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Highspots:Footloose The Best of Toshiaki Kawada & Samson Fuyuki Disc Sixの分析


名勝負 なし
好勝負 なし

約2時間です。

@天龍源一郎、フットルースvs.ジャンボ鶴田、グレート・カブキ、高木功(1/2/90)
 鶴田は大物なので奥に控えているのですが、まあ手下が使えない。
 高木は下手な上に、痛い攻撃を食らうとリアルな弱さを垣間見せる、という救いようの無さ。
 こんな奴には流血しようと惹きこまれる訳がありません。
 カブキは初期テイカーばりの独立ワン・パターン。
 しかも天龍と張り合っていい立場と勘違いしていて・・・。
 ひどい試合。

Aバトル・ロイヤル(1/3/90)
 例年変わらず茶番で多人数が押さえ込んで脱落していく。
 当時のトップ・タッグがフューチャーされるのか今年はファンタスティックスとフットルースが終盤まで残ってましたね。
 ひどい試合。

B天龍源一郎、フットルースvs.ジャンボ鶴田、グレート・カブキ、タイガー・マスク(1/11/90)
 序盤にいきなり乱戦(+椅子+毒霧)を持ってきましたね。
 これが功を奏し良い流れを生んでいます。
 天龍の影のある怖さも良いし、フットルースの鶴田にもひるまない意気も良し。
 ただ乱戦を再び挟んだ後の後半は伸び悩み。
 カブキはキャラゆえに幅を狭めますし、
 鶴龍が相手への火花を散らす形で介入合戦になった結果、
 表現のために試合が潰されたような形になっています。
 平均的な良試合。

C天龍源一郎、フットルースvs.ジャンボ鶴田、グレート・カブキ、マイティ井上(1/25/90)
 井上がハイ・テンポに仕掛けてフットルースから88年のがむしゃらファイトを引き出します。
 それに引きずられるように天龍、鶴田もヒート・アップ。
 (カブキはただのサンドバックですけどね。)
 終盤は井上がカウント2で粘り続けドラマチックに盛り立て。
 やられ姿が格好良くなく、勝ちを拾うといってもリングアウトは微妙な気がしますが、この試合のMVPは間違いなく井上でした。
 グッド・マッチに届かずも中々良い試合。

Dフットルースvs.グレート・カブキ、マイティ井上(1/28/90)
 井上が上手いグラウンド・テクニックを披露し、
 カブキもキャラを維持しながらも試合を優先。
 これによりフットルースをグラウンドで封じるという展開を良い感じにこなせています。
 しかしフットルース側が余り力を入れていない。
 封じられている展開の中でも本来の実力を予感させる動きをしなくては駄目です。
 それを証明せずして勝利するのは納得できません。
 平均より少し上。

E天龍源一郎、フットルースvs.ジャンボ鶴田、グレート・カブキ、マイティ井上(2/24/90)
 井上がつまらなくなった冬木に輝きを蘇らせます。
 フットルース、鶴田、井上の絡みで孤立、攻めの狙いといったタッグ要素をしっかり見せました。
 天龍は珍しくギブ・アップ役、不慣れな印象はあったものの悪くない働きです。
 まあまあ良い試合。

 (執筆日:8/25/10)
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@天龍源一郎、フットルースvs.ジャンボ鶴田、グレート・カブキ、高木功(1/2/90)
Aバトル・ロイヤル(勝者:トミー・ロジャース)(1/3/90)
B天龍源一郎、フットルースvs.ジャンボ鶴田、グレート・カブキ、タイガー・マスク(1/11/90)
C天龍源一郎、フットルースvs.ジャンボ鶴田、グレート・カブキ、マイティ井上(リングアウト)(1/25/90)
Dフットルースvs.グレート・カブキ、マイティ井上(1/28/90)
E天龍源一郎、フットルースvs.ジャンボ鶴田、グレート・カブキ、マイティ井上(2/24/90)