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Highspots:Footloose The Best of Toshiaki Kawada & Samson Fuyuki Disc Fiveの分析


名勝負 なし
好勝負 なし

約2時間10分です。

@アジア・タッグ王座戦:カンナム・エクスプレス(ch)vs.フットルース(10/20/89)
 安定してシングルとタッグの要素を織り交ぜていますね。
 川田はシングル・レスラーとしても通用するレベルに成長しているのが伝わる素晴らしい活躍でした。
 冬木も安定感が良い意味で捉えられる。
 この後になると川田をとんがりすぎてタッグの枠を乱し、
 冬木は川田を支えられないジョバーと化してしまいますからね。
 こういう内容に出来るのはこの時期しかなかった。
 カンナムは細かい所に粗さがありますが、
 相変わらず意欲的な技開発で驚かせてくれます。
 決して悪くは無かったけれど、戦績で悪いフットルースが普通にキャリアを見せ付ける形で終わったのは勿体無かったですね。
 中々良い試合。

A天龍源一郎、フットルースvs.ジャイアント馬場、グレート・カブキ、仲野信市(10/28/89)
 馬場組がテンポがガタガタ。技をまともに当てられない馬場にカブキだものねぇ。
 一方の天龍も珍しく元気がない。
 最後はアンチクライマックスなフィニッシュだし悪い試合。

B世界最強タッグ・リーグ戦:フットルースvs.カンナム・エクスプレス(11/17/89)
 基本にのっとった試合運びで尖がらず、
 彼らの売りである合体技もスポット化されていません。
 ボディ・リフトから救い出された冬木がぐったりしすぎでBOX攻撃を食らったりと、
 わざとらしくグダグダに時間を稼ぎますね。
 カンナムに試合の主導を任せられないので川田が出ずっぱりで調整したり、
 合体技の使い所を間違ったり最後の1分も演出できなかったりと
 30分時間切れという筋書きはマイナスでしかありません。
 悪くない試合。

Cフットルース、小川良成vs.ブリティッシュ・ブルドッグス、小橋健太(12/4/89)
 ブルドッグスと小橋はエネルギッシュはエネルギッシュでも攻め/受けスタイルで性質が違うのでトリオとしては良くないですね。
 フットルースも川田の成長でバランスが崩れており、
 小物の小川を3人目として迎える余裕がありません。
 川田とブルドッグスの攻防は面白かったですけどね。
 悪くない試合。

D世界最強タッグ・リーグ戦:フットルースvs.ジャイアント馬場、ラッシャー木村(12/6/89)
 ペースを合わせ、攻撃も弱めにしてもらって馬場が活躍しています。
 しかしそれにより冬木はいつも以上に魅力が無くなっているし、
 馬場のためにフットルースが踊ってやった形ですね。
 こんな試合にネック・ブリーカー・ドロップを出すのもどうかと思うし。
 少し悪い試合。

Eアジア・タッグ王座戦:フットルース(ch)vs.ファンタスティックス(1/3/90)
 ファンタスティックスはスピードにのったレスリングを見せますが、
 レスリングで対抗できるフットルースではありませんからね。
 華麗な連携技を見せるもタイミング、使い所を合わせられず珍しくミスも見られます。
 NWA定番の孤立もありません。
 終盤は権利無視で控えが入り派手な攻防で盛り上げましたが・・・。
 この頃のNWAゲスト・レスラーは意外に活躍できなかった印象がありますね。
 平均レベル

 (執筆日:8/25/10)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@アジア・タッグ王座戦:カンナム・エクスプレス(ch)vs.フットルース(新チャンピオン!)(10/20/89)
A天龍源一郎、フットルースvs.ジャイアント馬場、グレート・カブキ、仲野信市(10/28/89)
B世界最強タッグ・リーグ戦:フットルースvs.カンナム・エクスプレス(30分時間切れ)(11/17/89)
Cフットルース、小川良成vs.ブリティッシュ・ブルドッグス、小橋健太(12/4/89)
D世界最強タッグ・リーグ戦:フットルースvs.ジャイアント馬場、ラッシャー木村(12/6/89)
Eアジア・タッグ王座戦:フットルース(ch)vs.ファンタスティックス(1/3/90)