TOP日本のプロレスHighspots 個人物・特集 →Highspots:Antonio Inoki A Fighting Spirit Disc Two

Highspots:Antonio Inoki A Fighting Spirit Disc Twoの分析


名勝負 なし
好勝負 なし

Highspots製。
約2時間5分です。

@アントニオ猪木vs.アクラム・ペールワン(12/12/76)
 ラウンド1でペールワンが二重関節などの防御面だけで
 レスリング技術的には猪木の敵ではない事が分かりますし、
 ラウンド2は猪木が背にのっかってヘッド・ロックだけ。
 ラウンド3であっさり腕を折って勝負がつきます。
 真剣勝負の雰囲気も特に感じられず
 猪木の戦略性が見えるだけが評価できるポイント。
 基本的に退屈&コーナーで見えにくく、小話としては良いが試合として映像を見る価値はないですね。
 少し悪い試合。

ANWF王座戦:アントニオ猪木(ch)vs.タイガー・ジェット・シン(2/10/77)
 1分もしない内にシンがカウント3を取るものの凶器を使っていた事が見つかって再開。
 それを説明するために試合をとめてストーリーとして活かせないのが日本のプロレスの悪い所です。
 その後もヒートを生む演出をしているシーンや
 シークの素地を見せるレスリングもありますが基本1要素でそこまでレベルは高くなく、
 かといって構築のいらない乱戦もありません。
 ただ一方的なラフ・ファイトの仕掛け、とやり返しをしているだけです。
 最後は戦意喪失という納得いかぬ終わり方だし、期待外れでしたね。
 悪くない試合。

BNWF王座戦:アントニオ猪木(ch)vs.スタン・ハンセン(9/2/77)
 ハンセンは自主的な攻め単一だけで魅せる事は出来ず、
 まだまだグリーン・ボーイという感じですが
 その体躯を使ったレスリングは重みがあるし、
 手数があるから猪木がタイミングで調整しやすいですね。
 数え歌の境地には入っていないものの
 この2人なら将来数え歌に出来るのではないかと思わせる部分があります。
 終盤はドラマチックな攻防があったかと思えば、
 一方で微妙なカウントアウト無効などもあり相殺されています。
 まあまあ良い試合。

C異種格闘技戦:アントニオ猪木vs.チャック・ウェプナー(10/25/77)
 ラウンド4からですが、それを感謝したくなる程です。
 微妙なボクシングをベースに所々で茶々を入れた退屈な内容です。
 ひどい試合。

Dタイトルvs.マスク:アントニオ猪木(ch)vs.マスクド・スーパースター(3/30/78) 
 スーパースターの技術が拙く、退屈極まりないレスリングです。
 マスクを賭けた事で20分越えの試合時間を取っていますが
 猪木が頑張って一進一退にする程、ぐずぐずと試合が伸ばされうんざりします。
 後半もスーパースターが出来損ないのショーマン・プロレスを見せる。
 ひどい試合。 
 
EMSG決勝:アントニオ猪木vs.アンドレ・ザ・ジャイアント(5/30/78)
 腕狙いといっても動きが無くレベルの低いサブミッションをかけて時間を経過させるだけ。
 アンドレであるという+しかない上、
 最後はセコンドが介入したリングアウト・フィニッシュ。
 MSG決勝という舞台なのにこんな事して良いのでしょうか。
 ひどい試合。

 (執筆日:6/25/10)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@アントニオ猪木vs.アクラム・ペールワン(12/12/76)
ANWF王座戦:アントニオ猪木(ch)vs.タイガー・ジェット・シン(2/10/77)
BNWF王座戦:アントニオ猪木(ch)vs.スタン・ハンセン(9/2/77)
C異種格闘技戦:アントニオ猪木vs.チャック・ウェプナー(10/25/77)
Dタイトルvs.マスク:アントニオ猪木(ch)vs.マスクド・スーパースター(3/30/78) 
EMSG決勝:アントニオ猪木vs.アンドレ・ザ・ジャイアント(5/30/78)