TOP日本のプロレスHighspots 個人物・特集 →Highspots:Best of Bruiser Brody Disc Four

Highspots:Best of Bruiser Brody Disc Fourの分析


名勝負 なし
好勝負 なし

Highspots製。
約1時間50分です。

@ブルーザー・ブロディvs.アントニオ猪木(7/28/85)
 猪木がリアルさと雰囲気で誤魔化していますがズレが見られますね。
 ある程度適当にこなしても大技一発で回収できるから良いや、という試合の進め方で
 煮詰まったら不透明決着でまた次回というエンドです。
 楽しめない訳ではないが皮肉の1つや2つは言ってやりたくなる内容。
 平均レベルです。

Aブルーザー・ブロディvs.アントニオ猪木(10/4/85)
 まず細かい身振り、どちらも攻めきれぬ攻防で良い雰囲気、土台を作り出しましたね。
 この試合もズレはありましたがちゃんとカバーできています。
 中盤はブロディが巨体を活かして小技を大技のように見せながら積み上げていきます。
 ややスローですが、猪木も良い対処で腕に狙いをつけます。
 終盤は猪木が追い込まれていく様子を丁寧に描いていきます。
 ただ決定打を見せない上に、結末のように猪木が引き分けに持ち込んで上出来とするバランスなので
 トップ対決を期待しているとちょっと肩透かしを食らうかもしれません。
 平均的な良試合。

BIWGPタッグ・リーグ戦:ブルーザー・ブロディ、ジミー・スヌーカvs.アントニオ猪木、坂口征二(11/29/85)
 特に絡みで見るべきものは無いですね。
 全日のようにタッグとして売りを作り出していく事もないしインパクトに欠けます。
 終盤はペース・アップし同時バック・ドロップなどで絵を作るので
 終わりよければ全て良しで少しは引き上げられたが・・・。
 悪くない試合。

Cブルーザー・ブロディvs.藤波辰巳(12/20/85)
 体格差の構図で試行錯誤していく中で、
 藤波がブロディの相手として定まりません。
 滅茶苦茶だし、5分ぐらいでフェンス・アウトという微妙なエンディングを迎える。
 悪い試合。

DIWGPタッグ・リーグ戦:ブルーザー・ブロディ、ジミー・スヌーカvs.ディック・マードック、マスクド・スーパースター(12/26/85)
 マードックは意図的に受けで一進一退を作っていますね。
 しかし、相方のスーパースターは絶対的にインパクト不足ですし、
 全日のようなタッグの進め方が出来ず積みあがりません。
 最後もロープ越しに攻撃しているのに場外カウントが進んでリングアウト・フィニッシュになるという微妙な物でした。
 悪くない試合。

Eブルーザー・ブロディvs.藤波辰巳(9/19/86)
 まず藤波がレスリングでイニシアティブを取るという適切な始め方をするので
 試合がちゃんと軌道にのって展開します。
 ブロディが徐々にラフを加え始めます。
 藤波の脚攻め後、ブロディが攻撃力ではなく防御力で見せる状態になってしまいますが、
 藤波が主導で盛り上げていきました。
 最後は微妙な両リンでしたがCと違い十分通用する内容。
 まあまあ良い試合。

総評
 それまでのスタイルが使えずブロディが苦しんでいますね。
 数はいらないから猪木vs.ブロディの成功例、フル・タイム戦とかを入れてくれれば良かったのに。 
DVD Rating:☆☆☆☆☆
 (執筆日:8/11/10)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ブルーザー・ブロディvs.アントニオ猪木(DQ)(7/28/85)
Aブルーザー・ブロディvs.アントニオ猪木(ダブル・リングアウト)(10/4/85)
BIWGPタッグ・リーグ戦:ブルーザー・ブロディ、ジミー・スヌーカvs.アントニオ猪木、坂口征二(11/29/85)
Cブルーザー・ブロディvs.藤波辰巳(フェンス・アウト)(12/20/85)
DIWGPタッグ・リーグ戦:ブルーザー・ブロディ、ジミー・スヌーカvs.ディック・マードック、マスクド・スーパースター(リングアウト)(12/26/85)
Eブルーザー・ブロディvs.藤波辰巳(ダブル・リングアウト)(9/19/86)