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Highspots:The Legend of Tiger Mask Disc Five(Bonus Tiger)の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

Highspots製5枚組みの大ボ リュームで
タイガーマスクの伝説を振り返る。
ディスク5はタイガー同士の邂逅などのボーナス・マッチ。
総時間は約2時間10分です。
メニュー、チャプター(試合の真ん中でも1回分けられていますが)あり。

@ジュ ニア級王座戦:タイガー・マスク(ch)vs.グラン浜田(2/3/83)
 じっくりするつもりがグラウンドは沈滞していますね。
 ルチャではそういう事が時々あるから、
 それに慣れてしまっているのかもしれない。
 ムーブの方も両者ダイナミックな物を見せていますが
 流れの操り方が下手ですね。
 他とは違った魅力を出しているし全体では完成されているが、
 前回よりこじんまりとしていて、まあまあ良い試合程度。
 (執筆日:4/30/10)
  
A タイガー・マスクIIvs.小橋健太(3/6/90)
 怪我からの復帰戦。
 動きとしてはまずまずといった所ですけど
 後にライバルとなる新人、小橋に対して
 非常に上手く成長を促していますね。
 それにしてもスティムボード戦といい
 脚の状態が良くない方が
 そのインサイド・ワークが存分に発揮されているような・・・。
 好勝負に届かずも中々良い試合でした。

Bタイガー・マスクIVvs.TAKAミチノク
 TAKAがリングを広く使ってダイナミックな、
 そしてスピーディーな試合を。
 只勢いと派手さに頼りすぎな気もします。
 9分なしというのもやや物足りない。(13分とコールされていますけれど)
 好勝負に届かずも中々良い試合。

Cタイガー・キング、アントニオ猪木vs.藤原喜明、獣神サンダー・ライガー(5/3/97)
 25周年記念で組まれた無駄に豪華な試合。
 猪木と藤原はまだ通用するとしても
 しばらくプロレスから離れ
 動きにも衰えが見えるタイガー・キングは厳しい。
 また階級差がある組み合わせになると面白さも減。
 平均より少し上。

D決勝:タイガー・マスクIVvs.ドス・カラス(Masked League 8/22/99)
 これだからルチャ・レスラーは・・・。
 まったく相手を引き立てようとしませんね。
 カラスがジャベで封殺したという感じ。
 タイガー・マスクの地位、人気がないと通用してませんよ。
 平均レベル。

Eタ イガー・マスクIVvs.タイガー・マスク(力道山メモリアル 3/7/00)
 初代は師弟対決という事でかなり気合が入っており
 まさにタイガー・マスク対決という
 夢の組み合わせを内容でも表現できていました。
 微妙なクライマックス、結末なんですが
 最後は観客も諦め気味に満足していましたね。
 只時流を過ぎた初代のために
 その1ポイント1ポイントのムーブだけの試合になっている感は否めな い。
 エキシビションとしては素晴らしいですけれども・・・。
 まあまあ良い試合。

FBotSJ決勝:タイガー・マスクvs.金本浩二(6/13/04)
 まずは蹴りの打ち合いからタイガーがダイブ。
 金本は前の試合のダメージもあって早くもぐったりモードです。
 そこにタイガーが蹴りを打ち込んでいきますが、
 ここで金本は特にその状況を活かしたダイナミックな反撃をする訳でもなく
 普通に反撃して自分の大技タイムへと繋げていく。
 相手のターンを凌いで今度は自分の番、と
 単純に正調で大技を危険な物へとシフトさせているだけなので
 決勝らしい特別感は皆無、下手すれば形式的にも見える交流でした。
 まあこの頃のタイガーはスタイルが完成しているので
 試合自体のクオリティはちゃんとありますけどね。
 タイガーが初優勝という事実によってのみ決勝に求められるプレミア感を付与した内容。
 中々良い試合。

Gタイガー・マスク、タイガー・マスクIV、金本浩二vs.ウルティモ・ドラゴン、獣神ライガー、グレート・サスケ(10/4/04)
 タイガー3人衆vs.元8冠王者3人衆。
 アサイのウルティモ封印試合として組まれた物のようです。
 (結局封印されませんでしたが)
 こういうエキシビションの常で中身は伴いません。
 初代とか太っていて完全にヘビー級ですしね。
 後はサンダー・ライガーではなくライガーなのは珍しいなぁ、といった具合。
 悪くはない試合程度・・・。

H三沢がマスクを脱いだシーンだけ収録。

総評
 中々面白いカードが揃っていて
 その質はともかく楽しめました。
 やはり5枚見終わって
 改めて感じたのはタイガー・マスクと言えば初代だという事ですね。
 お勧めの一品です。 
 (執筆日:4/17/08)
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

F決勝:タイガー・マスクIVvs.金本浩二(Best of the Junior 04)
  金本が膝蹴り。
  蹴りをガードし合い同時ヒット。
  タイガーがソバットからドロップ・キック。
  場外に逃れた金本にトペ・スイシーダ。
  もう1発。
  金本はカウント15で戻ってくる。
  タイガーがバック・ブリーカーを決めダイビング・ニー・ドロップ。
  カバーするもカウント2。
  腰へのダイビング・ヘッド・バッドもカウント2。
  ハーフ・ボストン・クラブ。
  ムーンサルトへ。
  避けられるや着地しロープに走る。
  金本が蹴りを叩き込む。
  タイガーは不意をついてカンガルー・キック。
  タイガー・ドライバー。
  金本はカウント2で返すと同時にアンクル・ロックへ。
  タイガーがロープを掴む。
  金本がフェイス・ウォッシュ。
  セントーンを決めカバー。カウント2。
  ムーンサルトを決めるもカウント2。
  もう1発狙う。
  タイガーは避けるとスタンディング・ムーンサルト・ダブル・ニーへ。
  金本は避けるとアンクル・ロック。
  タイガーがロープを掴む。
  金本がファルコン・アローを決めるもカウントは2。
  タイガー・スープレックスを狙う。
  ロープに逃げるタイガーを引き離しタイガー・スープレックス。
  タイガーがロープに脚をかける。
  タイガーがカウンターで蹴りを入れる。
  金本もふらつきながら蹴りを入れる。
  タイガーがバック・スライドを狙う。
  その動きを利用し金本が逆にバック・スライド。カウント2。
  タイガーは蹴りを避けるとチキン・ウィング・クロス・フェイス。
  金本がロープに脚をかける。
  タイガーがジャーマン。
  スタンディング・ムーンサルト・ダブル・ニー。カウントは2。
  もう1度チキン・ウィング・クロス・フェイス。
  起き上がってきたところをチキン・ウィング・クロス・フェイス・スープレックス。
  蹴りを叩き込みタイガー・スープレックスで1,2,3!

試合結果

@ジュニア級王座戦:タイガー・マスク(ch)vs.グラン浜田 (2/3/83)
Aタイガー・マスクIIvs.小橋健太(3/6/90)
Bタイガー・マスクIVvs.TAKAミチノク
Cタイガー・キング、アントニオ猪木vs.藤原喜明、獣神サンダー・ライガー(5/3/97)
D決勝:タイガー・マスクIVvs.ドス・カラス(Masked League 8/22/99)
Eタイガー・マスクIVvs.タイガー・マスク(ダブル・カウントアウト→3分延長 →時間切れ引き分け)(力道山メモリアル 3/7/00)
F決勝:タイガー・マスクIV(優勝!)vs.金本浩二(Best of the Super Junior 6/13/04)
Gタイガー・マスク、タイガー・マスクIV、金本浩二vs.ウルティモ・ドラゴン、獣神ライガー、グレート・サスケ(10/4/04)