね。

B藤波巽、長州力vs.アントニオ猪木、武藤敬司(10/19/87)
 丁度猪木と長州の抗争の時期なんでしょうね。
 この2人が絡むと物凄い歓声が起きます。
 そしてそれだけのサムシングがあるので
 武藤、そして藤波さえ只の補佐役になってましたね。
 少しハイ・スパートすぎる気もしますが
 まあまあ良い試合でした。

C武藤敬司vs.スティーブ・ウィリアムス(10/19/87)
 猪木に挑戦が決まっているウィリアムスのために
 組まれた長めのスカッシュ・マッチのような物。
 どんな攻撃を受けてもびくともせず泰然と構えているウィリアムスの様が印象に残り
 武藤は仕事を完遂しています。
 平均より少し上。

アメリカ修行でご存知グレート・ムタ・ギミックを手に入れます。
そのグレート・ムタのプロモーション・ビデオが収録されていますが
B級悪魔ムービーといった感じですね。

Dグレート・ムタvs.馳浩(9/14/90)
 仕事人・馳らしい丁寧な試合構成。
 ミスもなく全体的に完成されていますね。
 この手の試合で足りないサムシングも
 今回は馳の大量出血(胸一面にまで飛び散る程)で補われています。
 反則裁定だろうと満足感の残る試合でした。
 ぎりぎり好勝負。

Eグレート・ムタvs.リッキー・スティムボート(9/30/90)
 スティムボートvs.フレアー戦のように
 グラウンド・サブミッションから
 如何に動かし如何に戻すかという原プロレスを披露してくれました。
 しかし相手が外人のスティムボートであるため
 ムタのヒール・プレイが受けず
 観客の後押しを得れなかったのは残念ですね。
 またスティムボート自体そこまでヒールvs.ベビーの構図があると
 最大限の力を発揮できない気がします。
 フレアーぐらいのまったりした物は良いのですけれどね。
 ムタではなく武藤として戦ったほうが良かったのではと思いますね。
 スティムボートのvs.フレアーやvs.三沢に比べると
 見劣りしますが素晴らしい試合には違いなく
 ぎりぎり好勝負。

Fグレート・ムタvs.藤波巽(9/23/91)
  5年前とは違ってこのカードでメイン・イベントを張るまでに。
 試合は凶器攻撃を食らい藤波が流血したりレフェリー気絶スポットがある等
 ムタが完全に攻めのペースで試合は進みます。
 上手く間の取れた試合でしたが
 藤波の魅力は出し切れていません。
 中々良い試合程度。
 そもそもフレアーvs.藤波戦でさえ好勝負止まりだった事を考えると仕方ないかもしれませんけど。

総評
 取り敢えず初期武藤の好勝負、歴史を振り返る試合があり
 ディスク1としては上出来でしょう。
DVD Rating:★★★☆☆
 (執筆日:?/?/09)

注目試合の詳細

Dグレート・ムタvs.馳浩(9/14/90)
  まずはレスリング。
  ムタは馳をコーナーに押し込むと離れ際にミュール・キックを決めヘッド・ロック。。
  ロープに振られるやショルダー・タックル。
  ロープに走る。
  リープ・フロッグにいった馳の背後で止まると振り返り際に殴りつける。
  グラウンド・ヘッド・ロック。
  馳は腕を押し上げると蹴りつけヘッド・ロック。
  ロープに振られるやショルダー・タックル。
  ムタは倒れないが片膝をつく。
  ロープに走る。
  リープ・フロッグにいったムタの背後で止まるとスープレックス。
  ロープに振りトラース・キックを決めてカバー。カウント2。
  フロント・ヘッド・ロック。
  ムタはコーナーに押し込むとショルダー・ブロック。
  続けてコーナーに振りスペース・ローリング・エルボー。
  インディアン・デス・ロックで追い詰める。
  馳がロープを掴む。
  ムタが殴りつける。
  馳が張り手を打って行きコーナーに振る。
  ムタはカウンターでスピン・キックを決めると場外に落とし鉄柱にぶつける。
  馳は大量に流血している。
  ムタはリングに戻りアピール。
  何とかリングに戻ろうとエプロンに上がってきた馳をターン・バックルにぶつける。
  リングに入った馳にエルボー・ドロップからカバー。カウントは2。
  レッグ・ロック・パイル・ドライバーからカバーするもカウント2。
  殴りつけていく。
  馳が耐えていく。
  ムタが狙いを変えスリーパー。
  馳がロープを掴むもふらふら。
  ムタが再びスリーパー。
  馳はエルボーを叩きこんで逃れるとロープに振りドロップ・キックへ。
  ムタはロープを掴んで自爆させると蹴りを入れる。
  それでも馳は立ち上がり打ってこいとアピール。
  ムタは馳をロープに振りスリーパーを狙う。
  読んでいた馳がバック・ドロップ。
  ボディ・スラムからダイビング・ニー・ドロップでカバーするもカウント2。
  ノーザンライトもカウントは2。
  ラリアットを決める。
  気合を入れエプロンに出たムタに突進。
  場外でのブレーン・バスターと追撃。
  リングに戻ると戻ってきたムタに10カウント・パンチ。
  コーナーへのラリアットから裏投げ。
  そしてコーナー上へ。
  ムタは起き上がると飛びかかってきた馳を毒霧で撃墜。
  バック・ドロップを決めると管を取り出す。
  抗議するレフェリーやセコンドに叩きつけて追い出すと
  その管の上に馳をのせムーンサルト。
  ゴングが鳴り反則が告げられる。


