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Highspots:Miracle Violence Connection Doc & Gordy Disc Threeの分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@スティーブ・ウィリアムス、テリー・ゴディvs.三沢光晴、小橋健太(1/24/93)
 激しい打撃で三沢、小橋もウィリアムス、ゴディに劣りませんね。
 一進一退が出来る説得力があります。
 ただ構築のバランスとしては小橋がこのステージまで来ない方が好ましい。
 小橋の生んだ偏重が熱を呼び込みたいスポットの可能性を小さくしています。
 終盤も過激な攻防が続くので盛り上がりますが
 似た物が繰り返される印象で更にステージが上がる事はありませんでした。
 中々良い試合。

Aタッグ王座戦:三沢光晴、川田利明(ch)vs.スティーブ・ウィリアムス、テリー・ゴディ(2/14/93)
 戦略を使いながら相手の決定打を生み出させない高レベルの沈滞戦です。
 Bのように一進一退ではあるものの上手く張り合っているので、どちらの力も損ねていません。
 川田の孤立では川田が良い打撃リズムで流れを作り、三沢が爆発させました。
 しかし三沢がそこでタイガー・ドライバーを決めたように終盤として突っ走るべきでしたね。
 その後、20分を超えているのに三沢に脚攻めをするなど
 余計な落としが脚を引っ張っています。
 そのため好勝負に少し届かず。

Bタッグ王座戦:スティーブ・ウィリアムス、テリー・ゴディ(ch)vs.川田利明、田上明(5/20/93)
 前述の通り田上、川田は新たな様式を探っていました。
 しかしゴディ、ウィリアムスは旧様式を代表するタッグであるので
 幾つかのスポットだけで挑戦的な内容にはならず@のような爆発力も見られません。
 また旧様式ではチームのためにある程度個性を抑える必要があり、
 シングル・レスラーとしての完成度がストレートには反映されませんから
 タッグ王座戦としては少し物足りず
 終盤の伸び具合もちょっとあざとく見える。
 まあまあ良い試合程度。
 (執筆日:11/24/08)

Cスティーブ・ウィリアムス、テリー・ゴディvs.スタン・ハンセン、ジョエル・ディートン(6/27/93)
 ゴディがリングに入ってきたハンセンにいきなり迫力あるラリアットを炸裂。
 そこから試合終了までハンセンのみを攻撃、
 ディートンは只のカット役、という異種の試合です。
 他でもないハンセン相手にそれを成り立たせる程
 ゴディ、ウィリアムスの重さが伝わってきましたね。
 ハンセン、ディートン目線だと良いとこなしも同然だけど、これは良い試合です。
 まあまあ良い試合。

Dタッグ王座戦:川田利明、田上明(ch)vs.スティーブ・ウィリアムス、テリー・ゴディ(8/1/93)
 Disc 2収録の試合では鶴田がパートナーだから巨人キャラまでは求められなかったけど
 川田がパートナーならそれが欲しい。
 しかし外人相手では出せず物足りなく感じます。
 まあ相変わらずオールマイティー・カードとしてタッグ・センスを発揮しているのだけどね。
 いまいちなスタートながら
 それぞれが個別に高いタッグ力を披露して乗り切ると
 30分という試合時間設定を利用して着実に上っていく。
 田上の孤立や川田のすぐには諦めない真っ直ぐの攻めで盛り上がって終盤へ。
 終盤は過剰に走らずシングルで確かな攻防を見せましたね。
 小さいながらタッグとしての補佐もあります。
 中々良い試合。

総評
 ややムラのある選考ですがこのタッグの味は伝わってきましたね。
 願わくばシングル面の特集も組んで欲しいものです。
 (執筆日:3/1/10)
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@スティーブ・ウィリアムス、テリー・ゴディvs.三沢光晴、小橋健太(1/24/93)
Aタッグ王座戦:三沢光晴、川田利明(ch)vs.スティーブ・ウィリアムス、テリー・ゴディ(新チャンピオン!)(2/14/93)
Bタッグ王座戦:スティーブ・ウィリアムス、テリー・ゴディ(ch)vs.川田利明、田上明(新チャンピオン!)(5/20/93)
Cスティーブ・ウィリアムス、テリー・ゴディvs.スタン・ハンセン、ジョエル・ディートン(6/27/93)
Dタッグ王座戦:川田利明、田上明(ch)vs.スティーブ・ウィリアムス、テリー・ゴディ(8/1/93)