Highspots:Best of Stan Hansen Disc Oneの分析
名勝負 | なし |
好勝負 | NWF王座戦:アントニオ猪木(ch)vs. スタン・ハンセン(2/8/80) |
Highspots製。
約2時間15分です。
@スタン・ハンセンvs.ザ・デストロイヤー(10/30/75)
初参戦したシリーズの最終戦、セミに抜擢されましたが
ハンセン(まだ髪も長い)がグリーン・ボーイすぎますね。
クライマックスまでの古典的なグラウンドでは
グラウンド・ヘッド・シザースしかしていないんじゃないですか。
デストロイヤーが1人で試合を作っています。
悪くない試合。
Aスタン・ハンセンvs.アンドレ・ザ・ジャイアント(5/18/79)
田園コロシアム戦前にこのカードが実現していたんですね。
てっきりあれが初対決と思っていました。
試合は打撃スタイルで進みますが粗くて退屈ですね。
只アンドレが流血した後荒れ模様になると
定番の両リンでヒートし迫力が前面に出て来ました。
終わりよければ全て良しか。
平均レベル。
B第2回MSGシリーズ決勝:アントニオ猪木vs.スタン・ハンセン (6/7/79)
ハンセンがほとんど一方的に攻めていて
来年のための捨て試合に見えますね。
ハンセンが腕を攻め、猪木がある程度
動きを持たせていたとはいえ凡試合といって良い。
少し悪い試合。
Cスタン・ハンセン、バッドニュース・アレンvs.アントニオ猪木、長州力 (2/1/80)
ハンセン、アレンは連携が取れていて
孤立スポットもこなせていますね。
やや時間を取りすぎですけれどリズムがあったので良く
最後の場外でハンセンが猪木にラリアット、パイル・ドライバーを決めるという
翌週の王座戦への前振りも良いですね。
平均より少し上。
DNWF王座戦:アントニオ猪木(ch)vs.スタン・ハンセン (2/8/80)
それぞれ立って 向かい合う状態を
ベースに試合を積み上げていきます。
ハンセン相手に如何にロング・マッチを作り上げるかがよく分かっていますね。
その中での魅せ方も多様です。
問題は小さいので最後をどう派手に打ち上げるかでしたが
それぞれ必殺技を決めた後
場外、エプロンを使った面白い攻防を見せてくれたので文句なし。
台所事情の厳しい新日にとって
これでハンセンvs.猪木というビッグ・カードを誕生させたのは大きかったでしょうね。
ぎりぎり好勝負。
Eスタン・ハンセンvs.ダスティ・ローデス(5/16/80)
カード通り感覚のズレは感じられますが
ローデスが空気を読み取ってラフな面を出したので
悪くない試合になりました。
Fスタン・ハンセンvs.アンドレ・ザ・ジャイアント(6/5/80)
最初から荒れ模様で暴れますが
2分ぐらいで、しかもホーガン乱入によるリングアウト決着では(反則じゃないの?)
迫力を評価しようもないですね。
少し悪い試合。
G第3回MSGシリーズ決勝:スタン・ハンセンvs.アントニオ猪木(6/5/80)
ショルダー・スルーを最初に見せて
鋭い打撃と共に緊張感ある雰囲気を作りましたね。
場外を挟んでのクライマックスへの持って行き方も良いですね。
最後がホーガンが加わり2人で猪木を絞首刑というのは違和感を覚えないでもないのですが
このシリーズ戦は今のトーナメント的な位置づけとは違うのでしょう。
それを考えれば絵としてインパクトもあったし良いんじゃないでしょうか。
まあまあ良い試合。
HNWF王座戦:アントニオ猪木(ch)vs.スタン・ハンセン (9/25/80)
随所に挟まれる猪木の見得の切り方が
凄く上手くて素晴らしい雰囲気が作り上げられます
技にしてもクルーシーフィックスの締めを担ぎ上げて投げに返したり
ラリアット相打ちなどドラマチックなシーンが見られました。
只雰囲気がやや先行していて
実が比類せずそれを活かし切れなかったのはあると思います。
ここらへんはハンセンの攻めまくるスタイルが抱える1つの問題ですね。
中々良い試合。
IWWF王座戦:ボブ・バックランド(ch)vs.スタン・ハンセン(9/30/80)
ハンセンがバックランドのベーシックなレスリング・スタイルに合わせながら
しっかりとその攻防を見せてきます。
@から5年、その成長が感じられますね。
只ハンセンの攻めまくるスタイルは
バックランドが料理するには難しかった。
ラフな面が十分に活かされたとは言えません。
まあまあ良い試合。
JMSGタッグ・リーグ決勝:スタン・ハンセン、ハルク・ホーガンvs.アントニオ猪木、ボブ・バックランド(12/10/80)
それなりに緩急をつけれていましたが
途中から中弛みして失速し設定時間が長かったと感じさせますね。
平均レベル。
DVD Rating:★★☆☆☆
(執筆日:?/?/09)
