TOP日本のプロレスHighspots 個人物・特集 →Highspots:Dynamite Kid in Japan Disc Two

Highspots:Dynamite Kid in Japan Disc Twoの分析


名勝負 なし
好勝負 ブリティッシュ・ブルドッグスvs.スタン・ハンセン、天龍源一郎 (11/17/89)

Highspots製。

@ブリティッシュ・ブルドッグスvs.スタン・ハンセン、天龍源一郎 (11/17/89)
 ハンセンのタッグの上手さは再三言及してきたけれど
 この試合では特に極まっていましたね。
 一流タッグのブルドッグスと同じレベルで
 目まぐるしいまでの攻守の切り替わりを作り上げました。
 まだタッグのシステムを活かす材料が限られていた時代にここまでやるとは驚きです。
 一方で本来の魅力、暴れっぷりがほとんど見られなかっ たのは残念ですけれども
 出さなかったのではなく出せなかったのだ、と感じられる程
 体格で劣るキッドの打撃が鋭かったし
 それで納得させる素晴らしいフィニッシュが待っていたので文句なし。
 ぎりぎり好勝負です。

Aブリッティシュ・ブルドッグス、小橋健太カンナム・エクスプレス、渕正信(11/19/89)
 カンナムの動きが非常に良く
 来るべき直接対決に向けスミスとファーナスのパワー対決を焦らしたりしながら
 20分を超える試合時間中目の離せない攻防が繰り広げました。
 只小橋がブルドッグスとトリオスになっているのに比べ
 渕は正直いらないと言って良い程影が薄かったので
 カンナムの実タッグ力とでも言うべき
 試合運び面においての物足りない部分が軽く出てしまいましたし
 フィニッシュが当時の全日のタッグ系にありがちな手抜きフィニッシュ、
 (押されている側の控えが相手の控えを場外に留めて置こうとして、という奴)なのが残念ですね。
 しかしブルドッグスvs.カンナムを楽しみにさせる中々良い試合でした。

Bブリッティシュ・ブルドッグス、小橋健太vs.川田利明、サムソン冬木、小川良成(12/4/89)
 冬木を孤立させるシーンにはブルドッグスの上手さを改めて感じさせられたが
 他は淡々と試合が進み特に言う事は無かったですね。
 平均レベル。
 
Cブリッティ・ブルドッグスvs.ジャンボ鶴田、谷津嘉章(11/25/89)
 そんなに長い試合ではないけれど
 ヘビー級らしいどっしりとした試合運びで
 スミスへの脚攻めや孤立した鶴田の反撃など充実していますね。
 谷津もバイ・プレイヤーとして意外にいける。
 中々良い試合です。

Dブリッティ・ブルドッグスvs.アブドゥーラ・ブッチャー、タイガー・ジェット・シン(11/29/89)
 きちんとリングに入り控えは待機しているものの
 ブッチャー、シンとなればやる事は1つ。
 しつこいまでの打撃で血祭りにあげようとします。
 試合としてはブルドッグスの魅力が完全に殺された上
 フィニッシュも微妙なので退屈ですが
 シン、ブッチャーの一級品の打撃を堪能できるのは嬉しいですね。
 少し悪い試合。

DVD Rating:★★☆☆☆
(執筆日:12/11/08)

