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Highspots:Dynamite Kid in Japan Disc Twoの分析


名勝負 なし
好勝負 ブリティッシュ・ブルドッグスvs.ザ・ファンタスティックス(ボビー・フルトン、トミー・ロジャース)(1/14/90)

Highspots製。

@ブリティッシュ・ブルドッグスvs.カンナム・エクスプレス(12/6/89)
 同じパワー+テクニックで形成された外人タッグの対決。
 Eを見て期待していたのですけれども
 4通りの攻防の披露会の色合いが強かったですね。
 ブルドッグスにはもう少し引っ張って欲しかったな。
 只その攻防自体は素晴らしかったですよ。
 まあまあ良い試合。

Aブリッティ・ブルドッグスvs.タイガー・マスク、仲野信市(1/20/90)
 タイガー・マスクの復帰戦なので
 無理する事ができず当たり障りの無い攻防が続きます。
 仲野もパッとせず負け役以上の印象を受けず。
 悪くない試合。

Bブリティッシュ・ブルドッグスvs.田上明、高木功(1/11/90)
 後の四天王、田上もまだまだデビューしたて。
 高木の方はキャリアの年数の問題ではなく・・・。
 何の見所もない悪い試合です。

Cブリティッシュ・ブルドッグスvs.タイガー・マスク、渕正信(1/3/90)
 前の試合を見て心配していましたが
 流石にタッグともなると渕でも存在感を示せますね。
 まあ地味なのは変わりありませんけれど。
 試合は渕がらしくない挑発をして始まり
 各所に普段見られない画期的なスポットが散りばめられ
 面白い物に仕上がっています。
 平均的な良試合。

Dブリティッシュ・ブルドッグスvs.ザ・ファンタスティックス(ボビー・フルトン、トミー・ロジャース)(1/14/90)
 ザ・ファンタスティックスをじっくり見るのは初めてなので
 楽しみにしていましたがその期待は裏切られませんでした。
 全日で流行のハードさは持ち合わせていないものの
 小技のみでしっかり終盤まで魅せる名人芸には
 まさに固唾を飲んで見守る、という反応をするしかない。
 一方のブルドッグスのキッドはいきなりブレーン・バスターを打つ事 が多いけれど
 この試合はそんな事をせず相手に合わせて技を大事に 使っていましたね。
 またタッグとしての完成振りの他に言及にしておきたいのはトミー・ロジャース。
 彼はグラウンドへの落とし方が非常に上手いですね。
 急の実高度がそんなに高くない欠点を見事に補っています。
 脈々とエネルギー流を土中から持ち上げ
 それが天で終結した所で花を咲かした試合。
 文句なしに好勝負です。

総評
 シングルが4試合だけ、っていうのは寂しいですね。
 タイガーとの2試合も被っているし。
 実質的にブルドッグスの特集物Vol.2ですね。
 Vol.1が気に入っている方、
 中々映像化されないNWAタッグの1チーム、ファンタスティックスを見たい方には良いんじゃないでしょうか。
DVD Rating:★☆☆☆☆
(執筆日:12/11/08)

