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Highspots:NWA World Title in Japan Disc Threeの分析


名勝負 なし
好勝負 なし

Highspots製。

@NWA王座戦:ハーリー・レイス(ch)vs.ジャイアント馬場(10/31/79)
 (序盤の音声なし)
 序盤は馬場がスローに支配、
 レイスは打撃で応戦する形ですね。
 つまらない色分け、だるい凹凸合わせです。
 河津落としを皮切りになんとなしに大技を出していきます。
 馬場のチェンジ・ペースは良いけど
 後は双方の流血で絵をつけただけ。
 これっぽちも高いレベルにはなく、NWA王座を交代させる試合とは思えません。
 まあ1週間のレンタルとはいえ・・・。
 平均より少し上。

ANWA王座戦:ジャイアント馬場(ch)vs.ハーリー・レイス(11/7/79)
 レイスが積極的に出た事もあって、
 高めあえる交わりではないけれど良い出だしです。
 今回も河津落としが中盤のスタート。
 しかし山のつけ方の高さが丁度良くこれまた良くなっていますね。
 攻防もあるし場外を上手く挟んでいる。
 相変わらずのチェンジ・ペースも良いし、
 レイスの流血もただの絵ではありません。
 最後に馬場が足枷になって冗長な印象を与え、
 フィニッシュがスムースに受け流せずパッとしなかったけれども
 ほぼ全てのベクトルで改善が見られ、高レベルに達していました。
 収録されている4試合の中で1番の出来。
 中々良い試合。

BNWA王座戦:ハーリー・レイス(ch)vs.ジャイアント馬場(9/4/80)
 馬場が速攻を仕掛けますが手を重ねた事で安定していますね。
 流動的な変化が見られます。
 しかし馬場は体格上の制限があるので
 形をつけないと高いレベルを狙っていけない。
 レイスのNWA王者としての戦略は良いが
 馬場の攻めきりフィニッシュのようにクライマックスは余りパッとしない。
 まあまあ良い試合。

CNWA王座戦:ジャイアント馬場(ch)vs.ハーリー・レイス(9/10/80)
 今度はレイスが速攻を仕掛ける形。
 椅子も使われる荒れ模様になり大技重用の構築。
 馬場が前2回1週間持ってない事実を活かして必死な攻めを見せヒートしました。
 しかしらしからぬ激しさである事も確かで
 足が地についていない場面もありましたね。
 フィニッシュも馬場ならあり、と思うが弱い事に変わらない。
 まあまあ良い試合。

DNWA王座戦:ハーリー・レイス(ch)vs.ミル・マスカラス(9/12/80)
 マスカラスがエゴに従って攻め走り、
 レイスのゆったりしたNWA王者ペースにはまらず。
 途中レイスが懐深く自分のフィールドに引きずり込むかと思いきや
 水と油なら、そのままで良いとばかりに
 中身ではなく速いペースを売りに乱れていきます。
 ある意味、両リンという結末がふさわしいと思わせるストーリー・テリング・・・。
 平均より少し上。

DVD Rating:★☆☆☆☆
 (執筆日:5/1/10)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@NWA王座戦:ハーリー・レイス(ch)vs.ジャイアント馬場(新チャンピオン!)(10/31/79)
ANWA王座戦:ジャイアント馬場(ch)vs.ハーリー・レイス(新チャンピオン!)(11/7/79)
BNWA王座戦:ハーリー・レイス(ch)vs.ジャイアント馬場(新チャンピオン!)(9/4/80)
CNWA王座戦:ジャイアント馬場(ch)vs.ハーリー・レイス(新チャンピオン!)(9/10/80)
DNWA王座戦:ハーリー・レイス(ch)vs.ミル・マスカラス(両者リングアウト)(9/12/80)