注目試合の詳細

@ブリティッシュ・ブルドッグスvs.スタン・ハンセン、天龍源一郎 (11/17/89)
  天龍対キッドで試合開始。
  キッドは天龍の頭部にフォア・アームズを打ち下ろす。
  天龍は起き上がると張り手。
  ロープに押し込みチョップを打つ。
  ロープに振られたキッドがクロス・チョップを決める。
  両者交代。
  スミスがショルダー・タックルを決めるもハンセンは動かない。
  ハンセンがショルダー・タックルを決めるもスミスは動かない。
  ハンセンがスナップ・メアからヘッド・ロックを決める。
  スミスは交代した天龍にヘッド・バッドで打ち返すとキッドに交代。
  細かいタッチで天龍に打撃を叩き込んでいく。
  スミスが天龍にチン・ロック。
  天龍が起き上がりロープに走る。
  スミスがキッチン・シンクで迎え撃つ。
  交代したキッドは天龍をロープに振る。
  天龍がロープを掴んで止まる。
  キッドは外されるもすぐに対応しクローズラインで落とす。
  スミスが天龍をテーブルの上にボディ・リフトで落とす。
  ハンセンがキッドを落とし仕返ししようとする。
  キッドはすぐにリングに戻り思い通りにはさせない。
  レフェリーがハンセンを控えに戻す。
  リングに戻ってきた天龍にスミスがロメロ・スペシャルを狙う。
  ハンセンが入ってきてエルボーで阻止をする。
  交代したキッドがボストン・クラブを決める。
  ハンセンが膝を入れカットすると天龍がハンセンにタッチ。
  キッドはリングに入ってきたハンセンを自陣に押し込む。
  交代したスミスがハンセンにショルダー・ブロック連発。
  チン・ロックに捕らえる。
  ハンセンはロープに振るとエルボーへ。
  スミスは避けるとクロス・ボディ。カウント2。
  ハンセンは交代したキッドに膝を入れると天龍に交代。
  天龍は打撃を入れた後交代。
  ハンセンはキッドをロープに振ろうとする。
  キッドは振り返すとハイ・ニーを決め交代する。
  スミスがチン・ロック。
  ハンセンはアーム・ロックに返すとタッチ。
  天龍がスミスにアーム・バーを決める。
  スミスは体を起こして逃れるとパイル・ドライバー。
  カバーするもカウント2。
  1度交代した後ブレーン・バスターを決めるとカバー。
  天龍はカウント2で返すと隙を突いてタッチ。
  スミスはハンセンを自陣押し込むと打撃を叩き込む。
  交代したキッドもフォア・アームズを叩き込んでいく。
  コーナーに振る。
  ハンセンは蹴りで迎え撃つとハイ・ニー。
  キッドは揺らぎながらもタッチ。
  ハンセンは入ってきたスミスにボディ・スラムを決めるとエルボー・ドロップ。
  天龍にタッチするとコーナーに振りクローズラインを決めさせる。
  天龍はスミスにエルボー・ドロップを決めるとダイビング・バック・エルボーへ。
  キッドがスミスを動かして自爆させる。
  キッドはスミスに振ってもらうとコーナーの天龍にクローズライン。
  ブレーン・バスターを決めカバー。カウント2。
  交代したスミスが天龍にボディ・リフト。
  ハンセンが入ってきてスミスに襲い掛かる。
  スミスはボディ・スラムで返り討ちにする。
  その間に場外に落ちていた天龍をリングに入れようとエプロンに上がらせる。
  天龍が不意を突いてロープ越しの延髄切り。
  控えのキッドが天龍を場外に下ろし柵にぶつける。
  リングに戻した所をスミスがカバー。カウント2。
  スミスがアブナミドル・ストレッチを決める。
  控えのキッドがコーナーから飛びダブル・アックスを決める。
  スミスがすかさずスリーパーに捕らえる。
  天龍が崩れ落ちるもコーナーを背にしていたためロープ・ブレイク。
  スミスは天龍にアバランシュ・スラムを決めるとキッドにタッチ。
  キッドをボディ・リフトで天龍に落とそうとする。
  天龍は避けて自爆させるとハンセンにタッチ。
  ハンセンがキッドにショルダー・タックルを決め吹き飛ばす。
  控えのスミスがハンセンに襲い掛かる。
  ハンセンはスミスを振り返すとバック・エルボーで落とす。
  キッドにウェスタン・ラリアートを狙う。
  キッドが避けたためハンセンはそのまま場外に落下。
  スミスがハンセンをリングに戻す。
  天龍がスミスに襲いかかり場外乱闘。
  リングではキッドがハンセンにヘッド・バッドを決めていく。
  ロープに振りクローズライン。
  ハンセンはゆらいでロープにもたれかかる。
  しかしそれを利用して電光石火のウェスタン・ラリアート。
  カバーし1,2,3!
  ハンセン、天龍の勝利!