Eグレート・ムタvs.リッキー・スティムボート(9/30/90)
  ゴングが鳴る前にムタが不意を突いてドロップ・キック。
  帯で締め上げる。
  場外に出すと柵にぶつける。
  リングに戻すと殴りつけていきロープに振る。
  スティムボートは股下を通り抜けるとチョップ。
  ロープに振りドロップ・キック。
  ムタが場外に出て間を置く。
  スティムボートがフルネルソン。
  ムタは落ち着いてロープを掴む。
  ムタがヘッド・ロック。
  ロープに振られショルダー・タックル。
  ロープに走る。
  スティムボートがアーム・ドラッグ連発から腕を取る。
  ロープに振られるやショルダー・タックル。
  リープ・フロッグにいったムタの背後で止まりドロップ・キック。
  ムタがすぐ起き上がりドロップ・キック。
  同時にドロップ・キックを放つ。
  ムタがボディ・スラムからエルボー・ドロップへ。
  スティムボートは避けるとアーム・ドラッグ。
  ロープに振られショルダー・タックル。
  ムタが片膝をつく。
  ムタがヒップ・トス。
  スティムボートは近づいてきたムタを蹴り飛ばすとアーム・ドラッグ。
  ムタはアトミック・ドロップに切り返し延髄切り。
  場外に落ちたスティムボートに柵へのアトミック・ドロップ。
  もう1発。
  リングに戻りアピール。
  スティムボートはリングに戻るとチョップ。
  ムタはチョップを打ち返しレッグ・ロック。
  チョップの打ち合い。
  スティムボートはヘッド・バッドを入れるとボディ・スラムを狙う。
  ムタがクロス・ボディに返す。カウント2。
  ムタがレッグ・ロックと脚狙い。
  スティムボートがチョップ。
  ムタは打ち返すとエルボー・ドロップでカバー。カウント2。
  バック・ブリーカーからコーナー上へ。
  スティムボートがドロップ・キックでムタの体勢を崩す。
  そして雪崩式バック・ドロップ。
  両者ダウン。
  ムタがヘッド・ロック。
  スティムボートがコーナーに押し込みヘッド・ロック。
  すぐにロープに振られるがショルダー・タックルを決めカバー。カウント2。
  再びショルダー・タックルでカバー。カウント2。
  ダブル・チョップからのカバー。カウント2。
  丸め込んでいくもカウント2。
  ロープに振りチョップへ。
  ムタが避けクロス・ボディにいくと勢い余って両者落下。
  ムタが先にリングに戻る。
  スティムボートはカウント15でエプロンに上がるとコーナー上からアックス。
  続けてダイビング・クロス・ボディへ。
  ムタが毒霧で撃墜。
  バック・ブリーカーからムーンサルトで1,2,3!
  ムタの勝利!

試合結果

@武藤敬司vs. 蝶野正洋(10/5/84)
A武藤敬司vs.藤波巽(10/13/86)
B藤波巽、長州力vs. アントニオ猪木、武藤敬司(10/19/87)
C武藤敬司vs.スティーブ・ウィリアムス(10/19/87)
Dグレート・ムタvs.馳浩(DQ)(9/14/90)
Eグレート・ムタvs.リッキー・スティムボート(9/30/90)
Fグレート・ムタvs.藤波巽(9/23/91)