注目試合の詳細
DNWF王座戦:アントニオ猪木(ch)vs.スタン・ハンセン (2/8/80)猪木が握手を求めるもハンセンは応じない。
ハンセンが組もうとする。
猪木は避けてバックを取り倒す。
ハンセンは背中に担いで起きあがるとコーナーにぶつけバック・エルボー。
猪木が離れる。
ハンセンが腕を取る。
猪木が腕を取り返す。
ロープに振られショルダー・ブロック。
ボディ・スラム。
アーム・ドラッグで腕を取る。
ハンセンは起きあがるとコーナーに押し込みエルボー。
猪木が場外に逃れて間を置く。
リングに戻る。
猪木が顔に張り手。
ハンセンも返す。
猪木がもう1発決めふらつかせる。
ハンセンがフルネルソン。
猪木はヒップ・アタックで間を開けカンガルー・キック。
ハンセンは蹴りを入れると抱えて打撃を入れていく。
猪木が距離を取る。
ハンセンが脚を取ろうとするも猪木が殴りつけて防ぐ。
猪木がドロップ・トー・ホールドで倒しレッグ・ロック。
インディアン・デス・ロック。
ハンセンがロープを掴む。
ハンセンがボディ・スラムを狙う。
ロープに逃げた猪木をロープに振りバック・エルボー。
起こすとボディ・スラムを狙う。
猪木がスモール・パッケージに返す。カウント2。
猪木は脚を取って倒すとレッグ・ロック。
ハンセンが頭を取り両肩をつけさせる。カウント2。
エルボー・ドロップへ。
猪木が避け離れる。
猪木がヘッド・ロック。
クラバートでダウンさせる。
起きあがった所をスナップ・メアで倒しチン・ロック。
ハンセンが腕を取って倒すも猪木はヘッド・ロックを外さない。
ハンセンがネック・ロックを決め無理矢理押し勝つ。
猪木の脚がロープにかかる。
ハンセンが殴りつける。
抵抗する猪木の頭を蹴りつける。
猪木が場外へ。
ハンセンが追って来るやリングに滑り込む。
ハンセンもリングに戻る。
組むとハンセンが巴投げ。
エルボー・ドロップからカバーするもカウント2。
チン・ロック。
離して背中にニー。
起こすと腹を殴りつける。
猪木が殴り返しダブル・アーム・スープレックスの体勢に。
しかしハンセンが近くのロープを掴んでいるため決められない。
一旦離れる。
脚を取ろうとする。
ハンセンは打撃を入れて倒すとニー・ ドロップ。
カバーするもカウント2。
コーナーにぶつけていく。
猪木がコーナーを使ってドロップ・キック。
もう1発。
ブレーン・バスターを狙う。
ハンセンは腰を落として防ぐとマットに叩きつける。
胸にニー・ドロップを落とし押しつける。
パイル・ドライバーを狙う。
猪木がリバース・スープレックスに切り返す。
ドロップ・キック。
ロープに振り卍固めに捕らえる。
ハンセンが体を起こし後ろに投げる。
猪木をロープに振りウェスタン・ラリアート。
カバーするもカウントは2。
ロープに走りボディ・プレスへ。
猪木は避けるとドロップ・キック。
ハンセンが場外に転落する。
ハンセンは猪木の脚を取って引きずり降ろすとカナディアン・バック・ブリーカーの体勢。
猪木は鉄柱を蹴って前に戻るとそのままリバース・スープレックス。
ハンセンがリングに戻る。
猪木が追いエプロンに上がる。
ハンセンが捕まえリング内へのブレーン・バスターを狙う。
猪木は後ろに着地するとバック・ドロップ。
カバーするもカウント2。
ボディ・スラムを決めるとコーナー上へ。
ハンセンが殴りつけて落とす。
そしてエプロンに上がってきた猪木にウェスタン・ラリアート。
猪木はリングに戻れず10カウント!
ハンセンが新NWFチャンピオンに!
試合結果
@スタン・ハンセンvs.ザ・デストロイヤー(10/30/75)Aスタン・ハンセンvs.アンドレ・ザ・ジャイアント(両者リングアウト)(5/18/79)
B第2回MSGシリーズ決勝:アントニオ猪木vs.スタン・ハンセン (6/7/79)
Cスタン・ハンセ ン、バッドニュース・アレンvs.アントニオ猪木、長州力 (リングアウト?)(2/1/80)
DNWF王座戦:アントニオ猪木(ch)vs.スタン・ハンセン (新チャンピオン!)(2/8/80)
Eスタン・ハンセンvs.ダスティ・ローデス(リングアウト)(5/16/80)
Fスタン・ハンセンvs.アンドレ・ザ・ジャイアント(リングアウト)(6/5/80)
G第3回MSGシリーズ決勝:スタン・ハンセンvs.アントニオ猪木(優勝!) (DQ)(6/5/80)
HNWF王座戦:アントニオ猪木(ch)vs.スタン・ハンセン (9/25/80)
IWWF王座戦:ボブ・バックラ ンド(ch)vs.スタン・ハンセン(ダブル・リングアウト)(9/30/80)
JMSGタッグ・リーグ決勝:スタン・ハンセン、ハルク・ホーガンvs.アントニオ猪木、ボブ・バックランド (優勝)(12/10/80)