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Highspots:Abdullah the Butcher and The Sheik in Japan Disc Twoの分析


名勝負 なし
好勝負 なし

約2時間10分です。

@アブドゥーラ・ザ・ブッチャー、ザ・シークvs.ファンクス(9/19/78)
 レフェリーの目を盗む事に気を使いすぎて凶暴さがスケール・ダウンしている所がありますね。
 また凶器一辺倒だとファンクスも受けの調整をしにくいのもある。
 良くも悪くも抗争を盛り上げるワン・オブ・ゼムの試合という感じでしたね。
 悪くない試合。

APWF王座戦、3本勝負:ビル・ロビンソン(ch)vs.アブドゥーラ・ザ・ブッチャー(10/18/78)
 王座戦という事で暴れにくいのは分かるが
 アビーが下手である事を露呈しすぎな内容。
 ストレート負けする訳にもいかないので場外戦からロビンソンが逆さ吊りになって脚を痛める展開を入れて3本目へ。
 しかしアビーに脚攻めが出来る訳もなく・・・。
 とても非効率的な時間で、そして最も盛り上がらない王座交代の瞬間でした。
 ひどい試合。

Bアブドゥーラ・ザ・ブッチャーvs.テリー・ファンク(12/1/78)
 テリー相手だとアビーの容赦なさが際立つ。
 テリーの受け姿も良く、思わず感情移入してしまいますね。
 ただこの試合はかなり中途半端な状態でドリー、シークが関わって終わるのが残念。
 少し悪い試合。
 そのまま次の試合へ。

Cザ・シークvs.ドリー・ファンクJr(12/1/78)
 ここでフラストレーションを解消してくれるかと思ったら、
 テリー、アビーが前の試合よりも早く関わってきてノー・コンテスト。
 抗争としては素晴らしいのだが・・・。
 悪い試合。 

Dザ・シークvs.ジャイアント馬場(12/5/78)
 乱戦が出来ているけれども
 それは短い時間で不透明決着となる事を意味していて・・・。
 少し悪い試合。

EPWF王座戦、3本勝負:アブドゥーラ・ザ・ブッチャー(ch)vs.ジャイアント馬場(2/10/79)
 アビーがいつも以上に鋭くコンビネーションを使ったのでもしやと思いましたが、
 やっぱり低レベルな打撃戦でした。
 16年ぶりにアメリカに来てこんな物を3本勝負でダラダラと見せるとはね。
 最後も弱いリングアウト・フィニッシュ。
 救いようが無い、ひどい試合。

Fアブドゥーラ・ザ・ブッチャーvs.テリー・ファンク(7/18/79)
 メインという事で時間を稼がなければならない制限を受けているし、
 テリーは受けモードが早すぎで低空飛行、
 アビーも反撃された時に耐えすぎです。
 流石に決着はつけるかと思ったら反則フィニッシュ・・・。
 ひどい試合。

Gアブドゥーラ・ザ・ブッチャー、ザ・シークvs.ワフー・マクダニエル、フランク・ヒル(11/30/79)
 ただのアピール・マッチ。
 同じ事をしていてもジョバー相手ならフォールが取れて、
 スター相手なら反則を取られるんだから摩訶不思議。
 悪い試合。

Hアブドゥーラ・ザ・ブッチャーvs.ザ・シーク(12/1/80)
 受け手が動かなさすぎで、ただの血の流し合いです。
 そしてメフィストが乱入で終わり。
 まあ実体がないから勝敗をつけてもそのメリットはまったくないけどねぇ。
 ひどい試合。
 カマタが救い出して次の試合へ繋がっていく、と。

Iアブドゥーラ・ザ・ブッチャー、トアー・カマタvs.ザ・シーク、グレート・メフィスト(12/11/80)
 ある意味では期待通り。
 アビーとシークはHでやらなければならなかった乱戦が出来ています。
 その分試合としての体裁はなく、カマタ、メフィストは完全に食われていますけどね。
 やっている事はこれで良いけど
 不透明決着の裁定をもっと早く下すべきです。
 少し悪い試合。

総評
 まあ分かっていたけどクオリティが低すぎる。
 こうして連続で見るにはきついし、
 また生で見てこその要素があるし、当時のカメラ・ワークだと余り迫力も伝わってこない。
 ファン以外にはお勧めできないですね。
 (執筆日:6/27/10)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@アブドゥーラ・ザ・ブッチャー、ザ・シークvs.ファンクス(DQ)(9/19/78)
APWF王座戦、3本勝負:ビル・ロビンソン(ch)vs.アブドゥーラ・ザ・ブッチャー(新チャンピオン!)(2−1)(10/18/78)
Bアブドゥーラ・ザ・ブッチャーvs.テリー・ファンク(両者リングアウト)(12/1/78)
Cザ・シークvs.ドリー・ファンクJr(ノー・コンテスト)(12/1/78)
Dザ・シークvs.ジャイアント馬場(DQ)(12/5/78)
EPWF王座戦、3本勝負:アブドゥーラ・ザ・ブッチャー(ch)vs.ジャイアント馬場(新チャンピオン!)(リングアウト)(2/10/79)
Fアブドゥーラ・ザ・ブッチャーvs.テリー・ファンク(DQ)(7/18/79)
Gアブドゥーラ・ザ・ブッチャー、ザ・シークvs.ワフー・マクダニエル、フランク・ヒル(11/30/79)
Hアブドゥーラ・ザ・ブッチャーvs.ザ・シーク(DQ)(12/1/80)
Iアブドゥーラ・ザ・ブッチャー、トアー・カマタvs.ザ・シーク、グレート・メフィスト(両者リングアウト)(12/11/80)