Aブリッティシュ・ブルドッグス、小橋健太vs.ダグ・ファーナス、ダン・クロファット、渕正信(11/19/89)
  キッド対渕で試合開始。
  キッドがショルダー・タックルからブレーン・バスター。
  渕はアーム・ドラッグから腕を取る。
  キッドが跳び起きフォア・アームズで逃れる。
  渕がアーム・バーに取る。
  キッドはもう片方の手で小橋にタッチ。
  渕はすぐに離れクロファットにタッチ。
  クロファットがグラウンド・ヘッド・ロックに捕らえれば
  小橋がグラウンド・ヘッド・シザースに返しクロファットが逃れるというのを繰り返す。
  力比べへ。
  クロファットが押し込む。
  戻されるや側転からアーム・ドラッグ。
  仕切り直し。
  クロファットがレッグ・ロック。
  小橋は自陣に寄りスミスにタッチ。
  スミスがショルダー・タックルを決め吹き飛ばす。
  クロファットはファーナスにタッチする。
  スミスがヘッド・ロック。
  ロープに振られショルダー・タックルを決めるもファーナスは動かず。
  スミスがロープに走る。
  ファーナスが高さのあるリープ・フロッグを見せ最後はドロップ・キックを決める。
  スミスはキッドにタッチ。
  キッドがヘッド・ロック。
  ロープに振られショルダー・タックルを決めるもファーナスは動かない。
  キッドがロープに走る。
  ファーナスが高さのあるリープ・フロッグを見せ最後はドロップ・キックを決める。
  ファーナスはバク転からタックル。
  キッドは場外に転がり落ちる。
  リングに戻ると小橋にタッチする。
  力比べへ。
  小橋が不意をついて蹴りを入れスープレックス。
  フロント・ヘッド・ロックに捕らえる。
  ファーナスは食らいながらも自陣に持って行きクロファットとタッチ。
  仕切り直し。
  クロファットがロープに振りショルダー・スルーを狙う。
  小橋がそれを利用しパワー・ボムを狙う。
  クロファットがリバース・スープレックス・ブリッジに返す。
  小橋はブリッジで起き上がるとパワー・ボムの体勢に。
  クロファットがリバース・スープレックス・ブリッジに返す。
  小橋はブリッジで起き上がると背中に担ぎ上げる。
  控えのファーナスは入るとクロファットを戻し小橋にクローズライン。
  クロファットが小橋をロープに振る。
  小橋はリープ・フロッグを狙ったクロファットの股間を殴りつける。
  クローズラインへ。
  クロファットは避けると同時にアーム・バー・テイク・ダウン。
  小橋がロープに脚をかける。
  クロファットが渕にタッチし小橋はスミスにタッチする。
  スミスが押し飛ばす。
  渕がショルダー・タックルへ。
  スミスは受け止めると再びロープに走った渕にボディ・リフト。
  ファーナスがカットしようとする。
  防ごうとしてきた小橋にボディ・リフト。
  そして両者ゴリラ・スラムを決める。
  スミスとファーナスがにらみ合う。
  渕が不意を突いてスミスにドロップ・キック。
  スナップ・メアからカバーする。
  スミスはカウント2で押し飛ばしファーナスに出て来いと言う。
  渕はファーナスではなくクロファットにタッチ。
  スミスがクロファットを押し飛ばす。
  クロファットは跳び起きるとスミスをロープに振ろうとする。
  スミスが振り替えしショルダー・スルーを狙う。
  クロファットは着地し蹴りを入れる。
  モンキー・フリップへ。
  着地されるもすかさずクローズラインを決める。
  コーナー上から飛び技へ。
  スミスは受け止めるとボストン・クラブに捕らえる。
  渕がカットしようと殴り返す。
  スミスは殴り返して排除する。
  その間にキッドが入りクロファットにクローズライン。
  クロファットを落とすと小橋がボディ・スラム。
  続けてキッドがエプロンからヘッド・バッド・ドロップ。
  柵に振ると柵が壊れる。
  更にブレーン・バスターを決める。
  何とかクロファットがリングに戻る。
  小橋はウィール・キックを決めカバー。
  クロファットにはカウント2で返すとファーナスにタッチ。
  ファーナスは小橋をロープに振るとベリー・トゥー・ベリー。
  カバーするもカウント2。
  コーナーに振り突進。
  小橋はカウンターで蹴りを入れるとフライング・クローズライン。
  殴りつけようとする。
  ファーナスが股下を潜り抜けクロファットにタッチ。
  小橋はクロファットを自陣に押し込みキッドにタッチ。
  ロープに振ろうとする。
  クロファットは振り返すとニール・キック。
  蹴りを放つ。
  キッドが受け止めドラゴン・スクリューを決める。
  ヘッド・ロック。
  クロファットはロープに振りモンキー・フリップを狙う。
  キッドがロープを掴んで外しヘッド・バッド・ドロップ。
  カバーするもカウント2。
  キッドがスミスにタッチ。
  その隙にクロファットが渕にタッチ。
  渕がスミスにキー・ロック。
  スミスは力技で持ち上げる。
  そこに小橋がミサイル・キックを決める。
  スミスはファーナスを指差す。
  渕をコーナーに振る。
  キッドを振る。
  渕はキッドのクローズラインを避けるとスミスに十字固め。
  キッドがカット。
  交代した小橋が襲い掛かる。
  渕は足を取って倒すとファーナスにタッチ。
  ファーナスが小橋にパワー・スラムを決める。カウント2。
  クロファットにダイビング・ボディ・プレスを決めさせカバーするもカウント2。
  交代したクロファットがスーパー・キックを決めカバー。カウント2。
  小橋が振り返しショルダー・スルーを狙う。
  クロファットがDDTを決める。
  カバーするもスミスがカット。
  交代した渕がブレーン・バスターを狙う。
  小橋は逆にブレーン・バスターを決めるとキッドにタッチ。
  キッドがフォア・アームズを叩き込み、打ち返してみろと挑発。
  その隙を突き渕が延髄切り。
  顔に蹴りを入れるとキッドは鼻血を出す。
  ボディ・スラムからコーナー上へ。
  キッドは捕らえるとスーパープレックス。
  スミスに抱えあげてもらいボディ・プレス。クロファットがカット。
  小橋も入ってくる。
  クロファット、ファーナスは小橋と共に場外へ。
  キッドが渕をコーナー上のスミスに渡す。
  スミスが雪崩式アバランシュ・スラムを決め1,2,3!
  ブルドッグスの勝利。

試合結果

@ブリティッシュ・ブルドッグスvs.スタン・ハンセン、天龍源一郎 (11/17/89)
Aブリティッシュ・ブルドッグス、小橋健太vs.カンナム・エクスプレス、渕 正信(11/19/89)
Bブリティッシュ・ブルドッグス、小橋健太vs.川田利明、サムソン冬木、小 川良成(12/4/89)
Cブリティッシュ・ブルドッグス vs. ジャンボ鶴田、谷津嘉章(11/25/89)
Dブリティッシュ・ブルドッグスvs.ア ブドゥーラ・ブッチャー、タイガー・ジェット・シン(11/29/89)