注目試合の詳細

Dブリティッシュ・ブルドッグスvs.ザ・ファンタスティックス(ボビー・フルトン、トミー・ロジャース) (1/14/90)
  フルトン対キッドで試合開始。
  キッドがリスト・ロックからヘッド・ロック。
  ロープに振られショルダー・タックルを決める。
  グラウンド・ヘッド・ロック。
  フルトンがグラウンド・ヘッド・シザースに返す。
  キッドはすり抜けると足を取りタッチ。
  その隙をつきフルトンは距離をとる。
  フルトンは組むやリスト・ロック。
  タッチしたロジャースがフルトンを馬跳びして腕へのヒップ・ドロップ。
  リスト・ロック。
  スミスがリスト・ロックを取り返す。
  ロジャースはロープで一回転して取り返す。
  スミスが回転して取り返す。
  ロープに振ろうとする。
  ロジャースがコーナーに振り返しモンキー・フリップへ。
  スミスは着地するとモンキー・フリップへ。
  ロジャースが着地し仕切り直し。
  両者タッチする。
  キッドがヘッド・ロック。
  ロープに振られショルダー・タックルを決める。
  ロープに走る。
  フルトンはモンキー・フリップを決めるとクローズラインでキッドを落とす。
  場外ダイブにいこうとするもキッドが避けるのを見て踏みとどまる。
  控えのスミスが入りフルトンの後頭部にクローズラインを決め落とす。
  控えのロジャースがリングに入っていく。
  スミスは返り討ちにするとボディ・リフトで持ち上げ場外のフルトンめがけ投げ飛ばす。
  キッドがリングに戻す。
  フルトンはリングに戻ると同時に足を引いて倒すとロジャースにタッチ。
  ロジャースがロープ越しに跳びフルトンの押さえた脚を踏みつける。
  レッグ・ロック。
  キッドは蹴り飛ばすとサイド・スラム。
  カバーするもカウント1。
  キッドは自陣でチン・ロックを決めタッチ。
  スミスが引き継ぎチン・ロック。
  ロジャースが力技で引き剥がそうとする。
  スミスはロジャースをロープに振る。
  リープ・フロッグを交えながらクローズラインを放っていく。
  避けられるも最後はドロップ・キックを決める。
  交代したキッドがチン・ロックへ。
  ロジャースはハンマー・ロックに切り返す。
  フロント・ヘッド・ロックに移行し自陣に持っていく。
  交代したフルトンがヒップ・トスを狙う。
  お互いヒップ・トスに切り返しあおうとしてロープ際。
  キッドはヘッド・バッドを決めるとロープに振りショルダー・スルー。
  キッドがスミスに交代する。
  フルトンもロジャースに交代する。
  スミスがヘッド・ロック。
  ロジャースはニー・クラッシャーを決めて逃れるとレッグ・ロック。
  インディアン・デス・ロックに移行する。
  続けて弓矢固め。
  キッドが入りカット。
  交代したフルトンが腕を取る。
  スミスがグラウンド・ヘッド・シザースに返す。
  フルトンが逃れ仕切り直し。
  フルトンは組むと見せかけ蹴りを入れると上を跨いで腕を取る。
  ロジャースにタッチするとパンチ+ニーの連携技。
  ロジャースがスミスにアーム・ロック。
  スミスがロープに逃げる。
  ロジャースは離れずパンチを入れるとロープに振る。
  ヒップ・トスからキー・ロックに捕らえる。
  スミスは食らいながらも持ち上げ叩きつける。
  交代したキッドはロジャースをロープに振りキッチン・シンク。
  エルボーを叩き込んでいく。
  ジョー・ブリーカーを決める。
  ロジャースはダウンしながらも動いてフルトンにタッチ。
  フルトンがエルボーを入れロープに振ろうとする。
  キッドは振り返すと髪を掴んで投げ捨てる。
  もう1度。
  キッドがスミスに交代する。
  フルトンは腕を取るとロジャースにタッチ。
  ロジャースはコーナー上から飛び腕にエルボー。
  変形グラウンド・ヘッド・シザースに捕らえる。
  起き上がった所でブレーン・バスターを狙う。
  スミスが逆にブレーン・バスターを決める。
  カバーするもカウント2。
  チン・ロック。
  ロジャースはエルボーを入れロープに走る。
  ショルダー・スルーを狙ったスミスにサンセット・フリップ。
  カウント2で返されるやフルトンにタッチしに行く。
  フルトンはすかさずスミスを蹴りつけると高速ブレーン・バスター。
  控えのキッドが入ってきてフルトンに高速ブレーン・バスター。
  ニー・ドロップを落としていく。
  ロジャースが抗議しようとリングに入ろうとする。
  レフェリーが止めている間にキッドはタッチせずに交代。
  キッドはフルトンにヘッド・バッドを叩き込んでいく。
  コーナーに振りエルボー。
  フルトンは顔を押さえて蹲りながらも不意を突き脚を取りに良く。
  キッドがヘッド・ロックに捕らえようとする。
  フルトンが逃れフロント・ヘッド・ロックに返そうとする。
  キッドがハンマー・ロックに返そうとする。
  フロント・ヘッド・ロックに狙いを変え逃れようとしたフルトンの動きを封じる。
  スミスにタッチ。
  フルトンは何とか自陣まで移動しタッチ。
  ロジャースが不意を突いて脚を取りレッグ・ロック。
  ロジャースが起き上がろうとした所でスミスは体勢を整えるとコーナーに振りクローズライン。
  もう1発狙う。
  ロジャースはコーナーを使って裏に回るとジャーマン・スープレックス・ホールド。
  キッドがエルボー・ドロップでカット。
  スミスがキッドにタッチする。
  キッドがロジャースの髪を掴み動かしていく。
  ロジャースは手を伸ばしてフルトンにタッチ。
  ロジャースとフルトンがキッドをコーナーに振る。
  ロジャースを踏み台にフルトンがボディ・アタックを決める。
  続けてロジャースがフロント・スープレックスでカバー。カウント2。
  コーナー上から飛びサンセット・フリップ。カウント2。
  ロープに振ろうとする。
  振り返されるも十字固め。
  キッドはカウント2で返すとスミスに交代。
  スミスがスモール・パッケージ。
  フルトンがカット。
  スミスがロジャースにロメロ・スペシャルを決める。
  フルトンがまたもカット。
  ロジャースがフルトンにタッチする。
  フルトンがスミスにブレーン・バスターを決める。
  タッチするとコーナー上のロジャースをスミスの上に投げる。
  キッドがカットする。
  ロジャースとフルトンはスミスをロープに振るとダブル・フラップジャック。
  カバーするもキッドがまたもカット。
  ロジャースがコーナー上へ。
  スミスが捕らえデッドリー・ドライブ。
  担ぎ上げると自陣へ。
  キッドにタッチさせてからアバランシュ・スラム。
  キッドが間を空けずにダイビング・ヘッド・バッドを決める。
  キッドがカバー。
  スミスがそのままカットを防いでカウント3!
  ブルドッグスの勝利!

試合結果

@ブリティッシュ・ブルドッグスvs.カンナム・エクスプレス(12/6/89)
Aブリティッシュ・ブルドッグスvs.タイガー・マスク、仲野信市(1/20/90)
Bブリティッシュ・ブルドッグスvs.田上明、高木功(1/11/90)
Cブリティッシュ・ブルドッグスvs.タイガー・マスク、渕正信(1/3/90)
Dブリティッシュ・ブルドッグスvs.ザ・ファンタスティックス(ボビー・フルトン、トミー・ロジャース)(1/14/90)